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放物線に正三角形が内接するときの重心の軌跡
放物線y=ax^2の上に3点P,Q,Rをとり、三角形PQRが正三角形になったとする。このとき、3点P,Q,Rのx座標にはどういった関係があるのでしょうか? 正三角形の重心の存在範囲はどうなるのでしょうか? から発展させた自作問題ですが複雑でよくわかりません。どうかよろしくお願いします。
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ANo.2 です。 訂正します。 【誤】 |X| が大きいところでは Y = X^2/10 + 2 に近い曲線のようです 【正】 |a*X| が大きいところでは a*Y = (a*X)^2/10 + 2 に近い曲線のようです ご質問にある3点P,Q,Rのx座標については、( 2/3 )*π < α < π の範囲で α を動かして c、X、Y を計算すれば次式で計算できます。 P( X + c*cosα , X + c*sinα ) Q( X + c*cos( α + 2*π/3 ) , X + c*sin( α + 2*π/3 ) ) R( X + c*cos( α - 2*π/3 ) , X + c*sin( α - 2*π/3 ) ) 点P, Q, R のx座標をそれぞれ x1, x2, x3 とすれば x1 = -1/2*cos(alpha+1/6*Pi)*(4*sin(alpha+1/6*Pi)^3-3*sin(alpha+1/6*Pi)+4*cos(alpha))/(a^2*(sin(alpha+1/6*Pi)-1)*(2*sin(alpha+1/6*Pi)+1)*(2*sin(alpha+1/6*Pi)-1)*(sin(alpha+1/6*Pi)+1)) x2=-1/2*sin(alpha+1/6*Pi)*cos(alpha+1/6*Pi)*(4*sin(alpha+1/6*Pi)^2-7)/(a^2*(sin(alpha+1/6*Pi)-1)*(2*sin(alpha+1/6*Pi)+1)*(2*sin(alpha+1/6*Pi)-1)*(sin(alpha+1/6*Pi)+1)) x3=-1/2*cos(alpha+1/6*Pi)*(4*sin(alpha+1/6*Pi)^3-3*sin(alpha+1/6*Pi)-4*cos(alpha+1/3*Pi))/(a^2*(sin(alpha+1/6*Pi)-1)*(2*sin(alpha+1/6*Pi)+1)*(2*sin(alpha+1/6*Pi)-1)*(sin(alpha+1/6*Pi)+1)) で表されます(これはソフトの式をペーストしたものです)。 x1 と x3 の関係はほとんど a*( x1 + x3 ) ≒ 0 で、x2 は x1 と x3 の間にあります。厳密には等式は成り立ちませんが、( 2/3 )*π < α < π の範囲では | a*( x1 + x3 ) | < 0.6 です。つまり、正三角形が放物線に内接しながら動くとき、正三角形の1辺はほとんどx軸に平行な状態にあるようです。 特に α = (5/6)*π のとき(これはαの範囲の中間点になります) x1 = -x3 = (√3)/a、x2 = 0、重心位置は ( 0, 2/a )、c = 2/a となって、正三角形の1辺はx軸に平行となり、その辺に対向する頂点は原点に来ます。このとき重心の y座標は最も小さくなり、正三角形の大きさも最も小さくなります。
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- inara1
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手計算ではとても無理なので数式処理ソフトで計算してみました。 stomachman さんのパラメータを使い、重心位置を(X, Y)、重心から3頂点までの距離を c 、ある頂点と重心を結ぶ線分がx軸となす角をα( -π≦α≦π)としたとき、3頂点が放物線 y = a*x^2 上にあるという条件から、以下の式が得られます。 a*( X + c*cosα )^2 = Y + c*sinα a*{ X + c*cos( α - 2*π/3 ) }^2 = Y + c*sin( α - 2*π/3 ) a*{ X + c*cos( α + 2*π/3 ) }^2 = Y + c*sin( α + 2*π/3 ) これを c, X, Y について解くと c = -2*cs/d --- (1) X = sn*cs*( 3 - 4*sn^2 )/d --- (2) Y = cs*{ 16*sn^6*cs + ( 32*sinα - 24*cs )*sn^4 + 32*sn^3*cs*cosα + ( 9*cs - 40*sinα )*sn^2 - 24*sn*cs*cosα + 16*cs*(cosα)^2 + 8*sinα }/( 4*d ) --- (3) ただし sn = sin( α + π/6 )、cs = cos( α + π/6 )、d = a*( 1 - sn )*( 1 + sn )*( 1 - 2*sn )*( 1 + 2*sn ) となります(Yの式がややこしい)。 