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アクティブマトリクスとは
アクティブマトリクスとはどういう意味
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- sanori
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ディスプレイ関係の元プロです。 アクティブマトリクスの対義語はパッシブマトリクスです。 【アクティブマトリクス】 アクティブマトリクスは、1画素に1個のアクティブ素子が配置されています。 アクティブ素子には、TFT、MIM、TFDなどがありますが、 現実にはTFTしか使われていないと思います。 TFTの・・・ ・ソースは、画面の上下方向に伸びる映像信号線に接続、 ・ドレインは、その画素の階調電圧を蓄える容量に接続、 ・ゲートは、画面の左右方向に伸びる操作信号線に接続 されています。 ある1本の走査線に電圧をかけると、その行のTFTが一斉にONします。 TFTがONすると、ソースから供給された映像信号(階調データ)の電圧が画素の容量に書き込まれます。 そして、次に走査線の電圧を下げることによってTFTがOFFすると、 容量に蓄えられた階調電圧は保持されます。 この階調電圧の大小によって、ドットの明るさが決まります。 このルーチンを他の全ての走査線についても同じように行うと、画面全体が書き換わったことになります。 たとえば、17型や19型の液晶(1280×1024)では、走査線が1024本あるので、リフレッシュレートを60Hzにすれば、大体 約1024×60 = 6万強 つまり、60MHz強が映像信号の周波数になります。 ここで、半導体に詳しい人だと気づくのですが、 実は、アクティブマトリクスとDRAMとは、原理的には全く同じです。 【パッシブマトリクス】 パッシブマトリクスとは、画素1個1個に対応したアクティブ素子がなく、 単に行方向の信号線(第1層)と列方向の信号線(第2層)とがあるだけです。 そして、それぞれの交点が容量(画素)になっています。 ですから、単純考えで映像信号を与えれば、画像を表示できそうにない、ということは想像できますよね? ところが、高度な数学的処理によって、行方向の信号線と列方向の信号線とに複雑な信号を与えると、1個1個の容量にかかる1周期ごとの電圧の平均値によって、実質の階調電圧を与えることができます。 私が使っている携帯電話は、外側の小さい液晶がパッシブマトリクス、内側の大きい液晶がTFT液晶(アクティブマトリクス)です。 なお、 よい図示を見つけましたので、ご覧ください。 http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-Bay/9357/lcd-2.html 液晶だけでなく有機ELでもアクティブマトリクス、パッシブマトリクスがあります。 有機ELディスプレイのパッシブマトリクスとアクティブマトリクスの図は、こちらにあります。 http://www.tmdisplay.com/tm_dsp/jp/technology/oled.html#System
- kokuramon
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IT用語のアクティブマトリクス方式でしたら、下記URLで詳しく解説されています。