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薬剤の使い道の違いは?
バラの木が病気になり、ホームセンターに薬剤購入に出かけましたが、 同じ薬剤名でビンに入っている物、粉のもの等2~3種類がありますが使い道が違うのでしょうか、値段も違いますし、効き目も違うのですか。
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#1です >トリフミン乳剤、トリフミン水和剤など同じ名前の薬剤 「乳剤」、「水和剤」の違いですか? これらは水で希釈して散布するための薬剤です。 例えば「スミチオン乳剤」を標準倍率1000倍で希釈した場合100ml(家庭園芸の標準的な容量)1本で100リットルの散布液が作れます。 これは単純計算で1回の散布に5リットルの噴霧器を使う人の場合、20回の散布ができる量ですから、シーズンに7~8回やったとしても、2~3年使えます。噴霧器は必要ですが、鉢数が多かったり、一回の散布面積が広い庭などに散布する場合には大変便利です。 ところで、「乳剤」は、水に希釈すると白くなります。 これは「乳剤」の有効成分は水に溶けないため、製剤する過程でまず有効成分を一旦水と親和性の有る「乳化剤」で乳化するためです。 水に希釈すると白くなるのは、この乳化剤に包まれた有効成分が水中に分散し乳濁液となるためです。 つまり、有効成分が水に溶けない成分を希釈タイプに製剤する場合は「乳剤」の剤型となる、と考えてよいでしょう。 一方で、「水和剤」ですが、これは水に溶けません。 水和剤を水に溶かすと懸濁液ができます。しかしこれは有効成分が水に溶けているわけではなく、粒子が水中で分散しているだけで、そのまましばらく静置すると徐々に沈降してゆくのが観察できます。 この粒子の分散性を向上させ、散布時の展着性を高める目的で「展着剤」を添加剤として使う必要があります。 つまり、乳化剤より一手間余計にかかります。 「水和剤」を使うには、まず少量の水と展着剤を加え、よく練って薬剤を水になじませ、その後水を加えて規定量にします。「水和剤」を上手に希釈するにはこのような気使いが必要であるため、最近ではより溶かしやすい液状タイプへの製剤開発、即ち「フロアブル」(種類としてはこれも「水和剤」の一つです)タイプが徐々に増えてきています。 とまぁ、色々解説しましたが、乳剤と水和剤の違いをご存知無いようですし、恐らくそのレベルですと噴霧器を使う必要もない株量かと想像しますので、乳剤等の原液を購入してももてあましてしまうと思います(霧吹きレベルだと何年経っても無くなりませんよ)。 もっと簡単でお手軽なベニカなどのスプレー剤やエアゾール剤を購入するほうが宜しいかと。 但し、毎度同じものを使っていると、薬剤に対する耐性がついてしまい効果が無くなりますので、異なるタイプのスプレーやオルトランCのような粉剤等でローテーションを組む事をお勧めします。
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- sbsb3636
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ビンに液体で入っている乳剤も、粉状で袋に入っている水和剤も使い道も効果も同じです。 どちらも水でといて(薄めて)散布します。 値段については、水和剤と乳剤では推奨する濃度が違ったりするので一概にどちらがお得とは言えません。 そのほかに粒剤と言って根元にまくタイプのものもあります。 こちらは効果は長期に持続しますが、効き目が現れるまでに時間を要し遅行性と言えるかもしれません。 農薬メーカーはこれらを植物のステージ(成長段階)によって使い分けるように言っているようですが。
お礼
回答有難うございます、乳剤と粉状では価格が大きく違うので薬効がちがうのか、迷ってました、皆さんの説明で良く判りました、ありがとうございました。
- bell753
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漠然としたご質問のため的を得ないかもしれませんが、一般的に液状のものは即効性、固形のものは緩効性という特徴があります。 バラがどのような病気となったのかわかりませんが、私は病害虫予防に芽が動き出す前にオルトラン錠剤を土壌に撒き、木酢液を葉に噴霧しています。 それでもうどん粉病や黒星病にかかりますので、その際は市販のスプレー式の殺病剤を患部や周辺に噴霧します。 無論、酷い葉や蕾は切除します。
補足
大まかな話で済みませんでした、病気はウドンコ病で例ですがトリフミン乳剤、トリフミン水和剤など同じ名前の薬剤です。
お礼
ご丁寧な説明で良く判りました、雑誌等では薬液名は書いてありますが、形状?が書いてなかったり、商品を見ると価格差が大幅なので迷ってました、どちらを購入するにしても良く説明書を読んで使用するようにします。