- ベストアンサー
花粉の色
花粉の色は何故黄色なのでしょう? いろいろな花粉を見たのですがほとんど黄色のような気がします。 虫が寄ってくるようにかと思っていたのですが、風媒花の花粉も黄色のような気がします。知っている方、教えてください.
- みんなの回答 (4)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
虫媒花の花粉が黄色なのは、昆虫によく見えるからです。 では風媒花の花粉が黄色いのは...。 あなたが黄色と思い込んでいるからです。 ほとんとの風媒花の花粉は、虫媒花ほど黄色くありません。 ちょっぴり黄色がかった白色をしています。 それは植物そのものの色です。 花粉には葉緑素がありませんし、特に色はなく、 木材のような白色をしています。
その他の回答 (3)
stomachmanさんの詳細な回答がありますが、以下の参考URLサイトは参考になりますでしょうか? 「どうしてタンポポは白と黄色の花の色しかないんですか?」 ------------------------------- ハナアブやハナバチは,白や黄色は見えますが,赤は見えません。一方,チョウは赤い色も見えます。ハナアブやハナバチを呼ぶには,黄色や白が有利なのです. -------------------------------- 同様に、NHKの番組で昆虫(確かミツバチ)の(複)眼から見た映像の記憶があります。 更に、 ○http://www.tamagawa.ac.jp/sisetu/gakujutu/honey/hs/hsbackn-jpn.htm (ミツバチ科学;玉川大学) この雑誌のバックナンバーにミツバチと花粉に関する記載があるかもしれません・・・・? ご参考まで。
- stomachman
- ベストアンサー率57% (1014/1775)
回答ではありませんが... ミツバチは、赤外光はもちろん、赤も見えません。橙色~緑までのスペクトルは区別が出来ず、そのほかに青、300nm位までの紫外線、この「3原色」を見ています。遠距離では匂い、近くでは視覚を使って行動している事が知られています。 特に視覚が良く発達しているのは蝶で、「5原色」を識別します。大体のところ赤・緑・青・紫・紫外線であり、ヒトが赤・緑・青の3原色しか区別できない(他の色はこれらの混合として見ている)のに比べて遙かに豊かな色覚を持っていると言えます。 一般に、昆虫は赤外線や赤は苦手で、紫外線の方が得意のように思われます。実際、花弁や蝶の羽が(ヒトが見る可視光の波長では同じに見えても)紫外光で見ると花の中心部が暗い、蝶の雄と雌で羽の模様が違う、など、紫外線を手がかりにしたパターンが非常に多い事は良く知られています。ミツバチの場合には花弁の中心部の、紫外線で見ると暗い部分を目印にしている事が分かっています。 この事から考えると、ミツバチに運んで貰う種類の花粉の場合には、(どうせ橙色~緑までのスペクトルは区別できないので)むしろ紫外光で見て暗い、というミツバチにとって目立つ「色」をしているんじゃなかろうか、と思われますが、実際にはどうなんでしょうね。NHK技研が紫外光テレビカメラを作って面白い映像をいろいろ撮影しています。 で、風媒花がなぜ黄色い花粉か。なんででしょう?
お礼
大変参考になりました。 僕もミツバチの視覚が関係あるのではないかと思いました. ありがとうございました. ただ、風媒花の謎が残ってしまいました。 これからも調べていきたいと思います.
- asuca
- ベストアンサー率47% (11786/24626)
虫は人間のように色々な色を見分けることが出来ません。 丁度赤外線フィルタを通したような(ちょっと違いますが)感じになります。 その時目に映りやすい色が黄色なのだそうです。
お礼
大変助かりました. 風媒花の花粉についてもやっと分かりました. といっても私の思いこみだっただけのようですけど。 ありがとうございました.