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政権担当能力
「政権担当能力」というのがよく分かりません。 単純に政権を担当した経験なら民主党内にも総理経験者はいますし、政権を円滑に運営することなら今の自民党は政権担当能力がないように思います。この言葉は結局民主党を叩きたいだけなのでしょうか?
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>政権を円滑に運営することなら今の自民党は政権担当能力がないように思います。 >この言葉は結局民主党を叩きたいだけなのでしょうか? 一字一句、まったくもって、仰るとおりでしょう。 このサイトにもたまに見られる、「とにかく絶対自民党」支持者の反論がもう少し来るかな、と様子を見ていましたが、 さすがにいつもの詭弁・方便は無理のようですね。 これを正面きって反論するということは、 いち政党にしか政権担当能力ない→何があろうと自民党でいい(擬似政権交代で十分)、ということになり。 お隣の大国のように一党独裁共産国家体制も有り、ということにもなり、 それはすなわち民主主義の否定にもなります。 そう言えば、いち政党がこんなにも異常な強権力を持つ現状を見ても、中国共産党と日本自民党はよく似ています。 一方は一党独裁国家だから分からなくはありませんが、もう一方は議院内閣制民主国家であるはずなのにです。 例えば、政府の定めた方針に平気で自民党が異を唱えたり、都合よく「政府与党」と「与党自民党」「政権政党」やら「国」を使い分けています。 >確か民主党が次のマニフェストに「各省庁の局長以上の辞表を預かる」というのを盛り込むそうなので~~ そうですね、わたしも同意します。 ですが、そもそも「それは当たり前」のはずです。 英国を初め先進主要国では、いや世界中の議院内閣制を採用する民主国家では、国民から過半数を得た政党内の大半が行政府に送り込まれ、当然党の幹部連中・主力級は全員行政府(内閣)の重要ポストに就きます。 次期党首候補議員なら絶対でしょう。 でも、どこかの国の与党政党には順繰りに選ばれたベテラン議員の大臣と申し訳程度の副大臣や政務次官だけを送り出して、何だか偉そうな実力者と呼称される大先生がぞろぞろ党に残り(自らが選んだ党首の意に反した)好き勝手なことを何やら政調会長やら何やら政策会やらが(自らが選び送り出した党首の)内閣とは間反対の公式提言出すやらわけわかりません(お隣の大国同様に党の力が強大です、が言うまでもなくあちらは一党独裁国家で行政府と政党とが一体です)。 おそらく民主党が政権に就いた場合は、少なくとも現在の倍の200人単位の議員が行政府に送り込むと公言しています(無論、それに関する法整備をした後です)。 無論、(与党政党である限りは)政調会やらの「権力の二重構造となる」党側の公式な政策組織も置きませんので責任の所在もはっきりするでしょう もちろんうまくいくかどうかは、政権を取ってもいない現在判断できるはずがありません(国民が支持するかどうかの問題です)。 が、これは世界の常識でもあり、現在までの政権政党のように一人二人本当に気概のある議員が大臣に就いても、最高権力者たる総理大臣のやる気のなさや党に残る大物実力者センセイらが好き勝手に利を求める現在よりかは遼にマシでしょう。 >「政権担当能力」というのがよく分かりません。 ですね。 私もです^^。 そもそもこんなものは証明しようがありません。 オバマやマケインにだってそれは言えるし、突き詰めて言えば「やってみなければ分からない」はずであるはずで、 主権者たる国民がどちら(誰)を信頼し任せるか、それに尽きるはずです。 (身近な例で言えば、東国原知事は橋本知事は、私たちの街の首長はそれを証明して就任したのですか?) 二期目以降の場合は別です、それまでの実績結果である程度判断できるからで、 その意味で言えば質問者様の言われるとおり、現在まで権力を与えられてきた現政権与党には「それがない」とは判断できるでしょう。 (ちなみに欧米メディアの多くは、バブル崩壊時にそれを回避できなかった当時の政党がそれ以降も政権に就き続けていることが信じられないようです) あと似たようなことで、「野党(ここでは民主党を指して)は何でも反対だ」や「対案を出せ」「財源を出せ」「バラまき」やらがあります。 これらも先の言葉と大差く、事の真偽や本質よりも、まずは相手を叩くこと、ごく一部の国民がそれになびいてくれること、こそが重要なのでしょう。 結局これらは現体制側の発する、権力にしがみ付くための数多くある詭弁・方便に過ぎない、のだと思います。 それでも、これを聞いた何人か、ほんの数人でも「(正直なんだか分からないけど)なるほどなぁ、それは困る、だったらまぁ今まででいいか」とでも、思ってくれたなら、それで効果覿面で十分御の字だ、というとこでしょうか。 