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出荷用の人参の匂い
道の駅や地産地消を標榜しているお店で売っている人参ですが、ビニール袋に入れないで、葉付き・土付きで並べられているものは、いわゆる昔のままの人参のにおいがしてなつかしく買わせていただいています。 ところが、その人参がもっと太くなったからだと思うのですが、葉っぱを切り取り、洗われてビニール袋に入れて口を縛って売られているものを買ったら、まったく今までのようなにおいがせず、妙に甘ったるいにおいで、切っても青臭いにおいが全くしないのはなぜでしょうか。 袋を空けた瞬間、鼻につく甘いにおいは、どういうことかご存知の方は教えてください。 一般に流通している人参は、見栄えをよくするために人参の表面の薄い透明の皮を洗い落とすと聞いたことがあるのですが、そのときに加える(かどうか知りませんが)薬品のせいか、などと思ったりもしました。 単に、水で洗うとき表面にできた傷からそういうにおいの成分が出て、ビニール袋の中にこもったということでしょうか。 昔ながらの人参の青臭いにおいは土付きでないと失われるのでしょうか。 おしえていただけると嬉しいのですが。
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ちゃんとした業者のものなら,農薬や洗剤などの成分が購入時ににおいでわかるレベルで残っていることは絶対にあり得ません.また,青果物自体に香りを付けることもありません.考えられるのは, 野菜由来のエステルもしくはアルコール臭 包装由来の接着剤臭 ぐらいでしょうか?前者は,もし包装が密閉状態で,包装内の酸素濃度が低下していたとしたら,十分考えられます.後者は,野菜の包装はヒートシールがメインですから考えにくいです. 青臭いにおい自体は,No.1の方がおっしゃるように品種改良により低減されています.ですから,すくなくとも同じ品種同士で比較しないと意味がないです.また,栽培条件・保存条件でも大きく違います.・・・青臭いにおいって,葉っぱや土のにおいではないですよね?
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- Avanti884
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品種による違いや土壌条件の違いが考えられます。 野菜は日々改良されており、昔ながらの品種は野菜そのものの香りや味が生きていました。しかしながら最近は、香りを嫌う消費者や野菜に甘味を求める消費者の方が増えています。 トマトも青臭さが減少し、甘味を増しています。ホウレンソウはアクが減少しました。コマツナはチンゲンサイの血が入り病気に強くなりました。トウモロコシも粒が柔らかく、甘味の強いものが主流となりました。ニンジンも甘味と赤味の芯まで均一なものが要求されており、日々改良し続けられています。中には子供が嫌がるニンジン臭(カロチン臭)を減らすべくベータカロチンを減らした黄色いニンジンも販売されています。世の中のニーズに応えると、昔ながらの野菜の美味さは失われてしまうのが現状です。しかしながら、あなたのように昔ながらの野菜の香り・旨味が好きだったという方は多数おられます。ですから種子もいまだ販売されています。ただ、青果物を入手するには、直売される方々が栽培してくれるかどうかというところに頼らざるを得ません。私は30代ですが、やはり昔ながらの野菜が美味しいと感じています。
お礼
早速詳しいご教示、感謝します。 さまざまな野菜のこともなるほどと思いました。 品種による違いや土壌条件の違いということでしたら、出荷している人の名前も分かるので、やはり直接聞いてみるのがいいかなといま思いました。ありがとうございました。
お礼
ありがとうございます。 「野菜由来のエステルもしくはアルコール臭」なのだろうという気がしてきました。 にんじんらしいにおいが、切り口からさえもしないのが残念なのですが、あのにおいが「葉っぱや土のにおい」と言われると、確かに収穫したまま洗わずに葉付きで束ねて売っているものは、洗っているときも、刻んでいるときも、独特のいい香りなのです。 えんどう豆なども、畑から収穫してきたものを生産者からいただいたときはおいしい豆ご飯ができるのに、スーパーで売っているえんどう豆だと、風味が消えていてあの微妙な豆ご飯のいいにおいが全くしないのですが、やはりある程度長い時間ビニール袋に密閉されているために「エステルもしくはアルコール臭」が、豆本来の微弱な香りに勝ってしまうせいだろうと、回答のおかげでようやく積年の疑問が解けた思いです。 やはり究極は、自家栽培しかないですね。 ありがとうございました。