• ベストアンサー

バーチャル墓の問題

最近バーチャル墓(コンピューター内にお墓があって、供養できるというもの)があるようです。 確かに、料金は普通のお墓を作るよりはるかに安いだろうし、墓地が少なくなってきた現在、土地の問題も解消できるでしょう。しかし、これって人の命を軽視していませんか?存在はあっても 実体はない感じ。 そんな主張を持ってスピーチを書きたいのですが、現在知っている人が少なく、明らかな賛成反対意見、学説、社会問題や害があるわけではないので、どうしても主張が弱くなってしますのです。みなさんはどうお考えでしょうか? 教えてください

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
回答No.2

「位牌」という物を御存知ですか? 故人の戒名などが書いてある木製の立て札で、仏壇の中などに置いてあります。 でも、遺骨や遺髪が貼り付けてあるわけではない。遺影でもない。 しかし、これを故人そのものように大切にする人がいます。 旅行にも持って行きます。故人の思い出の場所や、親族が集まる場所にも、カバンに入れて持って行きます。 故人の友人の墓に代参するとき、位牌を持っていって故人同士を対面させるというのも、以前のドラマなどで何度か見た記憶が有ります。 故人の遺体や遺骨は、別の山の中の墓地などに葬ってあるのですが、個人や家族の墓があるとは限りません。 寺の墓が「倶会一処(ぐえいっしょ)」という合同墓の形式の場合もあります。 また、村がダムに水没して、今では墓に行くことが出来ず、位牌だけが移転した寺に置かれている例も有ります。 位牌は「携帯墓」なのです。 日本には、昔からこういう習慣が有ったのです。 バーチャル墓を作れば、ノートパソコンを「携帯墓」にできます。 遺影や故人の音声も収録することが出来、どこででも故人を思うことが出来ます。 (携帯電話では、画素数からして貧弱すぎるだろうな) 携帯してでも故人を常に思うということは、むしろ命の重視です。軽視の正反対だと思います。 立派な石の墓を作っても、遠方に有って年に1回も墓参しないようでは、そちらの方が命の軽視に思えます。 実際、墓地の管理は手間が掛かるんですよ。定期的に清掃しなければならないから。寺院や霊園なら、管理費を払って金で清掃員を雇います。 私の父方の実家も母方の実家も、地区で管理している墓地なのですが、夏の盆の1ヶ月くらい前に村の人が総出で一斉に草刈をします。 両親は、それを負担に思い、長男でないことを口実に寺の大型墓地に入ることを検討しています。 私自身の墓は、都市部の大型寺院のロッカー式の納骨堂も考慮に入れています。 その方が、妻にとって郷里の両親の墓より墓参しやすいですから。 蛇足ですが、「バーチャル参拝」というもののあり、これは日本より先に台湾で数年前に流行したそうです。 調べて参考にしてみては、いかがでしょうか。

rina77
質問者

お礼

なるほど~様々な例やご意見、ありがとうございました!!ぜひスピーチの参考にさせていただきます

すると、全ての回答が全文表示されます。

その他の回答 (4)

noname#91323
noname#91323
回答No.5

皆様がおっしゃるとおりですが、スピーチでの注意点は、PCバーチャル墓を守っているご家族のポリシーを尊重することです、それが人の命を軽視しているかどうかを断言する立場ではありません したがって旧来のお墓をリーズナブルな価格で提供している理由などを述べるといいのではありませんか。

すると、全ての回答が全文表示されます。
回答No.4

ご位牌のことを指摘された方がいらっしゃるので補足いたしますと、日本では近代以前はほとんどが土葬でして、日本は酸性土壌ですから、木製の棺桶に入れたご遺体は時間の問題でほとんど跡形もなく土に返ります。 お墓を移転するということは近代にしばしば行われていますが、移動しているのは墓石だけで、もはや土に返ったご遺体は運びませんし、運びようもありません。 元々仏教的な観点では、現世の肉体は輪廻転生を繰り返す魂の宿る仮の舟に過ぎませんから、チベット仏教のように鳥葬で文字通り自然に返す場合もありますし、仏教的にはお墓もまたある意味でとてもバーチャルなもので、必ずしも遺体や遺骨への執着に結びついたものではありません。

すると、全ての回答が全文表示されます。
  • eroero1919
  • ベストアンサー率27% (3007/11113)
回答No.3

自宅に仏壇があってそこにおじいちゃんやおばあちゃんの位牌を掲げて供養する行為だってある種のバーチャル墓といえるのではないでしょうか。コンピュータか、仏壇かの問題であって、代用しているということ自体には変わりがないと思います。 もしバーチャル墓を認めないということであれば、仏壇や#2さんが指摘する位牌なども全て認めないということにならないと価値観が矛盾してしまいます。もしパソコンだから気に入らないというのであれば、ロックンロールは気に入らないという昔の人と同じで、ただ単に新しいものが気に入らないというノスタルジーに過ぎないかなと思います。

rina77
質問者

お礼

なるほど。確かに代用の点では代わりありませんね。しかし主観を入れて考えるとやはり普通のお墓、位牌や仏壇とコンピューターの画面では重みが違うのではないかと思ってしまいます。特に自分の親族はコンピューターには入れたくないし、自分自身の墓もコンピューター内は嫌です。これってただのノスタルジーですかね?

すると、全ての回答が全文表示されます。
回答No.1

> しかし、これって人の命を軽視していませんか?存在はあっても実体はない感じ。 しかしお墓自体に「実体」があるかどうか自体が怪しい、いわばバーチャルな風習に過ぎませんから。 戦後に土葬が禁止され火葬になったのと似たようなことにも思えます。ただ「墓参」という実際にその場に行くという行為がなくなってしまうのは、確かにあまり意味がありませんけど。

すると、全ての回答が全文表示されます。

関連するQ&A