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ポツダム宣言受諾は無条件降伏か?

私は歴史が好きなので、ここの歴史カテでも時々回答させていただいております。 しかしながら、歴史はマンガで覚えた知識しか持ち合わせていないため、テキトーなところも否定ができません。 そこで、前から思っていた疑問を教えていただきたく今回質問させていただきました。 ポツダム宣言受諾は無条件降伏になるのか? それとも(有)条件降伏になるのでしょうか? ご存知の方、理由も添えてお答えいただければ幸いです。 何卒宜しくお願い致します。

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noname#49020
noname#49020
回答No.8

 コミック版[NHKその時歴史が動いた]について、読んだことはありませんが、捨てたものじゃないのではと思います。難しくて消化不良を起こすようなものよりも、よっぽど利用価値があると思います。麻生太郎さんもマンガ好きだといってますし、別に卑下することはありません。NHKですからそれなりの信頼性はあるでしょう。  さて、そのマンガのトルーマンとバーンズの会話ですが、そのようなことがあった可能性は大きいと思います。  しかし、だからといって、それが日本側がつけた条件を認めさせたということにはならないと思います。  やっぱり、「be subject to」などの解釈のように、国体がどうなるかわからんわけですね。  そして、『8月14日の御前会議では無条件降伏を認め、8月15日の天皇のラジオ放送・・・』(『』の中は小学館「日本歴史大事典」の太平洋戦争の項の「無条件降伏への道」より引用)と、なったわけです。  教科書のいってることは無条件降伏ですね。  ポツダム宣言を無条件で受け入れ「ハイ負けました」です。  近現代史の大勢はそういうことになっとります。  NHKの「そのとき歴史が動いた」のコミック版をお読みならば、、ついこの間、このカテゴリーでNHKの「そのとき歴史が動いた」の信頼性の質問がありましたので参考にしてください。

rin00003
質問者

お礼

再三の回答ありがとうございます。 なるほど。そうですね。国体がどうかは誰も確信がなかったように思われます。 ただ梅津参謀総長だけは国体護持に不安なし。とは言っていました。 >教科書のいってることは無条件降伏ですね。 はい。少なくとも私が下記に提示した中学校歴史教科書からの引用は、無条件降伏になっていると考えられます。 ただ、教科書の内容は[無条件降伏を求めるポツダム宣言を受諾]と書かれてあり[ポツダム宣言を受諾して無条件降伏をした]と書かれていないところが、教科書らしい玉虫色の表現ではあります。 つまり、ポツダム宣言を受諾すれば[有条件降伏]になる。という見解も否定できない。と、言ったところなのでしょうか。 言葉遊びのようになってしまいましたが、ますますわからなくなってしまいました。(笑

その他の回答 (12)

  • raky753
  • ベストアンサー率39% (17/43)
回答No.2

こういう言葉遊びはあまり好きではないのですが、 相手国の突き付ける条件(ポツダム宣言の条件)に何も異を唱えずに降伏する→無条件降伏 相手国の突き付ける条件にさらに条件を加えて相手国が了承の結果降伏する→有条件降伏 ポツダム宣言受諾は、日本とアメリカで「国体(天皇制)の護持」という密約ができた結果降伏したという説と、そのような密約は無く、無条件で日本が折れたという説があり、 前者なら有条件降伏、後者なら無条件降伏といえるでしょう。 「だから何だ」とは思いますが。

rin00003
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 そうですね。問題は、まずは[無条件降伏の定義]ということになると考えています。 まことにありがとうございました。

