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転職先の選択におけるニッチな職種とは?
- 投資銀行業務への転職を検討している方が、他の強豪から競合する可能性があるため、注目されていない職種や業界を探しています。
- M&Aなどの法人に対するコンサルタント業務が今後賑わってくると予想されており、そのような分野で専門家として評価される可能性が高いです。
- 具体的な職業や業界についてのヒントや情報を求めています。
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質問者が選んだベストアンサー
今後はM&Aなどの法人に対するコンサルタント業務が賑わってくるとの予測に、全面的に同意します。 ニッチと言えばニッチだけに探しにくいのですが、英語力が十分であれば、外資系金融情報専門マスコミという手がありそうです。ロイター、ブルームバーグ、モーニングスターなど。また、Fortuneはタイムワーナー社の1部門ですが、日本拠点を持っているか、調べてみると良いかもしれません。ただ、これらの会社にしても、社内での人事査定の厳しさに大手金融企業と差があるか、わかりません。 大穴として、投資ファンドのカーライルがあげられます。人材募集をしているかは不明ですが、明快に言えるのは、この会社はスティール・パートナーズあたりと比べれば、はるかに良心的だということ、今後、日本で間違いなく伸びる会社であることです。 スティール・パートナーズは、ブルドッグやアデランスに対する傲慢で横暴な態度でひんしゅくを買っていますし、彼らの目的が短期的リターンであることも明白、はなはだしくは、乗っ取り防衛策を発したブルドッグについて、"We have to educate them"と言い放った会社です。自分たちのやり方がグローバルスタンダードだと考えがちな、アメリカ人の悪い傾向が見え隠れし、日本人の間に外資ファンドへの拒否感情を作ってしまった罪があります。 カーライルという会社は、同じ投資ファンドでも、「潜在力はあるが、ブレイクせずくすぶっている会社を買い取り、企業の再建で儲けを得る」という思想で動いています。今までのところ、大型案件はPHSのウィルコムと東芝セラミックスだけですが、高級官僚をヘッドハンティングしたことにより、より大型の案件にからんでいこうとする意図が明確にうかがえます。ウィルコムの場合、KDDIグループの中で、AU、TUKAとの競合を避けるために、やりたいことがあっても何も許してもらえず、社名がいつまでたってもDDIポケットでKDDIポケットに変わらなかったという完全に干されていた会社に目をつけ、自分たちが通信や日本市場の専門家ではないことを自覚した上で日本IBM出身の人物を社長として引き抜き、KDDIからDDIポケットを買収し筆頭株主になるわけです。ウィルコムに改名したDDIポケットは、長年にわたりモチベーションを落とすことなく密かに準備を進めてきた新サービスを次々と市場に投入、奇跡的なV字回復で業界に強烈なインパクトを与えることになります。現在、ソフトバンクモバイルに押され気味ですが、次世代PHS用に2.5Ghzの電波を行政当局でのコンペでゲットしたのは大きく、まだまだ簡単に負ける気は無いようです。ウィルコムが生き残れるかは分かりませんが、はっきりと断言できるのは、カーライルが存在しなければ、PHS自身が既に全滅していた可能性が高いということです。
お礼
ご回答ありがとうございます。 現在、カーライルの求人情報を探しております。 しかし、ことM&Aに関しては実務経験を持たない私ですので、初めは小さな会社からスタートすることになりそうです。 M&A業界全体が良いと思うので、実務を積んで将来大企業へ・・・考えております。