アミノ酸の「トリプトファン」という成分を摂ることにより、脳内の「メラトニン」濃度を上昇させ、速やかな眠りを得ることができます。
トリプトファンは、まずセロトニンという成分になり、脳内の松果体というところでメラトニンに変化します。
メラトニンの量が多くなるとサーカディアンリズム(簡単に言えば早寝早起きのリズム)が正常になるので、眠りやすくなります。
また、病院で出される「抗うつ剤」は上記の作用を人工的に促進します。
健康食品でメラトニンを錠剤で売っていますが、メラトニンは食べても脳には行きにくいのでほとんど効果はありませんのでご注意を。
トリプトファンを多く含む食品には、青身の魚、貝類、牛乳、レタスなどがあります。
もうひとつ、グルタミン、グルタミン酸も睡眠の補助をする働きのあるアミノ酸です。
グルタミン、グルタミン酸は脳内のGABAという成分の原料になります。
脳内のGABAが多くなると精神の興奮が抑えられ、睡眠作用が得られます。
こちらも錠剤のGABAとか売ってますが、これも当てになりません。
グルタミン、グルタミン酸もトリプトファンを多く含む食品にたくさん含まれています。
サプリメントが欲しい場合は、アミノ酸のサプリメントの中に上記の3種のアミノ酸が含まれているかどうか、確認して買ってください。