>言いたい事を言いたいときに言いまくってる彼らに日本を左右されてるのかと思うと、日本人の誇りが持てませんっ;
同感です。ただし、「日本人」という観点でいうと、私は「日本人」は国会議員と同レベルと思います。
どういうことかというと、日本人は、勿論私を含めて、十数人程度が集まる会議は、全員で取り仕切ることができるのですが、それ以上の会議・集会になると、とたんに身構えてしまうのです。4,50人の人が集まる会議・集会は、極端に言えば「儀式」に納めておかないと、もう何のために集まったのすら判らない会議・集会に陥ってしまうのです。
「儀式」に納めるとは、
1発言者・発表者は演題・意見をあらかじめメモにまとめて、それに沿って発言する。極端にはメモを読み上げる。議長・主催者もかならずこうします。
2議長・主催者は、発言者・発表者はが何をどう言おうと「集まってよかったね」というシナリオを作って置く義務を負う。
みたいな感じです。つまり、もう結論は明らかになっていないと、日本人は「大勢の人が集まる意味が見いだせない」民族なのです。
たとえば、結婚式では、仲人さんは、あらかじめスピーチ原稿を読み上げて新郎新婦を紹介し、友人のスピーチもあらかじめ頼んでおいた人が、心の中で作ってあるメモを、再現する形で式は、初めて滞りなく進むわけです。(原稿を読む人も、珍しくはないでしょうね)
こういう人種ですから、国会討論は、やる前から結論は明らかになっていないと、国会議員も、マスコミも、国民も困るわけです。アメリカ議会では、党議拘束がかからないのが普通ですから、賛否投票もやってみないと判らないのが原則です。一方、国会は党議拘束がかかっているのが前提で、党議拘束がかからない議案は殆ど皆無の状況です。
そうすると、誰が何をどう演説しようと「結婚おめでとう」になっているのと同様「過半数採決でおめでとう」にしないと、国会議員、マスコミ、日本人の全員が不満足な、悲しい民族なのです。
>ヤジとか平気で飛ばしても「クビ」になる心配ないし・・・
結論がやる前から明らかでないと納得しない民族ですから、こういうことをするのは、自分の眠気ざましと、シンと静まりかえった国会では面白くないから、野球の応援団の笛ラッパみたいな感じで、騒いでいるだけです。
日本人のメンタリティとしては、「あらかじめ内容の判っている話を聞いても仕方がない。しかしあらかじめ内容の判っている話しか、話して欲しくない。」ですから、これで良いのです。
野球の応援団が「笛ラッパをどんなに吹いても、野球の勝敗とは全く関係がない」ということが十分判っていても、そうせざるを得ないのと同じでしょう。
>他国の国会もこんな感じなんでしょうか?
私は、イギリスとカナダに出張で出かけたとき、国会中継は良く見ました。国会議員は、左右両側の階段状になったベンチに座っていて、首相や大臣と質問議員が、一番低い場所で立って向き合って質疑応答するスタイルです。ヤジや拍手もたまにはありますが、メモや原稿無しの質疑応答ですから、全員一生懸命聞いて、反応をお互いに確かめ有っている印象でした。(全議員が集まる本会議ではないかもしれません)
アメリカ議会について印象的なのは、ニクソン大統領のウォーターゲート事件査問委員会のテレビ放映に遭遇したことです。大統領の発言や、証人の発言が全米テレビ放映され、迫力満点でした。証人も大統領も、誰ひとりメモを読む人は居なかったのが印象的であったと記憶します。
欧米人は、どんな時、どんな場合でも、自分の意見を求められたら、上手にそれを言う訓練ができているようです。
最近、テレビでは街頭インタビューが定番になっていますが、皆さん適切なコメントをされているのに、私は感心しています。
私でしたら「突然の質問にはお答えできません。突然感想を求められても、お話できません。後日メモでお届けします。」みたいな官僚の答弁しかできないでしょう。
お礼
お返事ありがとうございます。 どっちが印象悪いのか、ホント「出来の悪い娯楽番組」ですね(笑) しかし彼らの給料が、しがない自分たちの税金から払われていると思うと面白くありません・・・ パフォーマンス&バラエティのセンスも向上すれば、もっと沢山のひとが国会中継に興味もちそう(!?)