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陸上800mのコース取りについて
オリンピックで陸上800mの予選をみました。 スタート後、暫く経つとコースフリーになり、トラック際に選手が集まります。凄い接近戦で2番手以下は手や足が接触するシーンを何度も見かけました。 それでも内々に集まるのは距離をロスしたくないからですか。 願わくば不利を受けない先頭を走りたいのでしょうか。 道中はわざと誰かの後ろにつけたい人もいるのでしょうか。 ご存知の方がいらっしゃいましたら、解説をお願い致します。
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800mは100m(バックストレートの入り口)までがセパレートコースで、そこからオーブンコースになります。 オープンコースの競技はこの位置取りが大切で、走る格闘技と呼ばれています。セパレートからオープンになる地点はある意味、最大の見所です。 コースが一つ違うと一周で4m近く違いますから、選手は当然縁石沿いを走ります。追い越す際もコーナーではアウト側が長いし、ストレートでも一旦膨らまなければなりませんから経路が長くなります。ですから、先頭にたった者はインベタで内側を開けないように走ります。で、これをインから無理矢理抜こうとしたりしますから、接触は当然のように起きる競技なのです。 中距離では、先頭をちぎって走れる力があれば別ですが、タイムより着順を狙ってゴール前のストレートで差すような走り方が多くなります。車のスリップストリームや自転車のドラフティングのような劇的な効果はありませんが、それでも、先頭にくっついて走った方が風の抵抗を受けません。こうして力を溜めてラストのスパートに書けるわけです。
お礼
まさに「走る格闘技」ですね。 あれを見ていて、私は競輪やスピードスケートのショートトラックが思い浮かびました。 アクシデントの危険があっても、距離ロスしたくない理由や、タイムより着順狙いが多い事情も良くわかりました。 確かに、予選の方式は決着タイムに関わらず、各レースの上位2名は決勝進出というルールになってますよね。 ご回答ありがとうございました。