Ｌ Ｐ レコードの保管，活用，処分

質問

Ｃ Ｄ が出て２０年になるそうですね。
長くクラシックを聴いてられる方は Ｌ Ｐ レコードをたくさんお持ちだと思いますが，
Ｌ Ｐ は，どうされていますか。あるいは，どうされましたか。

２０年間，棚に入ったままのものや，Ｃ Ｄ に置き場所を譲って
ダンボール箱に詰め込んだままになっているものがあります。
どうすればよいものかと時々考えますが，よい案が思いつきません。

回答No.4

hossannpap · ベストアンサー

人それぞれ！と言ってしまっては身も蓋も無いですね(苦笑)！

　ご参考になるかは解りませんが、私の場合を少しお話します。
アドバイスと言う様な、意味で書くのでは有りませんので、その辺は御承知置き下さい。

　私は現在58才。物心付いた頃の環境は戦争が終わって７～８年位後(1952～53)。父の趣味で良く聴いていたＡＭラジオ放送のＮＨＫ第１放送と第２放送でのステレオ放送「立体音楽堂」や、多少有ったＳＰレコードと蓄音機でクラシックを聴かされていた記憶が有ります。
　私が8才位(1957)になった頃だったと記憶しますが、我が家に電蓄が仲間入りしＭＯＮＯのＬＰレコードを聴く様になりました。
そして、10才(1959)頃、セパレートのステレオが我が家の住人になり、その頃からＳＴＥＲＥＯのＬＰレコードが仲間入りし始め、やがてレコードの量は徐々に増えていきました。
　そして、私も社会人になり実家から独立！私自身のＬＰも増えていきました。そして、25年強の時が過ぎ、」今から凡そ十年前に父が無くなりました。
　丁度その頃、私はＬＰを殆ど聴いておらず、もっぱらＣＤで済ませておりました。が、自分で購入したレコードも父の形見のレコードも、どうしても処分できず、私の元へ全て置きました。ただ、置いているだけで家族にとっては、邪魔な塵の様な存在でした。
　それから数年後、偶々知ったクラシックレコード鑑賞の集いに参加し始めて、ＣＤでは聴けていなかった音を感じ、当に目からウロコでした。

　噂には聞いていた、アナログとデジタルの音の違い・・・音のふくよかさ・音の艶っぽさ・音の潤い、色々な言い回しで比較されている事が、久しくＣＤしか聴いていなかった私にも感じ取れてしまいました。
　我が家の装置は、人様に紹介出来るほどの高級機では有りません(当時の合計金額でおおよそ100万程度)し、30年～20年前の機械ばかりで構成されていますので、音の薀蓄を並べ立てて如何のこうのと言う気は有りません。
　その集いから、我が家でも再びレコードを聴く様になりました。そして、今現在では、レコードを聴く頻度の方が圧倒的に多くなりましたし、何故かレコードを聴いている時の方が、しっかりと音楽に向かい合っている気がしています。
　今では、中古レコードで、未だ聴けていない演奏やどうしても手元に置きたいレコードを探すようになってしまいました。そして、時には、イギリスやドイツ・アメリカのショップに問い合わせて探してもらう事もしばしば(日本でカッティングされたものよりオリジナル国のカッティングのものの方が音が優れている場合が多い)・・・マニアの方には遠く及びませんが、現在レコード枚数3000枚強・ＣＤ2000枚弱です。

さて、レコードの保管に関しては、
●必ず垂直に立て、空き過ぎず、詰り過ぎない程度(ジャケットの出し入れに苦労するほど詰めない)に並べる。
●盤面（特に溝の部分）には、絶対手指を触れない。（手脂やカビの原因）
●砂埃・毛埃を残したまま、レコード袋に入れない。（プレーヤに掛ける前の清掃・ジャケットに仕舞う前の清掃）
　清掃に関しては、通常はレコードクリーナースプレー(静電気防止剤)をレコードクリーナに軽く吹き付けて、乾かぬうちにレコードを拭う程度です。
　酷い汚れ・頑固な埃などで、ノイズが酷かったり音飛びしているようなレコードには、レイカから出ているレコードクリーニングキットの「バランス・ウォッシャー液(Ａ液・Ｂ液・専用クロス)」で、掃除してやる事で、かなりのレコードが復活しました。
　尚、レコード清掃については、以前投稿したページを参考になさって下さい。下記にそのＵＲＬを記しておきます。
http://oshiete1.goo.ne.jp/qa3271425.html

　次に、レコードプレーヤは、私の場合は、35年位前のダイレクト・ドライブのプレーヤ(重量15kg)が現役で動いてくれています。最近、オークションで同じ機種を購入して、ＭＭカトリッジ用・ＭＣカートリッジ用・ＭＯＮＯ・カートリッジ用にこの２台を接続して使っています。
　カトリッジと針に関しては、レコード全盛期に有名であったメーカの人気のカートリジは今でも、十分手に入りますし針も支障無く手に入ります。（針は国産の交換針が出ていますが、出来れば純正の方がカートリッジの性能をフルにはっきさせてくれるようです。）・・・オークションでもかなり出ています。

