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土地について
一番高いところで、3m弱の擁壁のある土地を購入しました。 地盤調査の結果、ベタ基礎で、という指定はあったものの安全性には問題なしと言われ、10年保証もつけてもらいました。地盤が大丈夫、ということは擁壁などが崩れる心配はないということですか?擁壁はどれくらいでメンテナンスが必要なのでしょうか?無知ですみません。よろしくお願いいたします。
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鉄筋コンクリートの対応年数は、鉄筋の錆びはじめまでです。 コンクリートは強アルカリで、その中にある鉄筋は、強アルカリの影響で、鉄筋表面に不動体と呼ばれる、酸化皮膜(さびが進行しない)が形成されます。たとえ、工事の際に最初から錆びた鉄筋であっても、この皮膜が形成されるから問題ない。 しかし、コンクリートの強アルカリは、空気中の二酸化炭素(弱酸性)の影響でコンクリート表面から中性化されていきます。 中性化の速度は10年で約1cmと言われ、コンクリート表面から鉄筋まで最低4cmは確保されているはずだから、対応年数は製造から40年と思ってください。 では、40年過ぎると鉄筋が空気中の酸素と反応してゆっくり酸化(錆び)し始めます。錆びると鉄筋が錆びた分だけ膨張し、周囲のコンクリートを押し出して最後には、コンクリートの剥離が起こります。 よくニュースで、「トンネル内の天井からコンクリートの破片が・・・」とよばれてるのはこの現象です。 ただ、酸素もコンクリートを通過しないと鉄筋に到着しないため、一気に崩壊するわけではありませんから、定期的な検査を確実に行えば100年くらいは持つと思います。 あと、中性化途中のコンクリートに、外部から強アルカリ薬液を注入して、対応年数伸ばす技術も既に開発されてます。 今回のは、擁壁の対応年数であって、地盤の強度と擁壁の設計強度・施工方法が正しく施工されていればの話です。
お礼
回答ありがとうございました。 地盤の強度と擁壁の設計強度・施工方法が正しく施工されているようなので100年と聞いて安心しました。点検やメンテナンスをきちんとすることが必要なのですね。ありがとうございました。