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防腐剤と植物

クレオソート(防腐剤)処理された古い線路の枕木で、 植木鉢を作りました。 自己満足な出来ばえですが、 知人に植物の育成に有害性はないのかと指摘されました。 当方、科学の知識はまったくなく、植物にも素人であります。 さらに、このような薬品まみれの木材で彫刻してしまうような軽率な側面もあります。 どうか、わかりやすく、ご指導ください。

質問者が選んだベストアンサー

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  • usokoku
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回答No.2

ベンゾピレンとダイオキシンとありますが、人に対する毒性ではありません。 植物に対する毒性ということで、回答しています。したがって、多少含まれていても、溶け出さない限りは、毒性はほとんどないで゜す。 植物の場合(きんたいを除く)には、根から有機酸が放出されれます。この酸に溶けた成分が根から吸収されます。だから油溶成分は吸収されません。 一方動物の場合には、肺から入った場合は、肺分泌液のの界面活性剤(石鹸のたぐい)成分によって、ゆようせい成分が溶けこみます。小腸からも食べた油成分に混じって吸収されます。 植物と動物では吸収機構が異なります。だから、植物には「毒性はほとんどない」です。 むしろ危険なのは、ご質問者です。木材加工をしていますから、適当に木材を乾燥させていますので、乾燥に伴ってベンゾピレン等が蒸発してきます。これを肺から吸い込んで居間す。 危険なのは重金属です。これは、根から放出された結城さんに溶けて、吸収されますから。これも、食べた動物が死ぬくらいの分量がないと影響が出ません。一例としては、たばこやマッシュルームです。たばこの灰の主よう重金属成分が酸化鉛と酸化カドミウムで、1-3ppmほど入っています。マッシュルームを100-200g食べると米国食品衛生局の基準を超えてカドミウムを食べたことになります。 もうひとつの問題は、欧しゅうと日本との環境の違いです。日本は大量の雨(欧米の1.5-2倍)が降っているので、人が住むような場所にとどまらないで流れ去ってしまいます。欧州では雨が少ないのでいつまでも残存します。これが、規制の違いになって洗われています。 地球環境全体を考えると汚染されることには間違いないですけれども、植物えの影響はほとんどないです。

qkbave
質問者

お礼

“ヒトに悪いものは草木に良いはずがない”という程度の安い頭にお付き合いいただいたことに感謝いたします。 usokoku様のご回答はたいへん参考になりました。 またまた眉をひそめられることを承知で白状すれば、花粉症のおり、防塵マスクを2重にしてトンカチとノミを振るったことがベンゾピレンに有効であってくれることを今にして願うばかりです。 それにしても、『重金属』という響きには重苦しさを感じます。言葉に罪はないのですが、これも無知なるが故に違いありません。 さらに、IDにユーモアを交えて遊ぶ余裕もありません。 たくさんのことを学ばせていただきました。 ありがとうございました。

その他の回答 (1)

  • usokoku
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回答No.1

あるかないか、の二者選択ですと「ある」と答えます。 しかし、使われている防腐剤がコールタール(と古い木は重金属も)なので、薬剤が溶け出すような条件(たとえば、水に浸しておくと水の色が変わる)での運用がされた後の、「古い枕木」なので、既に溶け出すだけ溶け出しているでしょう。 溶け出さないような成分だけが残っているだけなので、植物への影響はほとんどないはずです。 新品の枕木ですと、結構防腐剤が溶け出してきます。

qkbave
質問者

補足

早速のご回答に感謝いたします。 自分なりにWEBで検索したところ、以下の記述をみつけました。 ≪ 〇薬剤処理木材のリサイクリングについて: (1)市販されているクレオソート及び廃枕木等に含まれるPAHs(US EPA指定16種)及びPCDD/DFsの含有量を分析した結果、国内で市販されているクレオソート油及び廃枕木にはベンゾ[a]ピレンがそれぞれ930ppm、40ppm(平均)含まれており、いずれも欧州の規制値(生産・販売禁止)を上回る値と考えられた。 (2)クレオソート油、廃枕木表層及び芯部におけるPAHsの分布から、枕木使用中のPAHsの挙動として、低分子量PAHsは表層から多量に揮発・流出する一方、高分子量PAHsは芯部へ浸潤後ほとんど移動せず、廃枕木中にも多く残存する、と考えられた。 (3)廃枕木からは比較的高濃度のPCDD/DFs(24ng-TEQ/g)が検出され、PCPにより一次処理されていた可能性が考えられ、目視によるクレオソート処理の判断だけでは対処できないものがあることが示唆された。このPCDD/DFsの含有については、一試料のみの分析値であり、検体を増やして検証する必要がある。 〇市販されているクレオソート油及び廃枕木にはベンゾ[a]ピレンがそれぞれ930ppm、40ppm(平均)含まれており、いずれも欧州の規制値(生産・販売禁止)を上回る値と考えられた。 〇クレオソート油、廃枕木表層及び芯部におけるPAHsの分布から、枕木使用中のPAHsの挙動を明らかにした。 〇クレオソート処理されている廃枕木から比較的高濃度のPCDD/DFs(24ng-TEQ/g)が検出され、PCPにより一次処理されていた可能性が考えられ、目視による判断だけでは対処できないものがあることが示唆された。http://www.env.go.jp/recycle/waste_tech/kagaku/h13/haiki_hyoka.htmlより ≫ これは、『ダイオキシンは中に残留しているけれども、燃やすわけでもなく、野菜のように食するわけでもないから、草木を育てて観賞する程度ならば大丈夫』という程度の解釈で良いのでしょうか? お手数ですが、ご見解をお聞かせくださると幸いです。