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暖冬や冷夏よりも、冬寒く、夏暑い方が良いもの…

本来、寒いはずの冬が暖かく、暑いはずの夏が涼しいと自然の動植物たちにとっての影響はどうなのでしょう? やはり、冬は寒く夏は暖かい方がいいのでしょうか。 良い点や悪い点などいろいろな視点のご意見を頂戴したいと思います。 よろしくお願いします。 (日本国内に限りということで、宜しくお願いします。)

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  • dipearl
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回答No.3

マツについては、暖冬で顕著に現れるのはマツクイムシ(マツノザイセンチュウ、マツノマダラカミキリ)の被害でしょう。本来マツクイムシは温暖な気候を好みますが、温暖化によって北へ分布を広げています。温暖化が進むと越冬できるマツクイムシが多くなり、被害が拡大します。

tenitukoku
質問者

お礼

いろいろと丁寧にご回答いただき、ありがとうございました。 とても勉強になりました。 又、宜しくお願いします。

その他の回答 (2)

  • dipearl
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回答No.2

冬であれば、冬に休眠するものは全て影響があります。 たとえば去年秋、温暖化で落葉樹の紅葉が遅れていましたが、これは木が冬の準備ができておらず、いきなり冬になるということですので、当然弱ることになります。これは、休眠中の蒸散を止めるために葉を落とし、樹液の糖度を上げて凍結に備えることができていないからです。  また、冬に休眠するものはすべて、春になると休眠からさめなければなりません。もし、気温が上がっただけで休眠からさめてしまうのであれば、秋に一度休眠したのに暖かさがぶり返しただけで休眠からさめてしまうかもしれません。そこで彼らは、ある一定以下の温度に一定期間さられて、且つ暖かくなることによって「春が来た」と認識するようにプログラムされているのです。 休眠が上手く出来ない場合、年々弱ってしまい、最後には枯れることとなります。 夏の身近な例では、温度不足で米の生産が減少することはご存知だと思いますが、米だけではなく多くの植物がそうなります。これは花(果実)をつけるためには一定の積算温度が必要なためです。また冷夏の年にはいもち病など病気が発生し全滅する田もでてきます。 視点を変えると、異常気象によって害虫や病原菌にとっては生育環境が良くなる場合もあります。しかし、自然環境全体から見ると、特定の生物のみ良い環境となった場合は異常発生してしまい、エサや宿主が不足し自滅するということになりますので、結局は環境全体にとっても害虫や病原菌にとっても不利となることになります。 具体的に書くとあまりにも膨大になってしまいますので、聞きたい具体例を書き込んでくだされば答えやすいと思います。

tenitukoku
質問者

お礼

dipearlさん、ありがとうございます。 とても興味深く、もっとお話を聞きたい感じです。 そうですね。 再度、具体的に絞り込んでご質問させていただきます。 日本の庭にはよく松の木がありますが、 例えば、あれですね、 冬が冬らしくなかった… 暖冬だったとすると、 どのような変化、あるいは影響が出てくるものなのでしょうか。 お時間のある時に又、 お教え下さい。 宜しくお願いします。

  • dipearl
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回答No.1

日本の気候に適応している普通の生物なら、本来の日本の気候の特徴である「冬寒く夏暑い」のが適しています。たとえば冬は何度以下にならなければ花芽が形成されない、とか、発芽するためのスイッチが入らない、夏は暑くなければ本来の大きさまで生育できなかったり、病気に侵されやすくなる、などがその理由です。私は植物が専門なので植物の例ばかり上げていますが、動物でも大体同じことです。 ただし、外来生物(作物を含む)の場合はそうとは限りません。

tenitukoku
質問者

お礼

dipearlさん、回答ありがとうございます。 もう少し、詳しくお聞きしたいのですが、 例えば、どういう植物がどのようになるか… と言った具体例をいくつか、 よろしければお教え願えないでしょうか。

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