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旧軍隊では服や靴に体を合わせる

旧軍隊では、兵士に支給される服や靴は、体に合わないものが多く、兵士が不平を言うと、「服や靴にお前の体を合わせるのだ!」と怒鳴られたという話を聞きました。 軍隊から支給される軍服や靴のサイズの種類は少なかったのでしょうか? たとえばL,M,Sの三種類しかないとか。

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回答No.4

日本軍の場合服は1号~6号まであり、更に特号というのがありました。1号は175cm位の人で6号で152cmです。 現代人では2号~4号が丁度良いサイズになります。 昭和18年以降は大中小になります。 靴は10.3文(24cm)・10.7文(25.5cm)・11文(27cm)・12文(28.5cm)の4種類があります。 普通の人はほとんどが着用できます。制服は原則として近衛師団のお古です。何故なら近衛師団は新品の服が支給されるという決まりがあるからです。

noname#49019
質問者

お礼

サイズのキメは荒いようですが、数さえ揃っていればなんとかなったのではと思います。 補給担当者(上から下まで)の考え方に問題があったのだと思います。 詳しく教えていただきありがとうございました。 近衛師団は特別なのですね。

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  • googahaku
  • ベストアンサー率17% (43/242)
回答No.5

 物資の乏しい国が昭和初期からの長期戦を戦って、ますます物資が不足、子供でも「ほしがりません、勝つまでは」とやっていた時代です。  制度としては整っていても、現実にものがなかった。今の基準で考えれば寒心に耐えない事態があったのでしょう。  それでも私は同じ日本人として、何の益ももたらさない事柄まで引き出し、ご苦労をかけた旧軍(人)を嘲り笑うような議論は避けたいと願っています。 すべては持たざる国の悲喜劇であったのです。  少しは余裕のあった(?)日露戦争での捕虜・大維持世界大戦時のドイツ人捕虜に対する日本の厚遇ぶりは有名です。 他にも日露戦争当時、内地では粟やひえを食べていても、「兵隊さんには白米食を」と、やりすぎたため、多くの兵隊さんが脚気(カッケ)になったという逸話もあります。

noname#49019
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 >何の益ももたらさない事柄まで引き出し、ご苦労をかけた旧軍(人)を嘲り笑うような議論は避けたいと願っています。 わたくしも、事実を直視することを避け、ヘンに感傷的になるのは、歴史を語るのではなく、議論のタネをまくことになっていると思っています。 ありがとうございました。(⌒ー⌒)

  • demio
  • ベストアンサー率13% (200/1473)
回答No.3

私の父は戦後外地から帰ってきたとき着ていた軍服を見たことが ありますが、全然知らない人の名前が書いてあったので聞くと 前線から帰って支給される軍服は古い物でだれがきていたかも 解らないものを支給されるそうです  新しく兵隊に入ったときは合っていても前線でそのようになるので どんな寸法の服でも着れるようにしておけということでしょう  靴でも備品でもなくすと大変なことになるので、自分のを無くすと 同僚のを盗む者もいるので寝るときも必ず身につけるそうです

noname#49019
質問者

お礼

あ、私もそんなお話しを聞いたことがあります。 身体検査のときに不足していたら「天皇陛下から戴いたものをなくしたのか!」と叱られたそうです。 ありがとうございました。

  • buchi-dog
  • ベストアンサー率42% (757/1772)
回答No.2

軍隊に入ると、貸与される軍服や軍靴は全て中古品であったそうです。 大東亜戦争の頃に徴兵された人の手記で、「入隊したら古びた軍服を与えられた。縫い付けてある表示を見ると、大正時代の製造であった」などという話が出てきます。 それぞれの部隊に事前に定員分配備されている軍服や軍靴を、新兵に割り当てるわけですが、そもそも被服を部隊に配備する段階での「大・中・小」の割合も適当に決めているわけですし、「お前はこれ、そこのお前はこれ」と適当に割り振るわけですので、サイズが合う方が不思議です。 それに対して「交換して下さい」などと言うことは許されず「寸法が合おうが合わなかろうが支給されたものを着ろ。靴がきつくても緩くても我慢しろ」という状況を 「軍隊では『服や靴にお前の体を合わせるのだ!』と言われる。ムチャクチャな所だ」 と言い表したのでしょう。本当にムチャクチャですよね。 ちなみに、現在の自衛隊では、新入隊員それぞれに、サイズをあわせた新品の制服を支給してくれるようです。 http://www.geocities.jp/jasdff15jeagle/life.htm 「被服支給 着隊から数日経つと制服や作業服といった被服の支給が行われた。あらかじめサイズを合わせておき、当日は受領するのみであった。制服が支給されると私を含め皆が嬉しそうに着ている」

noname#49019
質問者

お礼

>事前に定員分配備されている軍服や軍靴を、新兵に割り当てるわけです 定員配備の予備のサイズのパターンと新兵さんのサイズのパターンが合うわけがないですよね。 ていねいに説明していただきましてありがとうございました。 ほんとうにスッキリとよくわかりました。(⌒ー⌒)

  • 10ken16
  • ベストアンサー率27% (475/1721)
回答No.1

そういった理由もあるでしょうが、 「軍という組織に入ったら、個人であることを捨てる」 という考え方を象徴する考え方ではないでしょうか。 服や靴は、環境や組織、規則、行動様式全般を 象徴しているのでしょう。 あらゆる判断は、階級と組織が優先し、 個人の判断や感情は徹底して排除するのが軍隊です。 命令以下、殺人もしなくてはならないし、 逆に、人身御供でしかない作戦にも従事しなくてはならない。 生きるか死ぬかすら、自分で決めるのではなく、 組織の都合に合わせるということを、 「身体を合わせる」と表現したのではないでしょうか。

noname#49019
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 >組織の都合に合わせるということを、 「身体を合わせる」と表現したのではないでしょうか。 今でもそんな恐ろしい会社があるような気がして・・・(>o<)

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