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工学センスについて
現在、工学系の修士の者です。 最近、自分の工学センス、数学センスのなさに失望感を感じてます。 以前からも自分にはセンスがないということは、 漠然とですが分かっていました。 でも、それは自分のこれまでの勉強不足も一因と思い、 遅れを取り戻すために自分なりに必死に勉強と研究を行って きたつもりでした。 しかし、その研究もただ指導教授に問題点と解決法を示され、 ただそれを実験しているだけだったのです。 もちろん、自分でも問題提起をしてみようと色々考えたこともありましたが、 何一つ出てきませんでした・・・。 本当に自分が情けなくなります。 来春からはメーカーへ開発職として就職が決まっているのですが、 このような自分ではとても何かを開発していくということができない のではないかと考えております。 最近では一人になるとこの様なことばかり考えてますが、 一向に答えが見えず悩み苦しんでます。 もし、工学系の仕事に携わってる方がいらっしゃれば、 何かアドバイスをください。 お願いします。
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- daitchian
- ベストアンサー率47% (29/61)
昨年工学系で博士を取得した者です. 工学センスというのは確かに人それぞれです. しかし,悲観することはありません. 私も修士のころは指導教官の指示に従ってましたから. 私の大学では修士までは教育が主であると考えてます. よく考えてみてください. 卒論から初めてたかが2~3年で指導教官のレベルに 行き着くような人はほとんどいません. 博士の学生でもやっと研究者の卵程度ですよ. やはり,このような世界では知識もそうですが 経験が大きく物をいうと思います. 問題提起を考えているみたいですが, 研究の中で最も難しいのはテーマ(問題提起)を決めることだと いわれています. 熟練した先生方でも結構頭を悩ますことなんです. 何もできないと悲観するより,何ができるかを考えて それを地道に遂行していくことで先の道が開けていくものだと思います. あまり先を急がず一歩一歩着実にレベルアップしていくことが 研究者や技術者には最も大切なことだと思います. がんばってくださいね.
- muratyu
- ベストアンサー率42% (23/54)
研究開発や設計をやっておりました。 設計ははっきり言って、センス(才能)です。 経済性は、しばしば安全性や社会環境等とトレードオフになることがありますが、これらのバランスをとりつつ、自分の独創性、美観や顧客嗜好性を盛り込むのは設計者のセンスに大きく関係します。 っと、ここまでで終わらせてしまったらhiroaibiaさんの応援にはなりませんね(笑) では、センスのレベルアップを図るためにはどうしたら良いでしょうか・・・ それは、沢山の製品に触れることです。多くの経験をする(専門分野の内外問わず)ことです。多くの先輩技術者の意見に耳を傾けることです。 そしてそこから感じ、学ぶことです。これらは類似製品や新規開発に対してアイデンティティの蓄積がひらめきや開発製品をより洗練させてゆくことに大きく役立ちます。 例として、今春から就職しながら博士課程に進んでいる若者を面倒みております。彼は怖いもの知らずで「将来はメーカーとしてマネジメントをしてゆきたい」と言っておりました。修士の時、「就職先が見つからない」と相談を受け、「周りが進学出来る環境に有るのなら進学し、同時に就職は企業の大小にこだわらず、自分が興味があって且つ学びたい分野を扱っているところに行って(社員、アルバイト等身分を問わず)多くを学びなさい」とアドバイスしました。 そしてこの前、こう相談されました。 「一つのルーチンに束縛される。私は製品の流れ全体を学びたい。」 私は答えました。 「君は液晶(彼は液晶パネルの生産技術)についてどこまでを知った?自分の技術として人に説明出来るか?顧客に液晶以外の代替案を求められたとき、案を提示出来るか?液晶の利点、欠点を熟知していないと、次世代のパネルの開発は出来ないぞ。一つ一つを積み上げてゆくことを急いではいけない。」 彼は納得してくれました。 このとき、小生が語るに当たって気をつけたことは、彼の持ち味である前向きな志とエネルギを失わせてはいけないといったことでした。 >遅れを取り戻すために自分なりに必死に勉強と研究を行って >きたつもりでした。 >しかし、その研究もただ指導教授に問題点と解決法を示され、 >ただそれを実験しているだけだったのです。 >もちろん、自分でも問題提起をしてみようと色々考えたこともありましたが、 >何一つ出てきませんでした・・・。 >本当に自分が情けなくなります。 ここまで考えているだけで素晴らしいことだと思います。(ここまで考えている人間はけして多くない) hiroaibiaさんは現状分析がきちんと出来ていて、前向きなエネルギを持っているでは有りませんか。 「ジョハリの窓」をご存じでしょうか?開発プロジェクトは多くを知らずとも一つを詳しく知って置く方が有効です。 大事なのは、自信とやる気の火を消さないことです。 大手人気企業の採用状況を見ても、募集条件を満たしているのは新卒の15%にすぎないのです。 開発品は製品化が松井の打率(3割)で有る必要は有りません。長い人生をマラソンの様に着実に前進する(しようとする)粘りの方が必要です。 たった1割でも製品化にこぎつけた時の達成感は素晴らしいものです。 誰でもスタートラインは同じです。hiroaibiaさんと同様に新卒者は臆病になっているはずです。頑張ってくださいね。あなたのような若者を応援しています。
- mmky
- ベストアンサー率28% (681/2420)
