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barelyとhardlyの差は程度・ニュアンスといったものですか?
この具体的な2つの単語というよりは、その仕組みについての興味なのですが 今手元の英単語帳(DUOという単語帳です。本格的な辞書は手元にありません…すみません)によると barely:何とか...する, かろうじて...する 《ぎりぎりの肯定を表す》 hardly:ほとんど...ない《実質的には否定語なので他の否定語と一緒には用いない》 と書いてあります。 これを信じて日本語訳文をつくってみると 例えば The particles are barely visible to the naked eye. →その粒子は肉眼でもかろうじて見える。 The particles are hardly visible to the naked eye. →その粒子は肉眼ではほとんど見えない。 となり、評価の量的にはかなり近いものの かろうじてでも「見える」ということに焦点を当てるか ほとんど「見えない」ということに焦点を当てるかという、 捉え方としては反対のニュアンスを持つ文章になってしまいます。 実際に、英語を使う人もbarelyとhardlyではこのような、捉え方の違いを感じるのでしょうか? それとも、たとえば「barelyは10%くらい hardlyは5%くらい」といったような、 連続した中での程度の差なのでしょうか? また、捉え方の違いを感じるとすると、英語の中で「notを使わない文形で、否定語のような働きをする語」は ハッキリと使い分けられて認識されているということなのでしょうか? オンラインの英英辞典でhardlyを引くと 1.Barelyなんて書いてあって 自分は全く見当違いなことを言ってるのではと不安になりながら、質問させて頂きます。
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こんにちは! barely と hardly/scarcely の違いをうまく問うご質問だと思います。 私も辞典の説明がもう少し懇切であればよいのにと前から思っています。 1)hardly/scarcely はもっぱら否定です。それに対し、barelyは、それと似た否定的な面と、肯定的な面との二面性を持っています。 2)barely の否定的な面が出る場合は、any などの否定を示す言葉といっしょに使われる場合が多いです。 例)I barely heard any noise. ほとんど何も音がしなかった。 3)しかしかなり多くの場合、barely は肯定的な意味で用いられます。 例)I have barely enough money for lunch. (昼飯が食えるぎりぎりのお金がある。) ある辞書には、 just and no more とうまい定義が載せてあります。そうすると、お尋ねの、何%かということで言えば、99%ではなく、100%(ないし101%等その近傍)ということになりますね。 4)ご自分で作られた ア)The particles are barely visible to the naked eye. →その粒子は肉眼でもかろうじて見える。 イ)The particles are hardly visible to the naked eye. →その粒子は肉眼ではほとんど見えない。 の例は適切なものです。英語母語者もそのように捉えると思います。 ア)は、とにかく見えるのですから、その意味で100%です。 イ)は、ほとんど見えないのですから、0%の近傍です。 でもこういう場合は、実際は両者とも、visibility/invisibility の境界線の近くに位置しているということですから、状況的には、似たようなものであることが当然多いわけですね。グレーゾーンが少ない状況ほど、紙一重ということになります。 一方、何かの商談をしていて、ある金額を提示し、その答えが ア)It's barely enough.(とは言わないと思いますが...) イ)It's hardly enough. であった場合、提示された金額は、これを言ったほうがにとっては、ア)でしたら100%だったわけですが、イ)でしたら80%くらいかもしれず、懸隔は大きいですね。 このように、probably と perhaps はそれぞれ何%の確率かと問うに似て、数値化することは難しいと考えます。 以上、ご参考になれば幸いです!
