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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:社会学とセカンドライフ)

社会学とセカンドライフについて考察

このQ&Aのポイント
  • 都内の大学生が情報社会学研究室でセカンドライフについて研究を始めることに興味がありますが、社会学の視点について迷っています。
  • フィールドワークでは調査結果だけではなく、自分なりの結論を出すために理系のアプローチを取り入れたいと考えています。
  • 社会学の考え方や現実社会とセカンドライフの因果関係について、参考になる情報やヒントが欲しいです。

質問者が選んだベストアンサー

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  • harepanda
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回答No.1

社会科学(法哲学)を専攻し、なぜかネットワーク屋になった者です。 セカンドライフについて言えば、フィールドワークというより、自分が加入してまず使ってみる、統計的資料を重視することが重要かと思います。 セカンドライフは基本的に、匿名性の高いコミュニケーションツールが極度に発達したものであり、社会学的には、従来のNifty Serve(インターネットではなくVAN時代の)でのコミュニティや、インターネット上での匿名掲示板やmixi(個人向けSNSの代表格)との違いを、概念的に説明する、というアプローチが可能かと思います。無論、セカンドライフに出店する企業が出てきたという点で、セカンドライフへの出店がビジネスとして本当に有益なのかという、経営学、商学的なアプローチも重要でしょう。 さて理科系の人にしかできないセカンドライフ分析ですが、以下のようなアプローチはいかがでしょうか。 ●上記のVAN、インターネット掲示板、SNSとの違いについて、GUIの構築思想の違いを研究する。歴史的に言えば、消費者向けコンピュータサービスは、CompuServeやNifty Serveのように、テキストベースのサービスとして始まり、途中でGUIが加わったということになる。世界で初めてGUIをユーザ向けに提供したのは、CompuServe。この会社には、GIFを作ったという意外な功績もあり、テキストによるやり取りから、リッチ・コンテンツへの道を開拓した功績も見逃せない。また、CompuServeを買収することで競合相手を消滅させた、かつてのAOLの会員向けオンリーのクローズド型コンテンツのGUIやホストコンピュータ構成の歴史的変遷を調べるのも有効かと思われる。CompuServeブランドはAOL内に残っている。 インターネットだって、もともとは今のようなメールとウェブが中心の世界ではなく、UUCP (Unix to Unix Copy)から始まったんですよ。ブラウザの先駆けであるモザイクあたりの時代状況を把握するのも有効でしょうし、マニアックなところではGopherも見逃せません。マルチバイト言語に対応していないという致命的弱点により、http://wwwの世界の前に、完全に敗れ去ってしまいましたが、英語圏には根強くGopherを使い続けるマニアがいます。 昨今の若い方は、CompuServeやVANの世界を知らない人も多いと思うので多少の解説をさせていただきます。通信プロトコルはX.25といい、文字をいくつ送受信したかという課金体系であることがあります。ひらったくいえば、Windowsのデバイスドライバの概念が生まれる以前のコンピュータの構成形式を前提とし、キーボードをたたくと、文字情報がシリアルケーブルを通じてコンピュータ本体のメモリ内に該当する情報が書き込まれるというハードウェア環境において、擬似的シリアルケーブルをモデムとアナログ電話の上に構築し、ホストコンピュータとクライアントの間で、文字のやり取りをするというものです。現代の通信プロトコルが、典型的には、フレームの概念があり、輻輳や再送制御の概念があり、レイヤの概念があってL2とL3の間などに様々な形式がある(例えば、ダイアルアップ用のIP over PPPや、LAN用のIP over Ethernet)のとは、全く異なる原理で動いています。要は、本質的にはハイパーターミナルを使うサービスだと思えば良いのです。 理系らしさを出すという点ではこれで良いとして、「現実社会との因果関係」の説明は、やはり、数学的アプローチを用いた経営学的手法で「企業のセカンドライフへの出店と、その現実的商業上の利益構造」などを調べるのが向いているかと思います。概念装置より数字のほうに強いでしょうから。 X.25はねえ…今さら若い世代が知っているわけのない世界なので、教授に聞いてください。お父様かお母様が、Nifty ServeやPC-VANを使っていたことがあるなら、体験談を聞くのも有効でしょう。情報通信の世界で、30~40歳くらいの年齢でCompuServeを知らない人がいたら、モグリです。以前、新入社員から「CompuServeって何ですか?」と聞かれた時は、「CompuServeを知らん人間が、ネットワーク企業に就職する時代になったのか!」という強烈なジェネレーション・ギャップを感じました。

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