「その研究もただ指導教授に問題点と解決法を示され、 ただそれを実験しているだけだったのです。」 コメント:学校では解ける問題を出すのです。だから会社のような開発では、解けない問題ばかりですので、まったく心配する必要ありません。回答がないのですから。 「もちろん、自分でも問題提起をしてみようと色々考えたこともありましたが、 何一つ出てきませんでした・・・。 」 コメント:これも気にする必要はありません。問題提起は上司や、ユーザから山のようにきますので。 つまり、何を言いたいかといいますとね。 会社では、問題がでると、一生懸命努力して解くことなのです。常識でも非常識でもいいのです。不可能を可能にするということは、基礎知識は必要ですが、理論だけではだめなのです。ある意味、理論を捨てなければ回答が 得られないのです。捨てられる技術者が良い技術者なのです。 「俺はこんなこと知ってるんだぞ」という技術者は大成しません。 謙虚に努力している方が最後には残っていますし、いい仕事をしています。 ということで、知識はつけることです。 でも心配はまったく必要ありません。どんな状況でも明るく「絶対出来る。出来るんだ。」と信じて努力すればいいんです。必ず結果がでます。 ということでアドバイスまで。
- tsuri-kuro
- ベストアンサー率25% (6/24)
あるメーカーの研究職として就職し、現在は商品開発をしています。 ものすごく真面目な方ですね。その真面目さで、取り組めば大丈夫だと思いますよ。 僕の場合は、学生時代、教授、助教授に指摘されたことしかやってなかったことすら気づけていませんでした。会社に入って、初めは分析部門で世の中にない分析法の開発や、誰も解明できていない現象を究明するような仕事を目指しましたが、センスが無いなぁと感じてかなり悩みました。 しかし会社はさすがに利益を上げるために、そんな状態では放っておいてくれません。別の部署に異動となり、最終製品の開発にたずさわるようになりました。分野にもよりますが、商品開発では既存の技術の組み合わせや周辺技術の開発が多く、ある程度論理的な解析と状況判断ができれば、十分に役立てているのではないかなと感じています。#1の方も書かれていますが、商品開発の各ステップでは、大学で必要とされるような能力以外に様々な能力が必要となりますので、絶対に自分を生かせる仕事はあると信じましょう。 それから、異業種の方々と接する機会からもどんどん勉強させてもらうことが多くあります。今思うと、学生時代にベースとなる考え方を叩きこんで頂いたと思いますが、仕事の進め方やいろんなことは会社に入って勉強できたなぁと感じます。学生時代より会社に入ってからの方がずっと時間が長いですから、成長できる時間は十分にあると思って頑張って下さい。 このような悩みを持ちながら真面目に取り組んでいる社員なら、まともな上司は、絶対に生かす道を考えます。もし、ウチの職場なら、一生懸命育つように応援したいな、と思いますよ!!
- doya
- ベストアンサー率39% (70/177)
おはようございます。 メーカー勤務ですが、開発系ではありません。ですのでアドバイスとなります。 また一企業に勤める個人の感想という程度で、お読みください。 質問の悩みについては、実際の業務をする上では、あまり気になさる必要はないと 思います。むしろ、ご自分の欠点を把握できているという点で、良いことだと思い ます。 開発職ということは、研究所にて最先端の新技術を開発(発明)していくお仕事 なのでしょうか? 純粋にそのようなお仕事に就かれるのでしたら、あまり参考にならない話ですが もしそのような開発職でなく、新製品を開発するという意味の開発職でしたら そのような人は、私の仕事場の近くにゴロゴロいます。 新製品開発の場合は、ヒラメキやセンスは確かに重要ですが、実際の業務をする 上では、製品に対する理解度や過去の製品に関する知識、それらを総合的に理解して 新製品に何が求められているのか、開発目標としてどこまでやればよいのかと いった理解度の方が重要だと思います。さらに現場を知ると言う泥臭さも必要です。 (机上の計算は通用しないことがよくあります) 新製品の開発は、あまり冒険はしないものです。(大企業ほど保守的です) むしろ新しいことをする場合に、失敗したときはこのような対策(実績のあるもの) を用意しておくという姿勢(これもセンス)などが重要でしょうか? おそらく個人で動くのではなく、組織としてDR(デザイン・レビュー)を繰り返し ながら、開発を進めることになると思いますので、最初はチームとしての解決法が 見つかれば良いと思います。 その中で経験をつんでいければ、良いのではないかと…。 しかしこのご時世では、原価計算ばかりという可能性もありますよ。 (半分本気で、半分冗談です) 今はむしろ、基礎につながる勉強をきちんとやっている(理解する)方が、会社の 期待に素直に応えることになると思います。 (仕事なんて実務を勉強しないと、訳がわからないものです) では、失礼します。(かんばってください)
- Mkazuya
- ベストアンサー率0% (0/0)
こんにちは 私は精密機器メーカーに就職していますが、一口に開発といってもその内容は 多岐にわたりますし、各々いろいろな役割が存在します。 基礎研究~製品化プランニング~プレ開発~実設計~設計レビュー~製品化~ 製品レビュー~・・・。(企業によってステップは違いますのであしからず) あなたは今、ある意味とても狭い領域に関して自分を評価しにくく感じている ようですが、逆にそこから卒業することで自分の新しい可能性が見えると考え てはどうでしょうか。きっとあたらしい世界に自分の役割が存在しますよ。 少しだけアドバイスですが、自分の適正を素直に認めることも大切だと思います。 自分が興味がないとか価値を置いていないことに関しても、相手から見たら とても能力があると指摘されることがあります。そういうときは素直に考えて みると、新しい自分がカミングアウトしてきます。そうやって自分が変わっていく ことも肯定的に受け止めると、どんどん成長してきますよ。 では。