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LHCのMBHと天体BHの違い

LHCでできるMBHと天文のBHではどこらへんが違うのでしょうか? 心配で夜も眠れません…

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  • nezumi01
  • ベストアンサー率66% (4/6)
回答No.3

LHCでブラックホールができたとしても、質量が非常に小さく、ホーキング放射によりすぐに蒸発すると考えられています。 また、自然に地球の周辺でも高いエネルギーを持つ粒子が衝突していますが、これでブラックホールができて地球が飲み込まれた、といったことは起きていないので、この点からも安全と考えられています。 (それでも、万が一ブラックホールができて蒸発もせず、周囲のものを飲み込み始めたら大変なことになる、と言って反対している人もいるようです) また、ブラックホールを作る理由は、この世界が高次元になっているかどうかを確かめるためのようです。(それだけではないかもしれません) この世界は3次元空間のように見えるが、実は微小な6次元を持つ9次元空間である、といった説があります。この世界が本当に3次元であれば、ブラックホールを作るためには、LHCの1000兆倍のエネルギーが必要です。しかし、微小な6次元が存在するなら、空間の性質から考えて、非常に短い距離においては、距離が短くなると重力が3次元より大幅に増加します(3次元空間では重力は距離の2乗に反比例する(距離が2分の1になると4倍)が、9次元では距離の8乗に反比例する(距離が2分の1になると256倍)ため)。そのため、LHCによる粒子の衝突で得られる密度でも強い重力が発生し、ブラックホールを作れると考えられます。

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その他の回答 (2)

  • maru-tu
  • ベストアンサー率42% (15/35)
回答No.2

まず間違ってはいけないのは、人間が手にすることのできるエネルギーは、自然界の現象を見渡してみればごくごくわずかであるということです。LHCは人間が作りうる装置としてはほぼ限界に近いところに来ていますが、宇宙を見渡してみると、TeV程度のエネルギー現象はありふれていて何ら特別な現象ではないのです。 もしTeV程度の粒子が衝突することによりMBHができるのであれば、宇宙では随所で(地球の近くでも)常にMBHが作り続けられていることになります。そしてそのMBHが消えることなく残り続けるのであれば、この宇宙はいたるところMBHだらけとなり、地球上に生命は存在しえません。 心配するだけ損だと思いますよ。

jdhuif
質問者

お礼

返答ありがとうございます。 失礼だと思いますが貴方は専門家の御方でしょうか? とても詳しい説明をしていただき、とても安心しました。 ですがやはり不安が取れません…

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  • maru-tu
  • ベストアンサー率42% (15/35)
回答No.1

BHのエネルギー(=重さ)が違いますが、現在私たちに分かっている物理法則に従えば、それ以外の違いはないと考えるのが常識的でしょう。もしそうでないことが分かれば実は物理学者にとってはここ30年以上待ち望んでいたビッグニュースということになります。 BHは軽いほど短命であると考えられています。星の重力崩壊によりできるBHに比べ、LHCでできるMBHはとても軽いので、あっという間に蒸発して(=ホーキング輻射)なくなってしまうと考えられています。 とはいえ、ホーキング輻射という現象そのものはこれまで観測されたことがないので、もしLHCでMBHを作ることができ、ホーキング輻射が実証できたらノーベル賞級の発見といえるでしょう。

jdhuif
質問者

お礼

返答ありがとうございます。 ホーキング輻射がもし間違っていたらどうなるのでしょうか?

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