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心臓について
心臓は一生動きつづけることができますが,なぜこんなに強いのですか。他の組織とは違う筋肉になっているのでしょうか。
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心臓は心筋でできており、骨格筋(一般に筋肉と呼ばれているもの)とも平滑筋(血管や腸などの内臓に分布)とも異なるものです。心臓の完成後は心筋の増殖は起こらないので、そういう意味では一般の神経細胞と同じといえます。そしてどちらも「一生」動き続けます。 また、心筋線維には特殊心筋線維が含まれており、これは心臓の自律的な運動をつくりあげています。下等な動物の心臓であれば、体から取り出して生理食塩水に浸けておけばしばらくは自律的に拍動し続けます。いわゆる自律神経系(交感神経・副交感神経)は、心臓の拍動のペースを早めたり遅くしたりするのに働いているので、心臓そのものの運動は特殊心筋で成り立っているわけです。 強いという印象は#1の方の言うように、動いているのが実感できるからでしょう。当然、動いているのを感じているのは神経ですから、神経も十分「強い」という評価をあたえても良いのではないでしょうか。 ついでに言えば、心臓が停止するか中枢神経が働かなくなると一生が終わりますので、心臓は一生動き続けるという表現は、「一生死なない」というのと似たような表現になります。強いということを言うなら、数十年間も同じ細胞で動き続けるという表現方が正しいですかね。
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こんにちは。心筋の収縮は骨格筋と同様アクチンとミオシン繊維によって起こりますが、その速度は骨格筋よりもゆっくりです。これも心筋が疲れにくい要因の一つです。補足までに。
お礼
心筋の収縮速度の違いについて教えていただきありがとうございました。まだまだ勉強しないといけませんね。ありがとうございました。
#4さんが正しくかつ明快な回答をなさったので付け加える必要がありません。さらに詳しく内容をお知りになりたければ、生理学の教科書を読まれると良いでしょう。(しかし、#4さんが正しい回答をなさってほっとしました。でしゃばりすぎ?) 下記のサイトを覗いてみるだけでも勉強になりますよ。 http://isweb26.infoseek.co.jp/school/bunseiri/index.html http://bme.ahs.kitasato-u.ac.jp:8080/docs/qrs/phy/index.html
お礼
でしゃばりすぎなんてとんでもない。参考URLを教えていただき感謝しています。質問する前にインターネットで調べたのですがなかなか見つからなくて。サイト紹介ありがとうございました。
- First_Noel
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医者志望の知り合いから聞いたものですが, 筋肉には速筋と遅筋とがあって,心臓は後者だとか. これは持続的な運動に適していて,疲れにくい, 更に心臓は鼓動の波形の合間の休息で十分休息になっている,とか.
お礼
心臓は鼓動の波形の合間の休息で十分休息になっているというのは初耳で、なるほどなあという感じがします。だからリズム良く、死ぬまで止まらず頑張ることができるのですね。ありがとうございました。
- SCNK
- ベストアンサー率18% (514/2762)
まず心臓の筋肉は平活筋(だったかな。)といって、骨格筋とは違うものです。強い力はでませんが、長時間運動し続ける性質のものだそうですが、なぜそうなのかは、そうなっているとしか答えようがありません。きっとエネルギーの代謝などに違いがあるのでしょうね。 つぎに心臓の筋肉は、運動中枢とは別の、自律神経によって動きをコントロールされています。したがって意図とは別にかってに、脈を打たせているのです。もしこれが運動神経によっていたらわずらわしいですよ。うっかり脈打つの忘れたりしたら大変だし、おちおち寝ることもできませんね。心臓マッサージを自分にやっているようなもので、とても持ちません。
お礼
心臓の心筋はふつうの骨格筋と違い持久力があるということですね。心臓は無意識に動くから、生命の力ってすごいですね。ありがとうございました。
- ichigo2002
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心臓以外の臓器も一生働き続けています。ただ、心臓は鼓動があるので、働いていることを実感できるだけです。
お礼
心臓だけ特別丈夫というわけではなくほかの臓器も確かに活動していますね。ありがとうございました。
お礼
「強い」という感覚的な表現で申しわけありませんでした。しかし私が知りたいという内容をずばりと答えていただきとてもうれしく思います。心臓の筋肉は特殊心筋というのも始めて聞きました。いろいろ勉強になりました。ありがとうございました。