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太陽が西から昇る?
お盆にシンガポールに行ってきたのですが、シンガポールに行くとき夕方6時に月が進行方向に対してずっと左に見えていました。これって北に向かっているのでは? もう一つが現地の添乗員さんがシンガポールは赤道直下なので夏は太陽が西から昇り冬は東から上ると言っていました。 信じられません。でも解説どおりなら月が見えた方向も説明できるのですが・・・。 頭がぐちゃぐちゃです。 どなたか猿にもわかるように解説してください。
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ANo.4 です。 ジョーク説については既に出ておりますので、「西から登った太陽が・・・」を少し検証してみます。 西から登った太陽が東に沈むように見えるためには、地球の自転より速く 西に移動する必要がありますが、赤道上でのこの速度は Ano.2さんが 書かれているように音速以上です。 この速度で移動する民間の飛行機としてはコンコルドがあったのですが、 既に引退していますので、現在は軍用機でないと実現できないでしょう。 一方、極に近い所を飛ぶと、地球の自転に逆らって飛ぶ速度は、実現可能な 速度になります。 現在は、そのような便はなさそうですが、日没前に成田発でヨーロッパに 向かう飛行機であれば、途中で日没を追い越し、西からちょっとだけ 太陽が登る現象に出くわすことができます。 以下は自作のScriptで計算した例ですが、一旦、西に沈んだ太陽が、 途中で2度程度の高度に見えるようになります。 #このソフト作成で協力いただいたパイロットは、実際にこのような #現象が見えると言われていました・・ 2008年8月13日 9:00(UT) 18:00JSTにNRT(日本:成田)から CDG(フランス:シャルル ドゴール)に飛行する例 【前提】 ・飛行機は NRT - 経由1 - 経由2 - CDG の間を 大圏航路で飛行する ・経由1、経由には、以下の位置を使用(パイロットの情報) 経由1(THN):緯度:65.783 経度:87.933 経由2(UHT):緯度:63.560 経度:53.795 距離:5261 マイル 対地速度:420ノット 巡航高度:37000フィート 緯度 経度 日時(UTC) 経過時間 方位(太陽)高度 36.533 139.865 8/13 09:07 00:07 284.92 08.17 40.792 136.718 8/13 09:49 00:49 289.33 04.21 ・・・・・・・・・・・・・・・ 途中省略 ・・・・・・・・・・・・・・・ 45.612 132.521 8/13 10:38 01:38 295.04 00.22 46.152 131.996 8/13 10:44 01:44 295.72 -0.15 46.680 131.472 8/13 10:49 01:49 296.38 -0.49 ・・・・・・・・・・・・・・・ 途中省略 ・・・・・・・・・・・・・・・ 63.891 98.4243 8/13 14:23 05:23 314.95 -0.06 64.010 97.8998 8/13 14:26 05:26 314.99 00.02 64.127 97.3752 8/13 14:28 05:28 315.02 00.10 ・・・・・・・・・・・・・・・ 途中省略 ・・・・・・・・・・・・・・・ 65.928 84.1778 8/13 15:18 06:18 314.50 01.98 65.826 73.2536 8/13 15:56 06:56 313.23 02.38 64.959 62.6708 8/13 16:35 07:35 312.31 02.01 64.917 62.3294 8/13 16:36 07:36 312.30 01.99 ・・・・・・・・・・・・・・・ 途中省略 ・・・・・・・・・・・・・・・ 62.583 40.9412 8/13 18:00 09:00 311.92 00.06 62.518 40.4270 8/13 18:02 09:02 311.93 00.00 62.450 39.9129 8/13 18:05 09:05 311.94 -0.05 62.380 39.3987 8/13 18:07 09:07 311.95 -0.11 ・・・・・・・・・・・・・・・ 途中省略 ・・・・・・・・・・・・・・・ 49.452 03.4082 8/13 21:28 12:28 323.37 -15.1 48.722 02.3799 8/13 21:37 12:37 324.25 -16.1
お礼
くだらない質問にもこんなにも誠意を持って調べてくださり、深謝の念に耐えません。 猿にもよくわかりました。 ありがとうございました。