　アンプも35年くらい前の機種を今でも使っています。持ち主に気を使って良く働いてくれる、今では私の大事な家族です。

　貴方様のオーディオ環境を存じませんので、、あえて、具体的なメーカー名・機種名は載せません。

　横道にそれますが、60年代～70年代前半のレコードジャケットは、解説、記述が詳しく、デザインも優れているものが多く存在します。勿論、ジャケットの表紙デザインもＣＤとは比較にならない力の入れようで、ジャケットのデザインだけで購入したレコードも結構有ります。その様なジャケットに力が入ったレコードは、製作スタッフの思い入れが深く、音楽も録音も優れている事が多かったと記憶しています。

　若し、レコードが邪魔なのでしたら、世の中には多くのレコード愛好者が居られます。その様な方にお譲りになる方が、レコードにとって喜ばしい住処かもしれません。
　貴方が、ＣＤとは違うレコード特有の世界を愛せるなら、今後、大事に聴いて上げて欲しいと思います。

　尚、私も一時期レコードをデジタルに残そうとした事がありますが、レコードをダイレクトに聴いた時とデジタルに変換した時では、微妙に低音部などが痩せて、小骨が当たる様な感じの音になって楽しめませんでしたので、本来の音が楽しめなくなったら葬る積りです。
　最近だと録音情報を一切圧縮せずに配給している、ＯＮＫＹＯの音楽専用サイトのようなサイトからダウンロードすれば、一般のＣＤとは比較にならない音質で取り込めますからデジタルで、充分過ぎるほどの音が得られるでしょうが、その代わり、ダウンロードの所要時間と記録容量は一般音楽サイトとは比較にならない長時間と大容量が必要なようです。でも、聞く所に因ると、じわじわとニーズが膨らんでいるようですね。(蛇足でした)

お礼

私も小学生の時からクラシックを好んで聴いている変わり者？です。
当時の Ｌ Ｐ ジャケットは見開きで，解説も詳しく，本のようになっていましたね。
ご回答を読ませていただき， Ｌ Ｐ を久しぶりに聴くと何かを再発見するかも
しれないと思いました。Ｃ Ｄ と比較する点は多いでしょうね。

レコードの保管は垂直に立ててありますが，長く見ていないので中身は
どんな状態なのかは分かりません。
ＭＭカートリッジやＭＣカートリッジ，懐かしい名称です。
これにも随分とお金を使い，表現力の違いをいろいろと試しました。

聴き始めた頃は，まだ，真空管の時代で，音がソフトでした。
それが，トランジスタになり，デジタルになり，音質も変わってきましたね。
Ｌ Ｐ で気に入っていたものを何点か Ｃ Ｄ で買い直していますが，
音が記憶している音よりも悪く感じます。録音が古いことや，
以前よりも今の自分の耳が肥えているためと思っていましたが，
もしかして Ｌ Ｐ と Ｃ Ｄ の違いのためかも…と，ふと思いました。

いろいろと経験されたことを詳しくご丁寧にありがとうございました。
今どき Ｌ Ｐ ？…という思いがありましたので，
質問することを躊躇しましたが質問してよかったです。

回答No.5

TAC-TAB

昔のLPはジャケットも大きくて見栄えが良かったのですが、CDのは貧相で魅力に乏しいですね。私も、LPレコードを千枚ほど持っていますが、今でも買うことはあっても売ったことはありません。
できれば収納場所が許す限り保管しておくべきだと思います。
諸般の事情で処分するときは、タイトル、アーティスト、曲目を、とりあえずエクセルでデータベース化してあれば高く売れます。一人の人が集めたレコードは、だいたいジャンルや嗜好がまとまっているので、オークションに出せば同好の士がまとめて高く買ってくれます。曲目などがデータベース化されていないと、ひと山いくらになってしまい、ゴミ同然の値段になります。（１枚１０円～５０円）

最近は、LPの魅力が見直されて、プレーヤーや針にはまったく不自由しなくなりましたが、
しょっちゅう聴くやつは、CD化しておけば便利です。

パソコンを使って自分でコツコツやるなら、このソフトが絶対です。
使いかたはカンタンです。そんなに手間を掛けずに高音質なCDができます。
http://www.ssw.co.jp/products/sit/win/sit50w/index.html

有料でレコードをCD化してくれる業者もありますが、かなり高いです。
http://www2.csf.ne.jp/~kumason/
http://www.adcsystem.net/adcs.htm

レコードやテープをCD化してくれる優れものシステムもあります。
高いといえば高い機械ですが、パソコン処理では手間が掛かる曲の境目のトラック分けも自動で認識してやってくれます。
http://bcnranking.jp/news/0710/071030_8824.html
http://www.rakuten.co.jp/genkiseikatushop/1854587/1871625/

恥ずかしながら、私は、CD化すれば半永久的に保存できると思っていました。No.１さんの回答では２０年くらいで劣化するとのことでショックです。子孫のためにとせっせとCD化を進めてきたのに・・・・。いよいよレコードを大切にしないといけません。文化財ですからね。