  • buchi-dog
  • ベストアンサー率42% (757/1772)
回答No.1

まず、ポツダム宣言の原文をちゃんと読んでください。 http://www.ndl.go.jp/constitution/etc/j06.html 当時の日本政府の公式の訳ですので漢字カタカナの文語体で読み辛いですが、この「宣言」が、要するに「日本に降伏条件を示したもの」であることが分るでしょう。 (前略) 五、吾等ノ条件ハ左ノ如シ 吾等ハ右条件ヨリ離脱スルコトナカルヘシ右ニ代ル条件存在セス吾等ハ遅延ヲ認ムルヲ得ス 六、吾等ハ無責任ナル軍国主義カ世界ヨリ駆逐セラルルニ至ル迄ハ平和、安全及正義ノ新秩序カ生シ得サルコトヲ主張スルモノナルヲ以テ日本国国民ヲ欺瞞シ之ヲシテ世界征服ノ挙ニ出ツルノ過誤ヲ犯サシメタル者ノ権力及勢力ハ永久ニ除去セラレサルヘカラス 七、右ノ如キ新秩序カ建設セラレ且日本国ノ戦争遂行能力カ破砕セラレタルコトノ確証アルニ至ルマテハ聯合国ノ指定スヘキ日本国領域内ノ諸地点ハ吾等ノ茲ニ指示スル基本的目的ノ達成ヲ確保スルタメ占領セラルヘシ 八、「カイロ」宣言ノ条項ハ履行セラルヘク又日本国ノ主権ハ本州、北海道、九州及四国並ニ吾等ノ決定スル諸小島ニ局限セラルヘシ 九、日本国軍隊ハ完全ニ武装ヲ解除セラレタル後各自ノ家庭ニ復帰シ平和的且生産的ノ生活ヲ営ムノ機会ヲ得シメラルヘシ 十、吾等ハ日本人ヲ民族トシテ奴隷化セントシ又ハ国民トシテ滅亡セシメントスルノ意図ヲ有スルモノニ非サルモ吾等ノ俘虜ヲ虐待セル者ヲ含ム一切ノ戦争犯罪人ニ対シテハ厳重ナル処罰加ヘラルヘシ日本国政府ハ日本国国民ノ間ニ於ケル民主主義的傾向ノ復活強化ニ対スル一切ノ障礙ヲ除去スヘシ言論、宗教及思想ノ自由並ニ基本的人権ノ尊重ハ確立セラルヘシ 十一、日本国ハ其ノ経済ヲ支持シ且公正ナル実物賠償ノ取立ヲ可能ナラシムルカ如キ産業ヲ維持スルコトヲ許サルヘシ但シ日本国ヲシテ戦争ノ為再軍備ヲ為スコトヲ得シムルカ如キ産業ハ此ノ限ニ在ラス右目的ノ為原料ノ入手(其ノ支配トハ之ヲ区別ス)ヲ許可サルヘシ日本国ハ将来世界貿易関係ヘノ参加ヲ許サルヘシ 十二、前記諸目的カ達成セラレ且日本国国民ノ自由ニ表明セル意思ニ従ヒ平和的傾向ヲ有シ且責任アル政府カ樹立セラルルニ於テハ聯合国ノ占領軍ハ直ニ日本国ヨリ撤収セラルヘシ 十三、吾等ハ日本国政府カ直ニ全日本国軍隊ノ無条件降伏ヲ宣言シ且右行動ニ於ケル同政府ノ誠意ニ付適当且充分ナル保障ヲ提供センコトヲ同政府ニ対シ要求ス右以外ノ日本国ノ選択ハ迅速且完全ナル壊滅アルノミトス この降伏条件を受諾しての降伏ですから、当然「有条件降伏」です。なお、ポツダム宣言で連合国が示した「吾等ノ条件」は、アメリカ・イギリス・中華民国によっては概ね遵守されています。 ポツダム宣言が出されてしばらく経って、対日宣戦してから「宣言に加わった」と称するソ連は「吾等ノ条件」など全く存在しないかのように振舞いました。その典型事例が 「日本軍将兵のシベリアへの拉致、奴隷としての使役」 です。 なお、「無条件降伏」というのは、ヒットラーが自殺してベルリンが攻略され、ドイツ総統の地位を引き継いだデーニッツが1945年5月7日に行った行為です。このドイツの連合国に対する降伏では「停戦する」以外には全く条件がなく、文字通りの「無条件降伏」で、勝者に全てを委ねるものでした。

rin00003
質問者

補足

回答ありがとうございます。 よくこの歴史カテではANo.1様の回答を参考にさせていただいています。いつも思うのですが、かなり歴史をお詳しいですね。 私も条件付降伏と思っておりますが、下記の疑問があり、どこからどこまでが、無条件降伏なのかが少しわからなくなってきたので、今回質問させていただきました。 例えば[無条件降伏]とは、戦勝国が敗戦国に降伏を求めて、その際に戦勝国が提示した条件以外に敗戦国が[何も条件も付けなければ]無条件降伏になるのではないか? このポツダム宣言の場合もおっしゃるとおり条件は付いています。 しかし、この条件以外に日本が希望する条件を連合国に要求し、それを連合国がのまなければ[(有)条件降伏]にはならないのではないか? もし、そうであったしても日本は[バーンズ回答]で連合国から条件を引き出していると私は思っているのですが、それでもなお、今でも学校では無条件降伏と教えているようなので、自信がありませんでした。