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DNAで決まる運命

生物学をまったく知らないのでSFめいているかもしれないんですが、クローン羊に同じ刺激を与えると同じ反応をするそうですがそれをDNAの仕業と考えると私たちはDNAのシナリオどうりに出来事に反応して今ここにいるとは考えられないでしょうか。 自然現象も予測がつくようになってくると未来に起こることは、もし世界中の人のDNAがわかったら誰がどこで会うとかすべて予測できるとはいえないでしょうか。

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  • lappy
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回答No.7

#1の方も書かれていますが、一卵性双生児を思い出してください。  一卵性双生児は全く同じ遺伝子を持っています。でも、全く同じ人間でしょうか? 確かに、似ているけど違いますよね?  それは、ヒトは生まれてから色々なことを学習していくことによって人格を形成するからです。  動物には色々な行動があります。本能のようにDNAに書かれていて、無意識的に起こる行動もありますが、ヒトのように高等生物は、生まれた後の学習によるものがほとんどです。本能はほとんど残っていません。さらに知能も発達しているので、与えられてた物以上の事を考え行動することができます。 なので、ヒトの行動を予測するのは100%不可能です。  単純な下等な動物(単細胞生物など)は、ほとんどがDNAに書き込まれたとおりに行動します。 ただし、その行動についても、ただ単にDNAに書き込まれているから行動するというのではなくて、周りの環境の刺激によって行動が起こるものです。(光があったら光の方向に移動するなど。)なので、周りの環境の予測がはっきり出来ていないと行動を読むこともできないですけどね。  

noname#2969
質問者

お礼

ありがとうございます。 カオス理論を教えてもらい、間違いとわかったんですが、生まれた後何をどれだけ学習するか、もそれを教える人たちのDNAや、自然現象の予測でわかると思っていました。

その他の回答 (8)

noname#191689
noname#191689
回答No.9

他の方の補足として見てください。 “初期条件が厳密にわかれば結果を予測できる”というのは過去に物理の世界で考えられています。もう少し正確に表現するなら、「ある時刻のすべての粒子の位置と速度を測定すれば、未来のすべての様子が予測できる」という感じの考え方で、これは「ラプラスの魔」と呼ばれます(ラプラスという人が考えました)。  ところが、1920年代にハイゼンベルクという人が「ある粒子の位置と速度を同時に厳密に測定することはできない」という「不確定性原理」を発表しました(厳密には速度ではなくて運動量ですが)。位置を正確に測定しようとすると速度がわからなくなり、速度を正確に測定しようとすると位置が正確にとれなくなる、というものです。これは現在では別の過程から結果のひとつとして導けるものだとわかり、「不確定性関係」と呼ばれることもあります。  いずれにしても、位置と速度のこの関係のために、初期条件を厳密に定めることができないので、未来を正確に予測することはまったくできません。 また、バタフライ効果の大元は3体問題というものです。これは三つの質点の振る舞いを計算したものですが、この時点でほんのわずかな初期条件の違いで結果がまるで変わってしまったそうです。たった三つでそうなのですから、実際の世の中を考えてみれば、どうなるかなんていうものは、ある程度のオーダーでわかれば十分過ぎるほどだと言えますね。

noname#2969
質問者

お礼

ありがとうございます。 初期条件の話を読んだことがありますがこういうところで使うんですね。自然現象が予測できないことも納得しました。

noname#155689
noname#155689
回答No.8

カオス理論は「予測が無理なことを証明する理論」ではありません。 また「カオス理論」というひとつの理論があるわけでもありません。 主に80年代に、それまで予測不可能と思われてきた現象に なんらかの法則性を見つけた、という研究が増えました。 なぜ増えたか?というとコンピュータが大きな原動力になっているのですが とにかく、それまで予測不可能と思われてきた現象=混沌(カオス)を 科学しようとするムーブメントが起きました。 これらの各々の研究成果をまとめてカオス理論と呼びます。 バタフライ効果とは、すでにあるように 物理学としては非常に単純な天気の仕組みですら ほんのちょっとした予想以外の出来事 例えば南半球で蝶が羽ばたいたぐらいのことが 後々に北半球で大雨を降らすこともある、といったことで 確かに、未来予測の困難性をいう代表的な例です。 DNAもある意味同じで 例え設計図が分かったとしても 設計図どおりに組み立てられるかどうかは別の問題です。 だって、ねえ? 例えばプラモデルを組み立てるとして 同じキットを同じ設計図に従ってつくったのに 出来上がったモノは見本と全然違っちゃったりするでしょ? つまり、例えばガン遺伝子をもっていたとしても そのガン遺伝子が発芽するか否かは 後天的な、例えばタバコとか食事とか運動とか、といったコトに 左右されるわけで。 ただし、DNAが人間の運命を決める、といった考えは 一時、大きな影響力を持ちます。 リチャード・ドーキンスという科学者の「利己的な遺伝子」という本が その代表です。 これは大雑把にいうと 人類というのは人間が子孫をつくることによって出来ているわけですが では人間というのは?というと、これは DNAが子孫をつくる(正確には自分を複製する)ことで 生きているわけです(人間以外の生物も同じ)。 これは言い換えれば DNAが自分を複製するために人間をつくっている、とも考えられますから ここから「人間はDNAが生きていくための乗物にすぎない」とまで 言われるようになりました。 この考え方は世の中にショックを与えました。 人間が他の生物によって支配される、というSFも たくさん出来ましたよね。 とにかく、人間の運命なんてDNAで決められちゃってんでしょ、みたいな どーせどう生きたってなるようにしかならないでしょ、みたいな 誤解が一杯生じて、当のドーキンスも誤解を避けるために (正確にはDNAがそれほど万能ではないことが分かってきたので) その後、ミームという概念で話題を逸らしました。 下に参考URLをあげておきますので よろしければご覧になってみて下さい。

