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「言の葉の樹」について

ル・グィンの作品は大好きなのですが 「言の葉の樹」を読んで気が付くと (私的には)大きな盛り上がリなく終わってしまいました。 文もきれいで、詩的な背景、 テーマも判らなくはなかったつもりですが 何かのめり込めなかった歯がゆさが残ります。 この本を読まれた他の人達はどうでしたか? こういう観点で読めばいいよとか、 ここに感動!という処があれば教えて下さい。 宜しくお願い致します。

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  • myumie
  • ベストアンサー率35% (21/59)
回答No.1

こんばんは。 私もル・グィンは好きで、 特にハイニッシュユニバースものはけっこう読んでいます。 独特の言い回しや名詞の羅列による描写など、 実にうまい作家ですよね。 また 日本語にしても破綻のないリズム(これは訳者がうまい?)は 日本に多くの読者がいる理由のひとつかと思います。 さて、 「言の葉の樹」ですがわたしも同様に歯がゆさを感じました。 最近はSFもエンターテイメント志向が強いですよね。 派手なアクションやスペクタクルが頻出するものばかりを 見せつけられてきたせいで、 自分の方がおかしくなってしまって、 こういういいものを理解できなくなってきているのかと 少し心配していたのですが、 このスレッドを見て、安心しました。 やっぱり、なにか物足りなかったです。 いやあ、いい作家ですので、 評価すべき点もあるのでしょうけれど、 わたし的にはちょっと及第点とはいきませんでした。 次回作に期待しましょう。

m_nac
質問者

お礼

ありがとうございます。 共感できる回答を頂いて安心しました。 私自身「~賞受賞」という言葉に弱く、 且つ余分な期待をしてしまう傾向のある人間だったことを 思い出しました。ちょっと反省。 心にガツンとくるものは無かったけれど この作品は懐かしさとか穏やかさを感じる作品でした。 またいつか読み返したいと思わせてくれるものを感じています。 当然、次回作には期待"大"です!・・・これがいけないのか(^_^;)