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超低金利って何ですか?
「ここ15年の超低金利」「ゼロ金利政策」「金利引き上げ」「引き下げ」新聞なんかでよく目にしますが、意味がさっぱり分かりません。 今まで経済に興味がなかったもので、恥ずかしながら就職活動を始めた今でも分かりません。 実は何が分からないかもよく分かっていません。 そこで 1.金利って何ですか?誰が管理してますか? 2.超低金利ってどういうことですか? 3.引き上げ、引き下げされると世間にどういう影響が出るんですか? どうか教えて下さい!
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1.日本銀行が一般の銀行に貸し出す金利(年利率)を公定歩合といいます。この金利を1000万を年利率0.05%でお金を借りた時1年間の利子が1000万*0.05/100=5000円ですので、返済額は100万5000円です。 こうして日銀から借りた銀行は金利(年利率)5%で1000万を企業に貸すと 1000万*5/100=50万の利子と元本を1年後に受け取ります。銀行は日本銀行に1000万5000円を返済し、差額50万-5000円=49万5000円の利益を得ます。 金利が低いと、日銀は銀行に超低金利の0.05%という公定歩合(年利率)で銀行に貸し出し、銀行は利益を3%の金利(年利率)を上乗せして企業や個人にお金を貸し出します(融資という)。所が現在の米国や好景気の時の日本のように公定歩合が5%の金利になると、銀行は5%の金利で日銀からお金を借りて、貸し出し利益を3%程度見こんで年利率8%程度の高金利で企業や個人にお金を貸し出します。 銀行は貸し倒れのない融資先にお金を貸し出します。 米国のサブプライムローン問題は住宅ローンを借りた人が大量に返済できなくなって、お金を貸した金融会社や銀行が貸出金が焦げ付いて返済してもらえなくなった事に起因します。 低金利だと、銀行や郵便局の預金金利が公定歩合に連動して預金の利子が決められます。金利が超低金利だと、退職金や家賃収入の利子で生活したり、子供の大学までの教育資金を預金して貯めようとしても利子が殆どなく、物価だけが上がっていきますので預金の額が目減りしていきます。 銀行は低金利でも高金利でも返済できなくなるような企業やb個人に融資しない限り、儲かります。個人は金利により生活が大きく左右されます。高金利では、お金を借りる時の利子が非常に高くなります。 一方、政府は赤字国債をどんどん増やしています。この赤字国債は国民の借金で、いずれ税金の増税となって負担を求められます。今この赤字国債が850兆ほどで国民1人辺り800万円程度の借金です。この赤字国債は政府が国民の財産を担保に日本銀行から公定歩合で借りている事になります。つまり超低利政策を維持し続けないと、赤字国債(国民の借金)が急増しますので金利を低くしておかないと、国民の総財産を税金で徴収しても返済仕切れなくなれば、政権が不安定になり、国家が破綻します。恐慌がおこり年率1000%以上のインフレが起きたりします(かって、ブラジルやロシアで起きました)。このため、日本は赤字国債が増え続ける限り、政府が日銀に超低金利を強要している状態が続いています。そのおかげで国民が貯金しても、退職金を預金しても、農地を売っても、直ぐになくなってしまいますし、長く預けるとインフレで目減りしてしまいます。 金利は日銀が管理していますが、その日銀の総裁人事を政府(総理大臣)が握って圧力をかけて低金利を無理やり維持させているわけです。総理大臣といえども、日銀総裁人事は衆参国会の承認を得ないと任命できないので最近は国会でもめていますね。 2.超低低利がつづくと、幾ら貯金しても増えませんので、実質増税と同じですね。預金してもしなくても、物価上昇で目減りし、消費税が増えて政府は儲かりますね。その分、国民のためたお金は目減りして行きます。 住宅ローンを借りる人にとって返済総額は減少しますが、物価が上昇し預金がたまらないので、国民の多くが住宅ローンも組めない状態です。 3.すでに書きましたが、住宅ローンの金利があがり、給料が上がらない現状では、住宅ローンも借りれずマイホームやマンションの購入ができなくなります。それより、赤字国債850兆(コレは国民の借金)がものすごいスピードで膨らんで生きます。国家財政破綻して、政治不安や恐慌状態、超インフレ状態に陥ります。ソ連崩壊してロシアが生まれる前後の状態と同じで、犯罪や人身売買、金持ちは他国へ逃亡して、国民が路頭に迷う恐慌状態、無政府状態ななったりしますね。 大銀行や大企業は富裕層はあまり影響はありませんが、一般の国民の生活の将来計画がたたなくなりますね。金利が上がれば、物価が上昇し、住宅ローンが借りれなくなり、赤字国債が急膨張し、インフレが起こり物価が上昇します。金利を下げようにも超低金利が続く日本では金利を下げようがありませんね。赤字国債が殆どない先進諸国は金利が高く景気がいいですね。特に中国、ブラジル、ロシア、インドは年率10%以上の経済成長がつずいています。国民の給与所得もすごい勢いで伸びています。日本の労働者の平均年収は低下をたどっています。物価だけが上昇して行きますし、年金も減少して、犯罪や自殺が増加し、病気になっても保険証がなく病院にかかれない人が増えています。 正常な経済状態の国は金利(公定歩合)が3%~6%位で上下して経済をコントロールしています。
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- mat983
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今銀行に100万円を1年間預けたらいくら利子がつくかご存知ですか? ほとんどが1%行きません。 20%の利子がつくので8000円も利子がつかないのです。 バブルの頃は7%を超す利子がありました。 100万円なら7万円で、税金を除くと5万6千円です。 預けても利子がつかないこと。これを超低金利と言います。 管理は日銀です。公定歩合と言います。 金利が引き上げると、住宅ローンが一緒に上がり、 家計圧迫しますが、お金持ちは利子が増えるので資産が増えます。 企業も低金利でお金が借りられるので、設備投資が盛んになります。
お礼
100万円預けて年7万円ですか!そんな時代もあったんですね・・・バブル期の話は聞くだに羨ましいばかりです。 公定歩合というのも聞いたことがありますが当時はほとんど気にしてませんでした。 最後の三行はちょっとまだ飲み込めませんでした。どうして金利が引き上がると企業が低金利でお金を借りられるようになるんでしょうか??理解力不足ですみません。勉強します。 お答え頂きありがとうございました。
お礼
具体例を挙げて詳細な回答を寄せて頂いたお陰で理解できました! なるほど・・・つまりこの国の財政は行き詰まっちゃってるんですね;; 勉強になりました。ありがとうございました。