- ベストアンサー
Intel の CPU
コンピューターシミュレーション(数値演算)のために コンピューターを買おうと思っています。Linuxベースで。 (1)信頼性・安定性(2)演算の早さ を求めています。予算は結構あるのですが、 お勧めのCPUはあるでしょうか? たとえば、Pentium4と Xeon と Itanium ではどのくらい根本的に 違うものなのでしょうか。 あんまりよく分かっていなくて申し訳ないのですが、 分かりやすくお願いします。
- みんなの回答 (2)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
Q/Pentium4と Xeon と Itanium ではどのくらい根本的に違うものなのでしょうか。 A/Pentium4は一般向けパフォーマンスCPUです。128bitのSIMDに対応したSSE2とHyperThreading(3,06GHzのみ)を搭載しています。周波数は最も高いレベルですが、マルチプロセッサには対応していない。また、Socketpin数がXeonより少ない。 Xeon(ジオン、ゼオン)は、Pentium4をハイエンド向け、業務用に最適化した物です。主に、小型サーバー、ブレードサーバー、特殊演算(科学演算など)、ワークステーション向けのプロセッサです。 主な違いは、全プロセッサがPentium4XeonではHyperThreadingを採用。マルチプロセッサの正規対応となります。 Itanium(アイテニアム)は、64bitの中/大規模サーバー向けのプロセッサです。上のプロセッサ群、IA-32-x86-NetBurstのx86演算子は使っておらず、プロセッサ互換性はない。新型のIA-64アーキテクチャを一からHP社と共同開発し製造された。 互換性がないため、IA-64の本来の能力を生かすには、IA-64専用にカスタマイズしたアプリケーションソフトウェアが必要となる。速度、性能はIA-64ソフト実行時には群を抜くが、対応ソフトの開発が困難と言われる。通常これを買うなら、NECのSX-6iサーバの方が良いかも・・・。 http://www.sw.nec.co.jp/hpc/sx6i/ (NECのSX-6i) ちなみに、演算が高速なプロセッサとして現在話題となっている物には、AMDの開発名/ClawHammer(販売名/Athlon64-パフォーマンス/ハイエンド向け)とSledgeHammer(Opteron-サーバー/基幹向け)がある。x86-32をベースに64ビット化した、x86-64を採用する。既存ソフトももちろん使える。 出荷は、来年来年前半に初期出荷を開始、本格出荷は中盤以降で2GHz時のOpteronのSPECint 2000(整数演算)の数値は、1202 SPECfp 2000(浮動小数点演算)は1170という同社の発表がある。(現状では世界最速の数字です) ただ、まだ出荷されていない。 この質問からすると、大学か、研究かそれとも個人での研究や開発ですかね。この場合で、高い負荷の掛かる演算を長時間もしくは常に電源を入れて行うような場合はXeonが最適です。アイテニアムは別の物ですから、ちょっと金がある程度では止めた方がいいですよ。 ちなみに、ただ個人の興味でとなると通常のPentium4を選びましょう。また、Pentium3-1プロセッサ程度でもできるような処理なら、Pentium4で十分です。 <用語> x86=intel社が開発した整数演算器(ALU)のプロセッサ技術名称。別名IA-32(インテルアーキテクチャ32ビット)ともいう。16ビット時代のi8086から発展を続けてきたCISCベースのプロセッサコア。途中でi486時代(4世代プロセッサ)にx87(浮動小数点演算器)も統合した。現在は第6(P6)から7(間でP7がキャンセルされたため8かも?)世代(NetBurst)のプロセッサが用いられる。 IA-64=インテルアーキテクチャ64のこと。64bitのプロセッサ技術。ヒューレットパッカード社と共同開発したプロセッサで、8086以来始めて、x86から別のアーキテクチャに完全シフトした。ALUとFPUに改良があり演算器を増やし、並列処理速度が向上している。 HyperThreading=ハイパースレッディング。1つのプロセッサを仮想的に2つに見せる技術。これだけで速度が2割ぐらい速くなる場合もある。ただ、仮想的に2つにみせるだけではもちろん速度に向上はない。しかし、現在のPentium4では、パイプライン(パイプのように直線に処理ユニットを並べた物、流れ作業の一種)で処理が行われ、最適なライン上の命令ユニットで処理が行われる。しかし、Pentium4はパイプラインが長い割に、スレッド(実行命令の最小単位)一つを処理する間に使われない命令ユニットが多かった。そこで空いているユニットにもう一つのスレッドを送り込み、同時に複数のスレッドを処理させるという手法をとった。 これが、仮想的に2つのプロセッサが処理しているようにOS上では見え、処理速度も向上するという物。高速化するには対応ソフトが必要。 SIMD=Single Instruction stream, Multiple Data streamのこと。上に挙げたスレッドに複数の連続した命令を組み込み、それを1度に連続処理し同時に命令を発行する手法。これが、パイプラインの強み。
その他の回答 (1)
Pentium4とXeonとItanium 開発目的が違います。一般的なユーザにはCeleronかPentium4。基本的にXeonやItaniumは、サーバ用途で、個人が一人で使うようなCPUではありません。また、普通は、一人では使い道がありません。 安売り競争をしているCPUとは販売対象が異なりますので、CPU・マザー・メモリだけでPentium4マシンが何台か組み立てられる値段になると思います。 お金が余っている度合いによって、より高価なCPUを選べばいいでしょう。素人が使うPCとしてはとりあえず最高級品です。 なお、Socket370の鱈Celeronがコストパフォーマンスでは最高です。 #詳細は下記の参考URLでどうぞ。
- 参考URL:
- http://www.intel.co.jp/
お礼
ありがとうございます。個人で使う長時間科学技術演算に関してはXeonという感じですね。 安定性の違いはどうでしょうか? インテルのXeonのページを見ると、 http://www.intel.co.jp/jp/products/server/processors/server/xeon_mp/index.htm?iid=jpHomepage+SpotTop_img_1& 「信頼性: 温度センサとエラー修正コード (ECC) によって、障害が発生する前に問題を検出します。ホット・スワップ可能な冗長構成のコンポーネントや SMB (System Management Bus) など、プラットフォーム・レベルの機能は、ダウンタイムの減少とマネージャビリティの向上に役立ちます。」 とあります。これは Pentium4 と違うところでしょうか?Pentium4のページで見当たらなかったので。