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"学歴は関係ない"と"格差の固定化"は矛盾していませんか?
"学歴は関係ない"と"格差の固定化"。 どちらもこのサイトでも良く聞く言葉です。 この2つの言葉ちょっと矛盾しているところがあると思います。 ・学歴は関係ない 社会に出れば学歴ではなく実力勝負。 実力があれば、社会的地位や収入を得ることが出来る。 ・格差の固定化 収入が低い家庭に育った子供は高い学歴を得ることが難しい。 よって、収入が低くなり格差が次世代に継承される。 学歴が関係ないのであれば…学歴と格差の相関性を前提とした"格差の固定化"は否定されます。 "格差の固定化"を肯定すると…"学歴は関係ない"という言葉が否定されます。 この矛盾について皆様はどのように考えられますか?
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矛盾があるのではなく視点が違うだけでしょう。 いま、簡単に下記のように6つのグループに分けて考えるとします。 A.学歴あり、実力あり B.学歴あり、実力それなり C.学歴あり、実力なし D.学歴なし、実力あり E.学歴なし、実力それなり F.学歴なし、実力なし B,Eの”実力それなり”の意味はそれぞれの学歴に応じた平均的な能力がある人という意味です。(なので総合的にはB>Eです) まずA,B,Cの集団とD,E,Fの集団は平均すれば間違いなくA,B,Cの集団のほうが能力は上でしょう。でなければ高い教育を受ける意味がありませんし、実際にはその効果はあるはずです。 つまりその意味では”学歴に起因した格差社会の固定化”というのは全体の統計では正しい話でしょう。まあ、現実には頭が悪くて進学できないという本質的なケースも混じりますけど。 ”学歴は関係ない”ということばはその意味ではうそです。 ただ、Dの集団とC,Bの集団を比較した場合、今はC<D、つまり学歴があっても実力のないCより学歴がなくても実力があるDの方が社会に出てからは上に行くのは確かであろうといえます。さらに言えばCの実力の程度次第ではBも上回る可能性は十分にあり、非常にまれにはAと同等のケースもあるでしょう。 つまり、”学歴は関係ない”という意味は、学歴による差が必ずしも絶対的なものではなく、学歴がなくても学歴のある集団の中で、実力が上位を占めることができる人は、それなりに成功するということを意味していて、逆に言うと学歴があっても実力がなければどんどん学歴のない人たちの層に落ち込んでいくということを意味しているだけです。 ただベースとしてA,B,CとD,E,Fの集団をとれば平均的には差があることは間違いはなく、教育水準の世代間継承が現実になれば、それも固定化されるというのは確かであろうとも思います。 ということで、わかりやすく言えば、”学齢は関係ない”という言葉は、統計的に言える話ではなく、あくまである特定人物に注目したときに学歴がどこまで影響するのかということでしかなく、”学歴から来る格差社会の固定化”は全体の統計的数字を見たときにそうなるということを意味します。
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- thirdforce
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知り合いの中卒の人が、学歴にコンプレックスを持っています。 ぼくは、学歴は関係ない、社会で勝負だと言い聞かせますが、心のなかでは、かわいそうな気がします。育った環境のため、進学できなかったからです。 学歴は、関係ないなど、美言です。それどころか、有名大学、とそうでない3流大学でも就職、収入に、差があり、年を取るにつれて、その格差が広がります。もし、学歴に関係なければ、履歴書には、小、中の卒業だけでいいのでは、もしくは、それもなくしてもいいはずです。 広い意味での、差別だと思います。そうでなくても、結婚などにも影響する事もあります。世の中矛盾だらけです。僕は今神経疾患で、しごとにつけず、生活保護です。若い頃、元気で、生活保護者をばかにしたものです。いざ、自分がそうなってみて初めて、必要な制度だと認識しました。だから精神疾患の方も理解できるようになりました。差別はなくなるのでしょうか。僕が聞きたくなります。
お礼
回答ありがとうございます。 >>学歴は、関係ないなど、美言です。 ということは"学歴は関係ない"という理論は、いわば詭弁である。ということでしょうか。 残念ながら私は、神経疾患にかかったことはないため thirdforce様の心境を心から推し量ることは出来ませんが これからの日本がthirdforce様のような方にとって優しい国家であってほしいです。
- mynote