彼らにとって大事なことは、とにかく気付かないでくれ、関心を持たないでくれで、この今の水準以上に投票率が上がることなどもってのほかで、 「どこがやっても変わらない」と国民に政治を諦めてくれる意識を植え付けることが目的だからでしょうか。 これは民主国家としてはとんでもないことで、 欧米主要国の連中がこの国を後進民主国家と呼ぶ大きな要因でしょうし、 言うまでもなく、自民や民主の支持者も金持ちもそうじゃない層の方もまるで関係ない、 民主国家であるはずの日本国民全員ににとって不利益なことです。 ちなみに、こんなことは説明するまでもないが、 常時政府案の6,7割に賛成票投じてる民主党が「何でも反対」なわけがなく、根幹的に意を異にする政策に反対「し続ける」ことは世界中の野党政党としては至極当たり前で、それをも賛成するなら野党の意味がなく支持する国民を裏切ることにもなるし、それなら連立組めばいいはずだし、そもそも民主主義が機能しなくなるからです。 そして政治とは不均衡な所得の配分でもあるわけで「予算配分の理念の違い」であるわけなのに、さんざん非効率で非合理的な日和見的な「利益誘導バラまき」をし続けた挙句に現在の惨状をもたらした当事者たる現与党が、理念の違う他政党に「バラまき」云々を言う資格があろうわけがありません。 また他の方も指摘されてますが、この国全ての国家行政機関の全情報全データ、それを握る数十万人の全役人を配下に与えられている政府与党に対し、それの無い野党が全く同等・同数の対案を出す必要など全くなく、それは英国を初めとする欧州主要国の野党政党においても全く同じことです。 これらは次の総選挙時に全てを提示すれば良いことであるからで、 そのときに初めて、権力を与えられてきた現与党の実績(現状=結果)と、野党の対案(マニフェスト=政権公約)のどちらを支持するかを、 国民が選択すればよいだけです。 長文失礼いたしました、参考にしていただければ幸いです。
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- kokusaiband
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今の自民党はひどいです。 とにかく一回民主党に政権を任せてみたいです。 それでだめならまた自民に戻せばよいと思います。
お礼
回答ありがとうございます。最近はそういう「だめもと政権交代」という機運が高まっているようですね。
- donguridog
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タレント議員、族議員、協会の議員なので、実質政治が出来る人がいないと思います。
お礼
回答ありがとうございます。
- argue
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結局のところ、ある分野について詳しい政治家というのはごく一部しかいません。それは自民だろうが民主だろうが同じです。そういう意味ではどちらがやってもあまり変わらないでしょう。 ただし、民主党(特に小沢氏とかネクスト防衛大臣とか)は安全保障で数字以前の実に頓珍漢なことを言いまくる傾向があるのが怖い(貿易センタービルのテロで陰謀論を持ち出したり)。インド洋の多国籍軍との協力とかアフガニスタンとか、外交に直結する分野なんでそこらへんは心配です。前原氏というものっそいブレインがいるはずなんですけどね。 少し前にでた大連立の話を実現してくれていたら、それはそれで非常に面白かったのではないでしょうか。民主党も外交のセンスを磨いたり現実的な政策を考えるいい機会だったと思うんですけどね。
お礼
回答ありがとうございます。ただ個人的には前原氏はあまり好きじゃないので何とも…。
- harepanda
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政権担当能力は、民主党や社民党のほうが、自民党より上でしょうね。 自民党は与党なので、自分達では勉強せず、答弁や演説の中身の決定を、全部、官僚に丸投げすることが可能なのです。そうこう言っているうちに、政策通の議員が減ってきて、官僚に政治家が振り回されるようになっています。 かつて、都知事の石原が環境大臣だった時、官僚が政策の説明をしたいので「レクチャー」をしたいと言ったところ、石原が激怒、「レクチャーとはどういうつもりだ?役人のほうが政治家よりえらいと思っているのか?お前達は公僕であって、選挙民に選ばれたわけではないだろう!」と言ったことが知られています。自民党にも、昔はこういう気骨のある政治家がいましたし、自民党の若手にも、多少は勉強している人がいます。数年前、自民党内の勉強会で、今、大騒ぎになっている年金制度の研究を行い、「現在の年金用コンピュータネットワークは、旧式で高額なものをわざわざ利用しており、NTTデータが技術に詳しくない政治家をだまして作ったものである。