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20代女性の砂糖の摂取量
20代女性は1日にどれぐらいの量の砂糖を摂取すればいいですか?
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砂糖はあえて摂らなくていいですよ。 むしろ上限を気にした方が良いです。 現代は、調味料や加工食品のほとんどに砂糖やブドウ糖液などが含まれており、そのほかお菓子を日常的に食べる習慣を持つ人が多く、すい臓や肝臓などに負担をかけています。 1日に摂ってよい砂糖の量は、その人の体重の約半分相当のグラム量までということです。(60キロの人は1日30グラムまで) (参考文献「低血糖症治療の手引き」柏崎良子・著) 最近、砂糖をたくさん売りたい人達(?)が、「砂糖は脳に重要なエネルギーだ」という宣伝をしているようなのですが、 これは体全体の仕組みを理解していない理論です。 砂糖が、ブドウ糖に変わりやすく、すばやくエネルギーになると言っているのですが、 白砂糖やブドウ糖液のような糖分は、体内でビタミンB群を大変多く消耗します。 (黒糖やさとうきび糖はやや良いのですが、それでもできるだけ控えるのがよいです。) また、血糖値が急上昇しやすく、すい臓はインスリンを分泌して血糖値を下げなければなりません。 血糖値の急上昇が頻繁にあると、すい臓は慢性疲労を起こして、血糖値の調節不良を起こします。 よく知られているのが高血糖になる糖尿病ですが、 逆に血糖値が低めになる「機能性低血糖症」「食原性低血糖症」という慢性疾患もあります。(血糖値が低めとは言っても、正常値の範囲内で低めということが多いので、異常と病院で判定されることは少ないです。) 特に糖分を摂りすぎているという意識が無くても、現代の食べ物のほとんどにかなり糖分が含まれています。 また、こんなに甘いものを頻繁に食べることは、過去の時代には無かったはずです。 脳のエネルギーはブドウ糖だけですが、炭水化物、それも精製されすぎない胚芽米、分つき米、雑穀、ライ麦パン、全粒粉のパン、ソバなどから摂取するのが良いです。
お礼
丁寧な回答ありがとうございます。とても分かりやすかったです。