• ベストアンサー

プロトプラストの融合による体細胞雑種形成

2種の異なる植物種のプロトプラストを混合して融合処理を行った後に得られた細胞株が、異種間の体細胞雑種であることを証明するにはどうしたらよいのでしょうか? どなたか参考URL等、ご存知でしたら、是非ご教授ください。 よろしくお願いいたします。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • tomi-chan
  • ベストアンサー率54% (51/93)
回答No.2

こんばんは。 どうしても融合直後の細胞の状態でヘテロカリオンをスクリーニングするなら、可能かどうか不明ですが、もしかすると密度勾配遠心分離が役立つかも知れません。 細菌で形質転換株をスクリーニングする方法を応用するのは如何でしょうか? 2種それぞれの植物に、細胞毒性を示す物質に対して耐性を獲得するように形質転換しておいて、両方の物質に耐性を示すプロトプラストがヘテロカリオンである、とする方法。 再生植物としてから、これがヘテロカリオン由来であることを示す方法の一つは、RAPDなどによって、2種それぞれの植物で、特異バンドを拾っておいて、再生植物においてその両方の特異バンドが見出されれば、ヘテロカリオンとする方法です。しかしRAPDでは再現性が低いことがネックになります。

その他の回答 (1)

  • tomi-chan
  • ベストアンサー率54% (51/93)
回答No.1

こんばんは。 再生植物が得られるなら幾つかアイデアはありますが、「細胞株」ということですと、供試材料は「細胞」、その中からヘテロカリオンだけをスクリーニングしたいということになりますでしょうか? ヘテロカリオンであることの「証明」にはなりませんが、細胞の「色」をたよりに異種融合細胞を見分ける方法の一つに、次のようなものがあります。 細胞の「色」つまり、プラスチドの分化状態をたよりに二つを見分ける方法です。一方の植物からは、葉肉細胞などを由来とするクロロプラスト(緑色)をもったプロトプラストを準備し、もう一方の植物からは、根端細胞などのアミロプラスト(無色)をもったプロトプラストを準備すれば、融合処理直後の融合細胞がヘテロカリオンであるかどうかわかります。ただし、この方法では前述のようにヘテロカリオンであることの証明はできません。 再生植物を得て、これがヘテロカリオン由来のものであることを証明する方法ならありますので、その場合は補足にお返事下さい。

gekiotikun
質問者

補足

ご丁寧にありがとうございます。 「色」を頼りにする方法、非常に勉強になります。 それが、「細胞株」からヘテロカリオンだけをスクリーニングしたいのです。 でも、もしよろしければ、再生植物を得て、ヘテロカリオン由来のものであることを証明する方法をご教授いただけないでしょうか? お手数おかけいたします。 よろしくお願いいたします。

関連するQ&A