複合仕訳って難しいですよね。
例のような片方が1つの勘定科目に対して他方が複数の勘定科目の場合は
預 金 10,500 / 売掛金 10,500
売掛金 2,000 / 立替金 2,000
又は
預 金 12,500 / 売掛金 12,500
預 金 2,000 / 立替金 2,000 の2つの方法があります。
ただし、上の仕訳の場合は、預金通帳と元帳でチェックをする場合に
金額が分かれているので、通帳通りの元帳となっていませんのでそこ
は注意が必要です。
また、下の仕訳の場合は売掛金の元帳が一時的に過入金の状態がでる
ので、勘違いをしてしまうことがあるかもしれません。
会計ソフトによって、いろいろあるのでご使用のソフトが何かがわかり
ませんが、ソフトによっては直接
預 金 12,500 / 売掛金 10,500
/ 立替金 2,000 と入力できるものもあります。
また両方の勘定科目が複数の勘定科目となる場合は、上記の方法が難し
いので、諸口 といった仮の勘定科目を作成してこれを相手に仕訳をする
必要があります。
預 金 11,285 / 売掛金 10,500
手数料 315 / 立替金 2,000 といった場合は
預 金 11,285 / 諸 口 11,285
手数料 315 / 諸 口 315
諸 口 10,500 / 売掛金 10,500
諸 口 2,000 / 立替金 2,000 となります。
この方法で最初の例の仕訳を入力すると
預 金 12,000 / 諸 口 12,000
諸 口 10,500 / 売掛金 10,500
諸 口 2,000 / 立替金 2,000 となります。
この場合は、それぞれの金額が総額で入力されるので
元帳が取引通りに転記されるのでチェックは簡単です。
また、諸口の勘定が0円になっていないときは入力間違いをして
いるので、入力チェックも簡単となります。
欠点は、入力する際に最初の例に比べ一行余分に入力をしなければ
ならないことと諸口っていう仮の勘定科目になじめないときは違和
感があります。
わかりにくい説明とは思いますが、頑張ってみてくださいね。