お礼

>最近は、LPの魅力が見直されて、プレーヤーや針にはまったく不自由しなくなりました

状況が変わってきているのですね。知りませんでした。
Ｌ Ｐ を買う人もいるのですね。これも意外でした。
プレーヤーやカートリッジはなくなり， Ｌ Ｐ に将来はないと思ったのが
Ｃ Ｄ が出始めた頃でしたが，その後，大きく変わってきているのですね。
また，Ｃ Ｄ 化するための便利なソフトや機械，業者があることも初めて知りました。
それだけ， Ｌ Ｐ を何らかの形で残したいという人が多いということですね。
ご紹介の楽天の商品には驚きます。他の電化製品に比べて，そう高くもなく，
心を揺さぶられる値段ですね。
ご回答ありがとうございました。 Ｌ Ｐ も，まだまだ生きる道があるのですね。
捨てないことにします。

回答No.3

noname#96725

hikipapaさんこんばんは。

LPはそのまま持っていますよ。でもビニールの袋がパラパラと細かく破れるようになったので、2年前に1000枚ネットで買って総入れ替えしました。自作の収納棚なので扉なしなのがちょっと困りものですが、これで私が生きているうちは多分このままで大丈夫でしょう。

処分する気はまったくありません。というか音質的にはCDよりLPの方が優れていて音楽的な音がすると思いますし、ジャケットだってCDケースより絵画的にも雰囲気的にも優れていますし、解説も読むのが楽ですから、処分するどころかむしろ依然として積極的に評価しています。プレーヤーのモーターはDDドライブですが8年前にメーカー送りしてオーバーホールしました。

ただ、曲に合わせて演奏するのは断然CDの方が楽なのでCDが増えつつあるのは事実です。それと車に持ち込んで気楽に聴けるのもCDならではですね。CDの良さも評価していますから狂信的LP信者でもないですけど。それに改めて聴くチャンスは減っているのもまた事実ではありますが、でももっと年をとって晩年には全部を丁寧に聴き直そうと思って楽しみにしています。それでなくても貧乏だった昔、お金を出そうかどうしようかと悩みながら買ったLP、自分や友人の書き込みのあるジャケットなど思い出がたくさんある盤を処分する気には到底なれません。

hikipapaさんはお手持ちのLPをどうするかのアイデア募集されているのだと思いますからそれに対して申し上げますと、LPの良さを見直して今後在庫をぼちぼち聴き直されては如何でしょうか。その為にはひょっとしたらLPプレーヤーを買い直さなければならないかもしれませんが、お手持ちの枚数が多ければその価値があると思いますよ。

お礼

>年をとって晩年には全部を丁寧に聴き直そうと思って楽しみにしています。

その頃になると心境も変わるかもしれませんね。
古いものが懐かしくなって。
Ｃ Ｄ が出始めた頃の Ｃ Ｄ の音質は電気的で硬いと感じましたが，
今は慣れてしまいました。録音技術が進歩していることもあると思います。

>LPの良さを見直して今後在庫をぼちぼち聴き直されては如何でしょうか。

音質だけでなく，買った当時のことをいろいろと思い出すかもしれませんね。
学校の食堂のうどんが２０円，３０円の当時に１枚２０００円のレコードは
高い買い物で，そう簡単には買えませんでした。
まだまだ食欲旺盛な年頃なのに，食べる物も節約して買っていました。

ありがとうございました。捨ててはいけないという気持ちに傾いてきました。

回答No.2

ahohdori

引っ越した数年後に半分ほど捨ててしまいました。
でもって、残りのレコードがどうしても聴きたくて、その数年後にプレーヤーを買ってしまいました。
レコードを捨ててしまった事を後悔しています。

どうしても聴きたい物があるならプレーヤーを買う。不要なものは中古屋に売ってしまう。1枚100円にでもなれば、儲けもの。
暇を見つつ、レコード→MDにダビング作業を進めていますが、MDでは高音域が強調されすぎて雑音が多いのが欠点です。

お宝盤はシングルで数枚持っていますので、いつか高く売る計画です。
元フォークルメンバー松山猛らによる「イムジン河」(URC)がそんなお宝のひとつです。

お礼

ご回答ありがとうございます。
プレーヤーはオーディオ機器から取り外していますが残っています。
中には廃盤になって「お値打ち」のものがあるといいのですが…。
いつかは捨てることになるだろうと思っているのですが，
後悔することもありますか…。その可能性もありますね。

回答No.1

tomban

気に入った音源だけをパソコンを使ってＣＤなどに移しかえる、というのが常套手段だとは思いますが、ＣＤ（特に書きこみ可能なＣＤ－Ｒなどは）経年劣化に弱く、寿命は二十年くらいと言われています。
レコードのほうが保存状態によっては劣化が少ないようなので、カビさせたり、熱で曲げたりしないような場所に保存しておくのもいいかな？と思います。

お礼

早々にありがとうございます。
Ｃ Ｄ 化されているもので，買い直したものも何点かあります。
自分で Ｃ Ｄ-Ｒ にするという手もあるのですね。
特に気に入っているものだけにしないと作業が大変ですが。