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地質調査後の調査点(穴の位置)のズレの許容値
建物周囲4点+中心1点 の報告書の調査測定点 と 実際の穴の位置 とのズレの許容値はどれくらいでしょうか? という質問です。 新築住宅の着工前に7万円もの費用をかけて、某大手保障検査機構に自動ss試験機により調査してもらい、報告書が届きました。 一方で工務店さんが基礎工事のため地縄を張りました。 それで初めて分かったことは、長方形の建物の輪郭から 2ヶ所の調査測定点の位置が明らかに外側にズレていて、最もズレている点は50cmにもなります。 測量ミスだと思われます。 三角形の土地に対し、四角形の輪郭の建物で、三角と四角の一辺とも平行の箇所がない・・・といった複雑な配置による計測ミスと推測されます。 建物周囲4点の調査点は壁芯を結ぶ直線で囲まれる四角形の頂点だと理解していたのですが、明らかに四角形の外にはみ出していました。 調査点がべた基礎に含まれるのであればまだマシなのですが、 明らかに外なので、厳密には建物の荷重のかからない位置を調査していたことになります。 工務店の張った地縄の位置は正しい と仮定した場合、 現地現物の調査点 と 図面の点 とのズレは許容値があって然るべきだと思うのですが、基準をご存知の方は教えてください。 調査会社に対し、やり直し依頼を要請するにも 基礎工事開始(根切り)まであと3日しかありません。 工事が始まれば、穴の位置も消えてしまう可能性があり、証拠も消えてしまうわけです。(調査中の写真は撮りました) ところが報告書の調査測定点は当然理想の位置に記されています。
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大変難解な質問ですが、参考までに回答?致します。 先ず、自動SS試験機とは、スウェーデン式サウンディング試験機の事と解釈して話しを致します。 質問の内容(文体)から推察するに、理系の学識がある方と判断しましたので、試験機の説明は無用でしょうから省略します。 さて、報告書の調査測定点と実際の調査位置とのズレの許容値は? との質問ですが、 法的にはその様な規定は無い(私の知る限りでは)と思います。 地質調査(本試験の場合、地盤の耐力調査です。)が、どのような意図を持って実施されたかですが、 本件の場合、敷地内における地盤耐力の包括的な調査と判断致します。 そのために調査点を5ケ所設定したものと解釈します。 本件のように、5ケ所で測定すれば敷地全体の地盤の状況(地盤の流れや強度)が掌握出来ます。 この5ケ所の中で、最も重要になる点はもちろん中心点ですネ! 中心点と他の4点を比較して、ほぼ同様な結果であれば、本敷地の地盤はほぼ均一な状態であると判断します。 さて、建物の荷重はどのように地盤に伝達されるか? の説明をします。 概略的に基礎底版の底面から下方向へ45°の角度で放射状に地中に伝達されると理解して下さい。 文章で説明するのは、厄介な事ですが、図で書くと理解が簡単です。 先ず、基礎底版の断面図を描きます。 次に、底版下面の右端に下方向へ45°の線と135°の線を2本引きます。 線の長さは、底版の幅の2倍の深さまでで十分です。 この2本の線を均等な間隔でコピー&ペーストを繰り返して、底版下面の左端まで作図して下さい。 出来上がった図が、荷重の伝達状態です。 網目に成った部分が、応力の集中を生じる部分です(静止状態の時)。 つまり、建物の中心部分に応力が集中しますので、中心部の測定値が重要になる訳です。 また、地震時(水平荷重の作用時)は、建物の荷重(重心)が移動しますので、その時は荷重の伝達状態が歪み(膨らみ)を生じます。 従って、建物周辺部の地盤判断も必要に成ります。 本件の場合、土質工学的には全く支障の無い測定であったと判断致します。 ただ、報告書の作図点と実施点が異なっていた点は、やや疑問が残りますが、保障検査機構の内部処理上の事ではないですか? ハッキリ申しますと、保障検査機構と言っても、全ての人が専門家ではありませんからネ! 長く成りましたが、何かの参考になれば幸いです。
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No.1に回答したcyoi-obakaです。 追加の質疑に回答します。 さすがですネ! お察しの通り『安息角』です。
- dyundyun
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先ず、 今後疑問点が多々出てきますよー 監理者さんや現場監督さんに 気軽にお問い合わせ出来る環境作りをお勧めします。 周囲四点と中心一点ですよね それぞれの点の測定結果は如何でしたか? 大体同じような結果が出てたのではないですか? 地盤調査は数箇所サンプリングして、 それらの点から建物全体の地盤を予測します。 必ずしも建物の下で測定しなければならないと言う事では無いです。 それでもご心配なら、監理者にお問い合わせください。
お礼
>今後疑問点が多々出てきますよー >監理者さんや現場監督さんに >気軽にお問い合わせ出来る環境作りをお勧めします。 その通りだと思います ご鞭撻に感謝致します。 >地盤調査は数箇所サンプリングして、 >それらの点から建物全体の地盤を予測します。 “建物全体”ですね。 ありがとうございます
- iwakura009
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50センチずれたところでどんな意味があるのかな?っておもいます。 宅地の支持層が大きく変わるとは考えられないためです。 外側で測定した・・・安全側と解釈すればいいかと思います。 報告書の測定位置が実施位置に修正されていれば書類上は問題ないと考えます。。
お礼
1m2の犬小屋ならまだしも 60m2の家屋なら50cmは小さい話ですね >報告書の測定位置が実施位置に修正されていれば書類上は問題ないと考えます。 こんな時間にもかかわらず、ありがとうございます。
お礼
>概略的に基礎底版の底面から下方向へ45°の角度で放射状に地中に伝達されると理解して下さい。 土の安息角なんでしょうか。 擁壁がある場合、基礎端の位置は 擁壁の下端から45度以内に入ってはならないのと似ていますね。 計測点の妥当性には問題ないことを理解しました。 >ただ、報告書の作図点と実施点が異なっていた点は、やや疑問が残りますが、保障検査機構の内部処理上の事ではないですか? この件に関しては 多いに疑問が残るため、訂正してもらうつもりです。 詳しいご説明ありがとうございました。