- ベストアンサー
日本で韓国人の先祖へのお参り方法とは?
- 日本で韓国人の先祖へのお参り方法を知りたいです。結婚する予定で彼のご先祖様にお線香を立てたりお供えものをしてご挨拶と報告をしたいですが、韓国の文化と異なるため疑問があります。
- 日本では長男の家に位牌や仏壇を置いて法事などを行いますが、韓国ではどのような形式なのか不明です。彼のお父様は次男で他の兄弟は韓国に住んでいるため、位牌は兄弟の家にあるのか、または韓国では位牌の文化が存在しないのか知りたいです。
- また、日本で仏壇の仏様にお供え物をする文化がありますが、韓国にはそのような文化が存在するのかも知りたいです。韓国でお祈りをする場合、どのようなものを供えたらよいのか教えてください。彼は韓国文化に詳しくないため困っています。
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
こんにちは もうすぐご結婚ということで、おめでとうございます。彼が在日韓国人ということで、ご先祖様へのご挨拶をどうしたらよいかということですが、まずその優しいお気持ちに感心しました。 さて肝心のお答えですが、まず韓国には仏壇や位牌といったものはありません。日本のように家々に亡くなった家族を偲ぶものを供えるといった習慣がないのです。極端な話、遺影(写真)を家に飾っていることを不思議がる人さえいます。 では日本のような法事の代わりに何があるかといえば、祭祀(チェサ)と呼ばれるものがあります。 http://www.konest.com/data/korean_life_detail.html?no=437 基本的に正月(旧暦)とチュソク(秋夕と書き、日本のお盆にあたります)はお墓まで出かけて色々な供物を供えて、上記のサイトにあるような挨拶をします。また命日には自宅で夜に家族や親しい親戚友人たちが集まり、テェササン(供物壇)を作ってそこにも料理や供物をお供えして故人を偲びます。 韓国では家族とはいえ故人の霊が家に帰って来ることを待つような風習は無く、かえって不吉なことだと忌み嫌うところもあります。これは今生きている家族の幸福を願うところから来ているものであって、決して故人や死を忌み嫌うということではありません。 以上は昔からある純韓国式ですが、現在は韓国も核家族化してこれらの法事ごとも簡略化しつつあるのが現状です。また韓国はカソリック信者も多く、その場合は当然ですがキリスト教の教義に従いますので、また違ったものになり、ほとんどが教会で済ませています。 さらに言えば在日の方々の中にはキリスト教信者の方々もいれば仏教信徒の方々もいるので、その場合仏教を信じられている方々の家庭には、本国とは違って日本のように仏壇を置いていられる家庭もあるかと思います。 とはいえ、ここまで書いていまさらですが、やはり彼の親御さんに家のしきたりをちゃんと聞いたほうが一番確実なのではないかと思います。いずれにしてもきっと彼や彼の親御さんは、あなたのそんな気持ちを知って喜ばれると思います。 ちょっと舌足らずな回答にしかなりませんでしたが、これから先、文化の違いによる色々なことがあるかと思いますが、ご夫婦力を合わせればきっとどんな問題も乗り越えられると思います。どうかお幸せに(*^_^*)
お礼
ご回答ありがとうございます!詳しく教えていただいてよくわかりました。やはり文化が日本とは違うのですね。 前回の法事のときも当日に行けなくて2日後に彼の実家に行ったのですが、私が「法事にはこれなかったので今からお祈りだけさせてもらいたい」と彼の両親に言ったところ、「法事の日じゃないと意味がないからまた今度の法事のときでいいよ」と言われました。日本だったら法事に出席できなくても改めて別の日に先祖を拝んだりするのは普通ですよね?法事のときだけでなくいつでも近くに先祖がいるというか・・・だからその時に何か感覚が違うのかなぁと感じたんですよね。 ご回答を聞いて納得です。おりをみて彼の両親にも角が立たないように聞いてみるようにしますね。ありがとうございました。