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妙な弁護士
嘗てはドラえもん発言の弁護士を批判すべきだと思っていた。 しかし、裁判の原理を知ると、そうでもなくなりました。 殺人者(とされる人)を担当する弁護士はいっぱいいます。 そして大多数は、無罪を、執行猶予を、軽い刑を主張します。 それらは、殺人を肯定してるのでしょうか? もし弁護士が、殺人者に憤り、「検察の求刑が妥当です」と言ったら、その人は弁護士失格です。だって、それなら弁護士いらないでしょ。 被告が、「できるだけ軽い刑にして欲しい、どんな手を使っても」と言ったら、それこそ(法が許す限り)なんでも試みなければなりません。 みんなはどう思う? (注:そもそも奴らに弁護士はいらんという意見はなし、あくまで法のなかで、現行制度の弁護士の存在意義及び職務上の義務を前提に回答してください)
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弁護人(刑事裁判では弁護士の事をこう称する)が人として殺人罪の肯定をしているというのは違うと思います。 弁護人の仕事は、被疑者/被告人のサポート(必要な法知識を伝授する。など)、被告人の主張を裁判で述べて、それが正しいと主張する、被告人の権利を守る(特に言えば黙秘権など)。 といった事です。つまり、被告人の主張を述べているために、犯罪の肯定をしているという誤解されるかもしれないのです。 ドラえもん発言は許せるものではないと思いますが、それは、そのような意味不明の発言をしたということになれば、精神異常を疑われ、減刑あるいは無罪となる可能性があるからです。 ただし、悪い事をすれば当然何か報いがあるはずです。
- jey9
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弁護士は確かにどんな極悪人でも弁護しなければならないし、そうすべきだと思います。ただそれは、真実かどうかに関わらず、被告人の主張に沿って行うべきだと思います。 ドラえもん発言がそうなのかは本当のところはわかりませんが、弁護士が勝手に話を作ってはいけないと思います。 >法の原理や概念を知らない方の常識は『容疑者』=『犯罪者』ですから。 実は裁判官の常識が『容疑者』=『犯罪者』だったりするのです。 それが、裁判員制度が導入される理由のひとつです。
- at9_am
- ベストアンサー率40% (1540/3760)
ドラえもん発言は、実はちょっといただけない。 というのも、それ以前の裁判の証言を一旦全部忘れてください、全部錯乱していたことでウソでした、ということにして、取り調べ、裁判を通じた発言全てが白紙です、ということにして改めて発言した内容がこれだからです。 これが通るのであれば、裁判を半永久的に長引かせることも可能だし、有期懲役刑の実刑判決でも刑務所に行かなくて済むかも知れない。拘置所に拘留していたときの日数も懲役刑の日数としてカウントできるからです。 ということで、あまりにも酷い面が多すぎる、というのは、事実としてあります。そして、この意味においてドラえもん発言の弁護士は非難されうる、と考えます。 つまり、私が言いたいのは > 被告が、「できるだけ軽い刑にして欲しい、どんな手を使っても」と言ったら、それこそ(法が許す限り)なんでも試みなければなりません。 にも限度があるでしょう、ということです。
一般論・原則論でいえば、弁護士は憲法や弁護士法、刑訴法の理念に適合的に自らの使命を果たしているのであって、法的思考のできない一般大衆や、視聴率が稼げればなんでも良いマスコミの弁護活動への批判は、ただの感情論にすぎないことが多いと感じますね。そういう批判の多くは所詮は素人考えだと感じます。 もっとも、大衆が被害者側に感情移入してしまうのは当然といえば当然なんでしょうが、その次元で裁判批判をするのはかなり短絡的だと思います。所詮はマスコミが意図した、加工されたニュースの聞きかじりのレベルでしょうし、そんな感覚(市民感覚ですか)で裁判員やられたらどうなることやら、です。 しかし光母子殺害事件の弁護方針はちょっとね・・・あれはひどい。 某テレビ司会者が自分の番組で、福岡の飲酒運転3幼児死亡事故の1審判決で、危険運転致死から業務上過失致死に訴因変更となり、結果的に刑が大幅に軽くなってしまったことを、さも裁判官個人の資質に問題があるかのように批判しまくってましたが、それなら素人だけで感情論による裁判でもすればいい!、個人的な感情で報道すんじゃねぇ!、と思いました。
お礼
回答ありがとうございます。 マスコミは『裁判官は法を作らない』という最低限の常識は知った上で議論して欲しいですね。法律自体に理不尽さがあるならそれは国会のせいですね。 私も裁判員制度は心底やめて欲しいです。 法の原理や概念を知らない方の常識は『容疑者』=『犯罪者』ですから。
お礼
なるほど。 しかし、社会通念及び良識の遵守を弁護士や被告に委ねないで、裁判所規則や法律上の制約とすればよいのではないでしょうか? 悪辣な行為・明らかに不当な行為も法規制がなければ罪にならないし、まかり通ってしまいます。