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中越地震の救援物資
中越地震の際に救援物資が補給基地に滞ってしまい、政府?(関連機関?)が民間の大手物流メーカーの専門家(物流効率研究)からアドバイスを受け、実践したところ末端まで補給物資が円滑に運搬できたとTVで見た覚えがあるのですが、間違えないでしょうか? また、大手物流メーカーとは「ヤ○ト運輸」でしょうか?ちなみに当方は運送業界のものではありません。
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支援物資の補給基地というものは無かったですよ。 民間業者や大手物流会社は自社倉庫イコール備蓄倉庫ですし、自衛隊などは兵站は基本中の基本ですから逆に民間に教えているくらいですのでわざわざ民間の補給基地に物資を置くようなことはしないですよね。 全国から送られてきた支援物資は必ず被災市町村の災害対策本部宛に届きます。 その物資の殆どが市の施設や体育館などに運ばれ(コレが補給基地と言えば補給基地になるでしょうか)仕分け搬送します。 その仕事はボランティアに頼るのがほとんどです。 そのボランティアに仕分けや搬送と言った物流のノウハウを伝えるために対策本部が物流の専門家の助言を受けるといった事はあったと思います。 それとこういった時の災害時の物資補給は旧日本通運法に基づく国営企業だった日本通運との契約が殆どでしたので現在もそのまま自治体間の物資の輸送や政府、公的機関からの支援物資は殆どが日通が請け負っています。 それとは別に、民間企業などがヤマトや佐川等と契約を結び支援物資を被災地に送る契約をしている所もあるようです。 4年前、全てのライフラインが寸断され余震と呼ぶには酷すぎる揺れに不安になっていた私共の目の前を「支援物資搬送中」という横断幕を貼った日通のトラックの車列が通りすぎた時には「あぁ助かった」と思ったのを思い出しました。
お礼
とても詳しく分かり易い解説ありがとうございました。 どうやら断片的な報道を勘違いし、理解してしまったかも知れません。 ありがとうございます。