参考URL:
http://www.kaigisho.ne.jp/literacy/midic/data/k32/k3230.htm
noname#2969
質問者

お礼

ありがとうございます。 人間の運命が結構生物学で取り上げられたんだなーと驚きました。

  • First_Noel
  • ベストアンサー率31% (508/1597)
回答No.6

似た?問題として,天気が変わる仕組みは物理学で記述できますが, 天気の長期予報は無理であることが,カオス理論によって示されます. ほんの,ほんのちょっとした環境の違いが後々大きな違いとなる, 「バタフライ効果」ですね. それと同じではないでしょうか.

noname#2969
質問者

お礼

ありがとうございます。 予測が無理なことを証明する理論があるとはしりませんでした。天気でさえ無理ならほかの自然現象はなおさら無理ですね。

  • Hi104
  • ベストアンサー率18% (10/53)
回答No.5

行動パターンや性格は、環境要因によるところが多いので、DNAだけで未来予測などあり得ません。学習能力がいい例です。ただし、DNAにはある程度性格を決定する要素があると、報告されています。脳は性格や感情をコントロールしていますが、厳密に言えば、すべて化学反応なのです。生理活性物質の生産量、それを受け取る受容体の量、感度などは遺伝子の配列の微妙な差で現れることもあります。恐怖を感じると生産される脳内物質の量が少ない人は、他人よりもあまり恐怖を感じないと考えられますし、その逆もあります。 DNAという言葉の魔力に取り憑かれているとおもいます。DNAは単なる設計図でしかないが、どこまで詳細に書かれているのかが、生物学者の興味を誘っています。

noname#2969
質問者

お礼

ありがとうございます。 DNAだけでなく物理や化学を駆使してなら未来予測はできないでしょうか。環境要因は物理、化学で解決すると仮定すると、数列では初項がDNAのようなもので、そこからの計算は環境要因のようなものでn項が求められるといった具合に。

  • Yupa3
  • ベストアンサー率37% (190/513)
回答No.4

ご質問の文章が事実であるとしてですが、この事実からわかることは「DNAが外的刺激に対しての反応を規定している」と言うことだけです。 その生物個体がどこでどんなイベントに出会うか、と言った「その固体の外部の情報」まで規定していることは証明できていませんし、そのようなことは常識的に考えて不可能です。

noname#2969
質問者

お礼

ありがとうございます。 外部情報は物理学で予測可能かと思ったんです。もちろんすさまじく物理学が進歩した場合ですが。物理学もそこまで進歩することはないんでしょうか。

  • Mell-Lily
  • ベストアンサー率27% (258/936)
回答No.3

私は、そのような報告を聞いたことはありませんが、クローン羊に与える刺激は、物理的な、あるいは、化学的な刺激なのでしょうか?もし、そうであるなら、然程、不思議なことではありません。元々、DNAが全く同じならば、同じ(ような)体が出来上がっているはずです。このことは、別に実験で確かめるまでもなく、前から分かっていたことです。同じ刺激に対して、同じ反応をすることも納得できることです。

noname#2969
質問者

お礼

ありがとうございます。 物理的です。ずっと前にニュースで見て、実は記憶もあやふやなんですが。刺激で同じ方向を「同じように」(少なくとも私にはまるっきり同じに見えたんです・・)向くとかです。これが「同じでない」ならあきらめます。

  • gooishi
  • ベストアンサー率10% (14/129)
回答No.2

時間が正の方向にしか流れていない、これが現在の科学のレベルと考えれば..、 DNAがシナリオを持っていたとしてもそれを解明することは不可能でしょうね。 解明されないことを、もし解明されたとしたら、という仮定で語っても学問上の問答でしかありません。 実生活に影響を及ぼすほどの問題にはなり得ないでしょう。

noname#2969
質問者

お礼

ありがとうございます。 実生活に影響を及ぼすほどのレベルになるとはおもいませんがずーっと気になってるんです・・・。

  • Singollo
  • ベストアンサー率28% (834/2935)
回答No.1

一卵性双生児もクローンですが、同時に同じ刺激を与えたら同じ反応をすると思いますか? モノはみな量子に還元でき、人間の脳も例外ではありません そして量子の振舞いは確率でしか予測できません 古典的なラプラスの魔は否定されざるを得ないのです

noname#2969
質問者

お礼

ありがとうございます。 そういえばそうですよね。いきなり納得です。 でも一卵性双生児も同じではなくとも似た反応をするし、すべてではなくとも多少は予測可能でしょうか。

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