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- googoo1956
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>実際に、英語を使う人もbarelyとhardlyではこのような、捉え方の違いを感じるのでしょうか? ○ 日英米のどの辞書を読んでも、「hardly」と「barely」の両方に2つの意味があるとしているものが多いですね。下の例文はいずれも「LDOCE」からのものです。 (1) only just (a) Mary had barely enough money to live on. (b) The building work has hardly begun. (2) almost not (a) She was barely aware of his presence. (b) I can hardly believe it. ○ どのように使い分けされているのかは不明ですが、「hardly」は(2)の意味で、「barely」は(1)の意味で使われることが多いというのが日本の辞書の理解の仕方なのでしょう。 ○ その場合には、「期待される状況」の基準を「プラス・マイナス0」とすると、「hardly」は「マイナス1%」~「マイナス10%」程度の到達度を、「barely」は「プラス1%」~「プラス10%」程度の到達度を示していると思われます。 ○ しかし、外国の辞書やNativenの方の理解は違っているようです。以下は、ネット検索の結果です。 【BBCの英語の用法に関する掲示板】 <解説> Hardly, as an adverb by itself, means only just, and equates with barely and scarcely. <例文1> I barely / hardly / scarcely knew Jack, although I know he was a great friend of John's. <例文2> We had barely / hardly / scarcely finished dinner when they arrived. 【あるNativeのブログ】 <解説> Usually you can choose which adverb to use - there is not much difference between hardly, barely and scarcely. But certain words are preferred in certain situations: <例文1> Hardly anyone voted this year. <例文2> Scarcely anyone voted this year. xBarelyx <例文3> I got the job even though I was only barely qualified. (= just qualified) xHardly, Scarcelyx <例文4> The bird used to be common but now scarcely survives. (= very rare) xHardly ○ どうも英語圏の人たちは、特定のケースを除いては、日本人が意識しているほど「hardly」と「barely」の違いを意識してはいないようです。
手元の辞書等のみからの情報では、一般的には焦点の当て方は違うという感じかと思います。 捉え方については、文章の内容というか、その人の意識に依存するものと私見では思っています。たとえば、日本語でも、「全然」という言葉は、「全然~しない」という意味で使われるべき言葉ですが、最近は「全然平気」などというように肯定的に使用される人をみます(参考情報の後半例を参照ください)。 参考情報) barely 肯定的 かろうじて~する She is barely qualified to teach.どうにか教える資格がある。 hardly,scarcely 否定的 ほとんど~ない She is hardly[scarcely] qualified to teach.とうてい教える資格はない。 スーパーアンカー英和辞典 BAD(Colloq.): The bomb hardly missed the soldier. RIGHT: The bomb barely missed the soldier. 正式な英語では、"barely missed"又は"narrowly missed"を使い、"hardly missed"とはいわない。・・・He has berely enough money to live on.のように使い、この意味の場合、haardlyやscarcelyを使うのは誤り。 あなたの英語診断書(北西堂) 下記はbaelyの否定的表現例です。 I barely heard any noise in the house.家の中ではほとんど物音がしなかった http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?enc=UTF-8&p=barely&dtype=1&stype=1&dname=1na hardly, barely, scarcelyは共に過去・現在・未来において事が行われるか行われないかの限界のきわどさを意味する。harldlyは、scarcelyやbarelyと交換可能なことも多いが、ふつう成就の困難さを強調する。・・・・barelyは確実性や安全性がきわどいこと、すなわち「やっと」「かろうじて」(only just and no more)という意味を強調する。 ランダムハウス英和大辞典 第1版 俗な口語では「ほねおって」、「激しく」の意を表すのにhardよりもhardlyを好む傾向がある。Gentlemen sametimes judge hardly.・・・(「紳士はときには激しい判断をくだすものだ」)・・・しかしhardlyには「ほとんど~ない」という意味もあるため、hardlyの文中の位置によってはあいまいさが生じることがある。たとえばSwitzerland was hardly hit by the war.(スイスは戦争の被害をほとんど受けなかった/スイスは戦争でひどい被害を受けた)。曖昧さを避けるためにも、hardlyは否定の意味だけに限るのがよい。 英語表現辞典 第二版(研究社)
- harepanda
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TOEICは900を超えていますが、ネイティブの英語話者ではないので、参考程度にしてください。 これは非常に難しい質問なのです。 barelyは見ての通り、bareという形容詞から派生しています。bareは本来、はだしの、という意味の言葉であり、ほとんど空であるという否定的なニュアンスを持っています。しかしです。イギリスの俗語では、bareには、たっぷりの、とか、大量の、とかいう正反対の意味になることがあるのです。なぜこうなっているのか、見当もつきません。まあ、日本人が外国人から「なぜ、うそつけ、という命令形が、うそを言うな、という意味になるのか」と聞かれて、とっさには回答が思いつかないのと同じでしょう。 hardlyは弱い否定の副詞であり、noとかnotとかを使うのよりは弱いながらも否定のニュアンスを持っています。しかし、語源が形容詞のhardであることもあり、苦労して~をやっとやり遂げたという意味になってしまうことがあるのです。なお、hardlyより否定のニュアンスが強い副詞として、seldomが思いつきます。 なお、私は古典日本文法に詳しくはありませんが、上記の「うそつけ」の例は、「うそをつけといえども~なり」あたりが、省略されて作られたのではないかと思っています。
- litsa1234
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>オンラインの英英辞典でhardlyを引くと 1.Barelyなんて書いてあって http://www.oup.com/oald-bin/web_getald7index1a.pl で「hardly」を調べてみてください。 違いが説明してあります。 参考まで。
お礼
皆様、たいへん丁寧なご回答ありがとうございます。 お礼が大幅に遅れてしまい、申し訳ありません。 以前から感じていたのですが、このカテゴリで回答されている方は 知識と説明法、共に熟達した方が多くいらっしゃることを改めて実感しました。 質問内容についてもさることながら、それ以上に皆様の回答する姿勢に感銘をうけてしまいました。 ありがとうございました。