極楽浄土

質問

すべての衆生が成仏ができるような方法とは存在するのでしょうか。できれば理由も一緒にお聞かせ願います。

回答No.4

theonti

すべての衆生が成仏ができるような方法は存在しないでしょう。

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色は匂えど　散りぬるを　我が世誰ぞ　常ならむ　有為の奥山　今日越えて　浅き夢見じ　酔いもせず ・・

＞美しく咲き誇っている花も、やがては散ってしまう。
この世とても自然の定めとして、いつまでも生き続けられるものではない。
有為転変、無常の迷いを今乗り越えて。悟りに至れば、
もはやはかない夢を見ることなく、仮相の世界に酔いしれることもない安らかな心境である＜・・・

この歌は 、無常観を歌った極めて仏教的な内容の歌で、涅槃経の「諸行無常 偈」を訳したものではないかと言われています。(その意味と解釈)
　諸行無常、諸行は無常なり、・・・・ すべての存在は常に移り変わる。
　是生滅法、これ生滅の法なり、・・・ 是がこの生滅する自然の法であり苦である。
　生滅滅已、生滅を滅しおわりて・・ 生滅への苦にとらわれる事を無くして。
　寂滅為楽、寂滅して楽となる、・・・ 寂滅をもって楽と為す。
さらに、 「般若経」の「色即是空　空即是色」とも通ずるといわれます。
――――――――――――――――――――――――――――――――――

今の世の中、悩みや苦しみ、恨みやねたみのない人が居るでしょうか。
我欲に走り、人を騙し、盗み・傷害・殺人・戦争・弾圧、挙げたら限が有りません。
これでは全ての人が仏に成る事は出来ないでしょう。

協調と互譲の精神、啓愛・恩恵の心を持って人との和を大切にして、自然との調和を考えた時、私達は楽園の世界に到達できるのでは無いでしょうか。

そして、我もまた我欲のかたまり。

肩の力を抜いて無心「良寛さん」の心がほしい。
　　花無心招蝶　　　　花　無心にして蝶を招き
　　蝶無心尋花　　　　蝶　無心にして花を尋ぬ
　　花開時蝶来　　　　花　開く時、蝶来り
　　蝶来時花開　　　　蝶　来る時、花開く
　　吾亦不知人　　　　吾れも亦人を知らず
　　人亦不知吾　　　　人も亦吾れを知らず
　　不知従帝則　　　　知らずして帝の則に従う

参考URL：

http://www.geocities.jp/eisyuu18/101.html

回答No.3

fuji-3776m

極楽浄土ですか、いいですね。
御質問の「成仏」の意味を死後の事として考える場合は、結論的には誰にも分かりませんよね。
だって、死後の世界からの情報は全くないのですから。
各宗教で説かれる死後の世界は、教化せんが為の方便と考えます。なぜなら、教祖だって占い師だって、霊媒師だって、現世の言動であって、その後この世に連絡してきた例はありません。
あの世が無いと言っている訳ではありません。分からないと言っているのであります。分からない以上成仏の方法は正確には分かりません。
分からないから人々は死を恐れ、不安にかられます。釈迦の「出世の本懐」はそこにあります。
地獄・極楽は現世にもあると考えます。宗教の教義を純粋にまた純粋に信じ、実践すると傍目にはどうあれ、本人は極楽の気分になれるのではないでしょうか。（但し、くだらない宗教もありますね。その場合は金をむしり取られる恐れあり。その場合は、地獄です。）
失礼しました。

回答No.2

miyanowaki

直接的な回答になっていなくて恐縮ですが、
先日　臨済宗の某僧侶の話の中で出て
きた内容に

【　すべての人に守護霊はついているのか？　】
メディアに登場する専門家の中には、すべての人間に
守護霊がついているとのニュアンス(＆前提)で話を進めている
いるような印象が見受けられますが、
では、昨今の凶悪事件＆事故の加害者＆被害者の点は
どう説明されるんでしょうかね？
　すべての人に守護霊がついているとすれば、
この世の中に事件＆事故などありえるはずもない。
事前に警告の類を当人に発し回避するであろうですから。
つまり、守護霊がいるかいないか？と言われれば
ＹＥＳ。ただ、すべての人に守護霊がついているわけ
ではないと言えると思います。更に、守護霊というのは
何も祖先等の人間とは限らず、(世間的には悪霊の類と
思われている動物霊)も守護霊となりうる。
　余談ですが、守護霊というのは、何も当人を災難の類
から守る意味合いで存在しているわけではなく、様々な
職業・スポーツ等に当人の才能に何らかの付加価値を
加える色彩も帯びています。オリンピック等に出場する
人並みはずれた運動能力を有する人々の守護霊は
ほとんどが動物霊です。特に狐の類が非常に多い。

