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宝くじを当てるか裕福な家に生まれないとやっていけない時代なのでしょうか?
夕方のニュースの特集で「弁護士就職難時代」という趣旨のものが放送されていました。 法科大学院制度によって、信じられませんが弁護士になっても初年度の年収が200万円ということもあるのだそうです。 法科大学院制度は小泉内閣の肝いりではじまりました。 彼の改革の一環です。 法曹の世界に入るには、4年生大学を卒業した挙句、2・3年の法科大学院を修了しなくてはいけず、学費も莫大です。 当然、法科大学院に通っただけでは司法試験に受かるものではありませんから、 予備校も利用することになり、費用がかさみます。 数年間強制的に通学させられるほか、学費も莫大、その上合格しての司法修習の給与も貸与になり、 就職先はなかなか決まらず、決まっても低収入。 数年、司法試験に受けるために勉強づけの末のこのあり様。 本制度自体、法曹の質の低下などを指摘され、パッとせず・・・。 結局、先日政府は、本体制の見直しも考慮することになりました。 既得権に長いこと保護されてきたこの業界ですら、これですから、他の業界はもっと悲惨でしょう・・・・。 もちろん、お金持ちの家に生まれ、親に小さな時分から教育に多くのお金を投資され、東大に行き、 法科大学院に進学しても学費のことで頭を悩ますこともなく、 新司法試験に受かった若い新人弁護士は大手渉外弁護士事務所に就職し、高給を得るかもしれません。 自由化はけっこうですが、この国が宝くじを当てるか裕福な家に生まれないとやっていけないのなら、 誰のための改革だったのでしょう? 宝くじを当てるか裕福な家に生まれないとやっていけない時代なのでしょうか?
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> 信じられませんが弁護士になっても初年度の年収が200万円ということもあるのだそうです。 なぜ信じられないのですか? 弁護士は決して、高収入を 国に保障された仕事ではありません。どんな仕事であろうと 上手くやって儲ける人もいれば、立ち回りが下手でお金に結 びつかない人もいます。 大阪府知事に当選した橋下弁護士は、母子家庭で育ちました。 当然、宝くじも当てていません。高校までずっと公立に通い、 大学こそ早稲田ですが、文系ですから別にゼイタクでもあり ません。自分の努力で司法試験に受かり、自分の努力で稼げる 弁護士になったのです。 お金を払って勉強した人は、それに見合う収入が保障され なければならないという考えのほうが、よっぽど不健全です。 > 宝くじを当てるか裕福な家に生まれないとやっていけない時代なのでしょうか? まったくもって、100%、そんな時代ではありません。
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- turukame2005
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他の方も書かれていますが、根本的に、自由化の意味を履き違えています。 郵政改革を例にとると、わかりやすいと思います。 特定郵便局長は、規制に守られ、競合店舗が出る心配もなく、高額所得者となって、ぬくぬくと暮らしてゆけます。 歳をとったら、息子に肩書きを譲って、息子はまたぬくぬくと生きて行けます。 郵便局は人口15000人に1局が原則だそうですが、地方に行けば、人口数千人の町に郵便局が数局ある、なんてところはごろごろあります。 それでも郵便局長は、いい服を着て、町の名士として、一目置かれています。 息子が郵便局長を継ぐ、ということは、逆に言えば、新しい人は、なかなか郵政ビジネスに参加できない、ということを意味します。 つまり、郵政ビジネスでは、成功のチャンスがない、ということです。 規制が郵政だけならいいのですが、各業界ごとに政治家と結託して、有形無形のハードルを作り、新規参入を阻もうとしているのが、現在の日本の状況です。 その結果、そうした規制の内側にいる人達はますます富み、外側にいる人達はますます貧しく、成功のチャンスがないことになります。 だから、今後もどんどん改革を進め、規制をなくし、才能をもった人が、「親の七光り」がなくても、成功できる国にしないといけないのです。 司法も同じことです。 司法試験のハードルを高くして、法曹の絶対数を制限し、合格者は人格的欠落があっても、高額所得者になれる。 特権階級と増長して、あげくの果てには、裁判に遅れるといって、特急列車を臨時停車させるような輩も出てくる。 それはおかしいのではないか。 だから、司法試験の合格者を増やして、競争させて、自然淘汰させてやればいいのです。 自由化を進めなければ、「ますます裕福な家に生まれないと、いつまでたってもワーキングプア」という人が、増えてしまいます。
- Us-Timoo
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世の中の弁護士さんがすべて一発で司法試験に受かった方ではありませんよ。 弁護士事務所に資格なしで就職し、そこで事務所のお手伝いをしながら 勉強したり、学校に通ったりして、司法試験に臨み合格すれば やっと、先生や先輩に付いて弁護士としての実地の勉強が始まります。 その時期の弁護士さんのお給料は >初年度の年収が200万円ということもある ようですね。 しかし、小泉改革によっておっしゃるようなお金がかかるような状態に なってしまっていて、費用と収入との間でギャップが出てきているようです。 まったく、早く見直して欲しいものですね。 しかし、いわゆるバブル時代に高収入といわれていた職業、 たとえば、お医者さんとか弁護士さんなどは、今では収入の額は ピンからキリまで大きく差が出ているそうです。 その原因は、高収入ということで誰も彼もがなりたがってしまい、数的にみれば、 完全に人があぶれている状態だそうで、その上に人気のあるところへ 集中してしまう状態だそうで、都心から離れた地方の県に行くと ひとつの町に一人も弁護士がいない町もたくさんでてきているそうです。 もちろん、それは新しく弁護士を目指すものが地方での開業は収入につながらないし、 経費もたくさんかかることを嫌って都心など人口が集中するところに 弁護士も集中していることに原因があるようです。 地方で弁護士事務所を開業してもある程度、収入になるような仕組みがあれば 地方で開業しようという人もでてくると思うんですけどね。
- koko_u_
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>宝くじを当てるか裕福な家に生まれないとやっていけない時代なのでしょうか? そういうあなたは宝くじを当てたクチですか? >自由化はけっこうですが、この国が宝くじを当てるか裕福な家に生まれないとやっていけないのなら 自由化の意味を履き違えているようですね。 高い収入を得るために、勉強したり、資格をとったりするのは「先行投資」として誰でもしています。 それが報われるかどうかはわかりません。運もあるでしょう。自由な世の中ですから。 必ず先行投資分を回収したい場合は、「既得権に長いこと保護されてきた業界」を狙うのがよいでしょう。 その場合の「先行投資」は努力ではなく「コネ」だったり「袖の下」だったりするわけですが。
私は法律関係の仕事を35年程やってきましたが、判事になりたいと思ったことは有りましたが、宅地建物取引主任・公務員試験・教職資格を取ったりしました。貴殿は、弁護士のみ考えていらっしゃるようですが、アメリカ等では前から弁護士が余っていました。どんな職業でも天井は有るし、コネや金持ちはからむものです。殆んどの人は、弁護士では有りませんが、生活しています。貧しくても生活・愛情は大切です。踵をかえしたらどうでしょうか?大体、与党・政治家のやる事なんてたかが知れてますよ。医者が病気になっていないのに、ノイローゼ患者の診察ができるのもおかしいし、裕福・高学歴の連中が政治家になって、いろんな事を決めるのですから、期待等できません。もっとも、政治家を選んだのは国民ですが。一言、どんな時代でも生活が肝心です。家庭を持てばまた格別です。