式(2), (3) から α を消去し、Y = f(X) や X = g(Y) の形にすることはできませんでした(数式ソフトで解かせてみると、複数の6次方程式の一般解の和になりました)。しかし、重心位置 (X,Y) は α を媒介変数とすれば一義的に表せることが分かります。 ただし全てのα の範囲(-π~π)で重心位置が存在するとは限りません。 d がゼロ、あるいは c が負になるような α のときには重心は存在しません。式(1) から、α に対する a*c の値をグラフ化してみると、a*c は α に関する奇関数で -π< α < -( 2/3 )*π のとき a*c ≦ -2 -( 2/3 )*π < α < -( 1/3 )*π のとき a*c ≧ 2 -( 1/3 )*π < α < 0 のとき a*c ≦ -2 0 < α < ( 1/3 )*π のとき a*c ≧ 2 ( 1/3 )*π < α < ( 2/3 )*π のとき a*c ≦ -2 ( 2/3 )*π < α < π のとき a*c ≧ 2 となりました( |a*c| = 2 となるのは範囲の中央)。c > 0 ですから、a > 0 の場合は、以下の α の範囲でのみ重心が存在することになります。 -( 2/3 )*π < α < -( 1/3 )*π または 0 < α < ( 1/3 )*π または ( 2/3 )*π < α < π さらに、この α の範囲で、式(2), (3) を使って、a*X と a*Y の値を計算してみると -( 2/3 )*π < α < -( 1/3 )*π のとき a*Y < 0 0 < α < ( 1/3 )*π のとき a*Y < 0 ( 2/3 )*π < α < π のとき a*Y ≧ 2 となるので、結局、最後の範囲 ( 2/3 )*π < α < π だけが、重心が存在する条件のようです(この場合放物線はy≧ 0 にしか存在しないので、y < 0 に重心が来ることはないと思います・・)。 ( 2/3 )*π < α < π のとき、a*X, a*Y を計算し、点(a*X, a*Y ) の動く範囲をグラフに描いてみると、点( 0, 2 ) を頂点としたV字状の曲線(偶関数)になりました。頂点付近は丸みがあって、|X| が大きいところでは Y = X^2/10 + 2 に近い曲線のようです。 式(1)~(3) は数式ソフトの結果を読みやすいように書き直したものですが、写し間違いがあるかもしれないので、ソフトの式を以下にペーストしておきます(全て半角なのでそのまま使えるはずです)。 c*a=-2*cos(alpha+1/6*Pi)/(4*sin(alpha+1/6*Pi)^4-5*sin(alpha+1/6*Pi)^2+1) a*X=-1/2*(4*sin(alpha+1/6*Pi)^2-3)*sin(alpha+1/6*Pi)*cos(alpha+1/6*Pi)/((sin(alpha+1/6*Pi)^2-1)*(4*sin(alpha+1/6*Pi)^2-1)) a*Y=1/4*cos(alpha+1/6*Pi)*(16*sin(alpha+1/6*Pi)^6*cos(alpha+1/6*Pi)+32*sin(alpha)*sin(alpha+1/6*Pi)^4-24*sin(alpha+1/6*Pi)^4*cos(alpha+1/6*Pi)+32*sin(alpha+1/6*Pi)^3*cos(alpha+1/6*Pi)*cos(alpha)+9*sin(alpha+1/6*Pi)^2*cos(alpha+1/6*Pi)-40*sin(alpha)*sin(alpha+1/6*Pi)^2-24*sin(alpha+1/6*Pi)*cos(alpha+1/6*Pi)*cos(alpha)+8*sin(alpha)+16*cos(alpha+1/6*Pi)*cos(alpha)^2)/((4*sin(alpha+1/6*Pi)^4-5*sin(alpha+1/6*Pi)^2+1)^2)
- stomachman
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aは定数と思って良いんですよね。 直交座標系で正三角形の重心を(X,Y)、重心と頂点の距離をcとすると、頂点は (X,Y)+c(cos(α),sin(α)) (X,Y)+c(cos(α+θ),sin(α+θ)) (X,Y)+c(cos(α-θ),sin(α-θ)) ただし θ=2π/3 です。この三点がどれも y=a(x^2) を満たすのだから、連立方程式 (1) Y+c sin(α)=a(X+c cos(α))^2 (2) Y+c sin(α+θ)=a(X+c cos(α+θ))^2 (3) Y+c sin(α-θ)=a(X+c cos(α-θ))^2 が得られます。三角関数の加法法則を使って整理すると、 [1] Y=(Yを含まない式) [2] c=(cとYを含まない式) [3] X=(XとcとYを含まない式) の3本の式が(多分)得られ、これで、αをひとつ決めた時のX,Y,cが決まります。 ★ ところでaは1に固定しても一般性を失いません。というのは y=a(x^2) を満たすx,yは ay=((ax)^2) を満たすから、x'=ax, y'=ayとおけば(つまりx軸、y軸をどちらも1/a倍にすれば) y'=x'^2 という標準形になるからです。
お礼
なんとすごい計算、感謝いたします。