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> 社会に出れば学歴ではなく実力勝負 > 収入が低い家庭に育った子供は高い学歴を得ることが難しい いずれも「真」ではあります。 ただ、論理の間が飛びすぎてます。 次の事も「真」ではないでしょうか? ・学歴と学力は関係ない ・学力は実力のうち つまり ◇収入が低い家庭に育った子供は高い学歴を得ることが難しいが ◇学歴=学力とは言えないし ◇学力はその人の持つ実力の1つであるから ◇社会に出れば学歴より実力(学力含む)が物を言う 現実には出身校による偏見や派閥構成があったり 本人が実力を発揮する場を求めない場合もあり ・実力があれば、社会的地位や収入を得ることが出来る は、必ずしも真ではありませんけどね。
お礼
回答ありがとうございます。 つまり、収入の低い家庭で育った「学歴」の無い人でも 「実力=学力」があれば、良い収入を得ることが出来るということですね。 ただ、"学歴と学力は関係ない"といのは きっと、家庭の収入が低く「学歴」が得られない人もいるが、その人の「学力」とは関係ない。 と言うことだと思うのですが 東大生の平均的な学力と低学歴(例えば高卒者)の平均的な学力が等しいという部分はありますでしょうか? その点だけ補足していただければ幸いです。 よろしくお願いいたします。
- tinycat19
- ベストアンサー率25% (322/1287)
世の中は、多種多様なのではありませんか。 学歴が必要な職種と、そうでない職種があります。必要な職種は格差の固定化はあるでしょうが、必要でない学歴不問の職種なら、格差の固定化はなく、いくらでも実力次第で稼げます。また、次世代が学歴を獲得することも可能です。 収入が多ければ、学歴は獲得できると仮定すればですが・・。格差の固定化というのは、収入がない一部の世帯が、学歴を獲得して学歴の必要な職種に就きたいと切望するなら、主張する内容ですが、必ずしも学歴があるから稼げるとは言えないと思います。 たとえば、水商売や芸能人なら、学歴不問です。本人次第ですね。ただ、最近は学歴があっても、なっていたり、それが商売のネタになっている人はいますけれど。 学歴があるにはこしたことがないけれど、ただ、学歴が必要な職業を希望している、あるいはしていたというだけで、なくても、市役所で低い扱いを受けるとか、人権がないとか、そんなことはありません。 お馬鹿ブームというのが、テレビで流行っていますが、あれは、学歴社会でない時代の到来を象徴しているように思います。
お礼
回答ありがとうございます。 ・学歴が無くとも収入を得ることが出来る。→子供に学歴を獲得させることが可能。 ・水商売や芸能人においては学歴は関係ない。 ・学歴によって市役所で扱いが変わることがはない。 ということですね。 これらを見る限り、tinycat19様の回答だと "学歴は関係ない"の理論は芸能人や水商売という極局所的な場合についてのみ成り立つ ということですね。 参考にさせていただきます。
- doublesteal
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極論すぎます。 >学歴は関係ない 確かに低学歴の人でも、がんばれば地位や収入を得るとは可能です。 でもほんの一握りでしょう。 >格差の固定化 一般的に言われている話です。大勢の人はそうでしょう。これに当てはまらない人が、学歴は関係ないと言えるのでは? まったく矛盾してないと思うのですが? いろんな人がいるのに、全員がどれかに当てはまるという考えは良くないですよ
お礼
回答ありがとうございます。 論理として考えた場合2つは相反すると考え、あえて極論的な表現にしました。 学歴は関係ないのは"ほんの一握り"で格差の固定化は"大勢の人がそう"ということですね。 ということは、格差の固定化の論理の方がより現実的な意見であるということですね。 参考にさせていただきます。
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お礼
回答ありがとうございます。 あくまで主観ですが、これまで頂いたどの回答よりも理論的な回答だと思います。 つまり、"学歴は関係ない"というのはミクロな視点での論理であり 全体を見た場合は”学歴から来る格差社会の固定化”というマクロな視点での論理であるということですね。 >>まあ、現実には頭が悪くて進学できないという本質的なケースも混じりますけど。 これは、親が高収入で塾や予備校、私学などの手段で子供に学歴をつけようとしても 子供の頭が悪ければ学歴を得ることが出来ない。 という点で”学歴から来る格差社会の固定化”の否定材料として挙げられていると理解しましたが相違ないでしょうか? また、もしよろしければ A,B,C,D,E,F層の量はどの程度なのでしょうか? ○>○>○>>○>○>>○ というような形で表していただけると幸いです。よろしくお願いいたします。