昨今の技術を使ったネットワークであれば、半額であがる」という結論をまとめたところ、郵政族のトップである野中広務がだまされていたことに気づき、NTTに苦情の電話を入れたりしています。 しかし、自民党全体としては政策通が減っている上に、おまけに自民党的な意味での政策通とは、族議員として利益誘導型政治を行う人としての性格も持っているので、派閥政治や業界団体や地域コミュニティーの弱体化とともに、政策通も減っているわけです。 他方、民主党と社民党は、官僚から教えてもらうことができないので、自分達で勉強しています。これでは、民主党、社民党のほうが良いとしか言えません。また、共産党は、政権担当能力はないと思いますが、批判勢力としては極めて優秀な政党です。実は、年金問題を追求しはじめたのは、民主党の長妻議員より、共産党の小池議員が先なのです。しかし、共産党の議席数では限られた調査しかできず、民主党と社民党が本腰を入れて調査を始めたことで、ようやく事態が明るみになったわけです。
お礼
回答ありがとうございます。確かに最近の自民党の議員の質の劣化はひどいですね。もちろんきちんと勉強している人も多いのでしょうが…。
- nourider
- ベストアンサー率19% (396/2083)
みなさんわかってますね、今の日本では官僚をコントロールできる気骨のある政治家はほとんどいないので、どちらが政権に居てもたいして変わりません。
お礼
回答ありがとうございます。確か民主党が次のマニフェストに「各省庁の局長以上の辞表を預かる」というのを盛り込むそうなので、個人的には期待しています。
- tyr134
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まったく仰るとおりだと思います。 また、民主党の政策、とくに数字の面でよく叩かれるのですが、これは仕方ないのです。 権力・権限の差で、どうしても情報の調査能力に差が出てしまいます。 単純に言うと、とある公共政策の収支に対して数字を出してくれと官僚に要求したとします。 すると、与党なら大臣の権限として自由に閲覧できますが、野党だと(国益を守るための機密情報だとして)黒塗りだらけの資料がでてくることになります。 これでは、現実的な数字などつかめるはずもなく、仕方なく周辺の事情を精査・勘案して推測するしかないのです。 そうして出てきた数字が、現実離れしすぎるのは問題ですが、政権をねらう野党としては、どうしても国民受けを狙った甘い数字になるのは仕方ないといえます。 しかし、そこを突いて「政権担当能力が無い・非現実的な数字だ」と与党は攻撃するんです。 実際、こうしたことはよくTVのやりとりで行われてますよ。 与党議員「野党の数字は理想すぎるよ」 野党議員「だったら、正確な数字を公開してくださいよ」 与党議員「いま、準備してますよ」 野党議員「いつまで準備なんだよ」 ・ ・ ・ 以下、無意味なやりとりが延々と続く というシーンをよくバラエティ番組を中心に見ますね。 こうした隠された数字を出させる意味でも、民主党には政権を取って欲しいですね。(まぁ、あまりに酷かったら出さない可能性もありますけど、、、)
お礼
回答ありがとうございます。確かに情報公開は政権交代のメリットのひとつですね。
- mat983
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>この言葉は結局民主党を叩きたいだけなのでしょうか? その通りです。 実際に政権を担って見ないと誰にも分りません。 1つ言えることは、政権を奪うため、甘い政策を掲げる事が必ずあります。 民主党の掲げる政策にお金の裏づけがあるか、 そのお金は何処から持ってくるのか。 など、整合性があるのかです。
お礼
回答ありがとうございます。財源の問題はどうしてもでてくる問題ですが、やってみないと分からないと考えています。
- chipndale
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私は自民党が嫌いなので反自民党的な見方になりますので悪しからず。 >この言葉は結局民主党を叩きたいだけなのでしょうか? と思います。自民党は50年以上も政権を担当してきました。ですから「ワレこそは政権担当能力がある」と言って民主党と差別化したいだけでしょうね。 自民党の政権担当能力と言ったってやっていることはたかが知れています。大臣だって「年功序列」で順番に担当できるレベルです。実際は官僚が仕切っているだけの「おててつないで仲良しこよし」になっているだけですね。今の自民党をみても国民をいじめているだけのようにしか見えませんが… 自民党からは 政権担当能力=国民をいじめる能力 にしか私には思えません。
お礼
回答ありがとうございました。
お礼
回答ありがとうございます。大変丁寧な意見で、とても参考になりました。