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香港返還後→台湾問題
中国の掲げた一国二制度によって、香港の現状はどうなっているのでしょうか? 返還前と返還後、経済的に香港に住む人たちは苦しくなる、もしくは、発展している など、香港の現状を教えてください。 香港から中国へ行くには自由だけれど、中国の人が香港へ行くのには制限があると 何かの本で読みました。それは今も続いてるんでしょうか? また、今後もし台湾が一国二制度によって中国となる場合、台湾はどういった 変化があるのでしょうか? 台湾、香港に詳しい方、教えてください。 もしくは、台湾、香港の方がいらっしゃるのなら、それぞれの立場から返還に ついての意見を聞かせてください。
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香港は、1997年7月1日以降50年間にわたり、国は中国に所属するが、独立した政府によって運営されるという、一国二制度がスタートしています。50年後には解消することを目指しているわけです。 軍は中国軍が駐留し、警察は香港政庁に所属する形となっており、政策や予算の決定、重要政府人事の決定に際しては、完全独立とはいかず、さまざまは形のよく言えば調整、悪く言えば圧力が行われているということです。 もともと中国人の中国国内の居住移動は制限されており、香港地区に対しても適用されている他、不法移動を防ぐため、国内国境を設け、いわば香港地区への入出国を制限しています。 現在香港経済は苦悩していますが、必ずしも独立行政ではないことの影響が特に外資側に見られるますが、中国投資の拡大が最も大きく影響しています。つまり、一国二制度が主たる原因ではないはずです。 中国政府は、台湾についてもこの香港方式の適用を考えているようです。台湾は既に政治的に民主化が進められており、台湾国民が一番警戒しているのは、独立行政が徐々に、共産化の方向と実際権益が大陸側に持っていかれるのではないかとの懸念でしょう。 歴史的に見て、中国政府の約束は信用できないという立場でしょう。
お礼
わかりやすい説明、ありがとうございました。 中国が、アジアひっぱっていく立場になる気がするのですが、 私も、その点(中国政府)が気になっています。 でも、一国二制度が原因で、香港が苦悩しているわけではないということ がわかってよかったです。