油とステンレスワイア(製織)
どのカテゴリに質問して良いかわからないのでここにしました。違っていたら恐縮です。
説明するのも難しいのですが、ステンレスワイアの製織に携わっています。糸がステンレスに変わっただけで製織原理は機織と同じです。
その中での準備作業に製経というものがあります。簡単に言うと円筒状のものにワイアを巻きつける作業です。それを製織機にすえつけ張力を与え、直交方向に別のワイアを入れ織っていきます。
その製経の時に油を塗布するのが良いかそうでないかを悩んでいます。
数百回以上巻かれたワイア2,3000本(セットした断面三角上の方の上に巻いてあり、側面から見ればその形に乗ったワイアがひし形のような形になっています。)は次工程で機械で一様に引っ張られながら製織されるのですが、当然その際の個々の伸びは均一であることがベストです。
もちろん相当な力で引っ張られますので、何百回も重ねて巻いてあるワイアが引っ張られる力で下へ僅かですが、のめりこんでしると思います。それはよいのですが、場所によってそれに偏りがあるとそこのワイアだけ張力状態が変わり不都合が起こります。
そこである人はオイルを塗布し、ワイア同士のわずかな空間をオイルで充満させることによりのめりこみのばらつき、その量を最小限にとどめるのだと説明します。
別の人は、ワイアの摩擦を小さくすることで均一でないわずかなスリップが起き、それが張力を不均一にするのでよくないと言う人もいます。
ワイアの線径は0.1mmから0.7mmと考えてください。
どちらが利にかなっているか分かりませんので、アドバイス願います。
簡単に言うと、数十本のワイアを互いに隣り合わせた状態で何百回も巻いていくのに、固くなるべく均一な張力になるよう巻くには油を塗布したほうがよいかどうかと少々違いますが言えるかもしれません。