【　俗に言うオーラは一生涯変化しないのか？　】
メディアに登場する専門家の中には、人の
オーラは一生涯変わらないとのニュアンス(＆前提)で話
を進めているいるような印象が見受けられますが、
では、一人の人間の一生の間に訪れる幸＆不幸の波は
どう説明されるんでしょうかね？
　俗に言うオーラは究極的には当人の生命力を表象している
わけですが、身体に不定期なリズムがあるのと同様、精神活動
にも浮き沈みといった不定期なリズムがある。
　つまり、オーラの色や大きさもそれに比例して変化しうる
わけです。

【　守護霊を知るべきか否か？　】
基本的にはＮｏです。
メディアに登場する専門家の中には、安易に守護霊を
教えるニュアンスに感じられますが、ほとんどが人間の
慢心を助長する趣旨の発言をされています。
　誰かに守られている(過保護的な)ニュアンスで守護霊を
論じてしまうと、「自力本願」的努力の積極姿勢を忘れ、
「他力本願」的　消極姿勢に転じてしまうわけです。
更に、守護霊というのは輪廻の重複によって複数の重なり合い
を生じますから、守護霊を知るということは、過去に生きた
「複数の守護」たちの過去の業も同時に追体験することでもあり、
仮に守護霊が本当に分かる手法があるならば、恐ろしい結果と
なりうると思います。見ちゃいけない次元のものをみた
という趣旨で、ほぼ本人の死に直結するような気配を感じますね。
　専門家の中には、他人の守護霊を安易に教える風潮がありますが、
あれが本当に見えているとすれば、その専門家は毎日起きている
状態ではあらゆる日時場所で霊と対面しなければならず、
誰だってそんな状態では発狂するのではないでしょうか？
　だから、守護霊が見えるというのは、ほとんどがまやかしです。
仮に見えるとすれば、当人のみで、それも当人の死の間近の
時期に、ほんの一瞬・・・といったそれほどの限定したレベル
だと思います。

　上記諸々のＱ＆Ａを参照しますと、
貴殿のご質問
【　すべての衆生が成仏ができるような方法とは存在する
のでしょうか？　】

仮に、「成仏」をこの世に未練＆遺恨なく肉体から魂が
解脱すること　と定義づけるならば、「成仏に適う生き方」
を守護霊が導いているはずで、Ｑ１でも述べられている
通り守護霊を有する人もいればいない人もいるわけで、
更にはＱ２でも述べられている通り誰しも心身ともに
不定期なリズムがある以上　負的事象に遭遇する確率も
それだけ高くなるわけで、それだけ「成仏に適う生き方」
から遠のくわけです。ただ要は確率論であって、何らかの
人為的な力で「成仏に適う生き方」を推進することによって
真に「成仏」させる総数を幾分か増やすことは可能だと
思います。Ｑ３でも述べられている通り、それは必ずしも
「他力本願」的　間違った宗教の使い方ではなく、
「自力本願」的　正しい宗教の使い方に核心部分が
あると思います。
　秋葉原殺傷事件、バスジャック事件、父親殺し　と
最近も凶悪な事件が　相次いでいますが、加害者の根源
にあるのは何らかの憎しみというよりも、当人の「甘え」
の心理です。事後的供述の中で「悪いことをしてしまった」
と反省の趣旨の発言する加害者が多いようですが、
要は不幸な現況の責任を「他力本願」的　に誰かに
なすりつける姿勢が根本にあるからだと思いますね。
不可抗力の被害者の視点では　守護霊がいるにこしたことは
ありませんが、加害者になりそうな当人の心の葛藤は
「自力本願」的　正しい宗教の使い方　によって甘えを
超越し自らの理性で解決すべき問題だと強く感じます。
誰しも無理してでも一日のどこかに真の人間性を高める
努力を一生涯継続する必要があると思うのです。
　その努力をする人が増えれば増えるほど「成仏に適う生き方」
も世界に波及して、ひいては他の動植物界にも波及していく
ものだと感じますよ。最近の犯罪の類の増加は
それとは逆の受動的生き方をする人が増えてきたのも一因だと
思いますね。「成仏に適う生き方」とはまさしく「人間性を
高める努力」そのものなのですから。

回答No.1

rikukoro2

>すべての衆生が成仏ができるような方法
というと仏教用語ですね

　この場合は成仏でなく『解脱』になるでしょう
　業の繋縛を開放し、迷いの世界の苦悩を脱することを指します。
　　56億7000万年後の弥勒菩薩の降臨まで待ちましょう
　（尚、他の古い仏教の経典では最短は後1000年後です）

>できれば理由も一緒にお聞かせ願います。
　そのような説明が仏教の経典にはあるからです