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ブラックホールの特異点とビッグバン

ビッグバンの以前は空間も時間もない「無」ですよね? それってブラックホールの「特異点」と同じものとは考えられないでしょうか? ブラックホールの「特異点」の向こう側(どこかは分かりませんが)ではビッグバンが起こり別の宇宙が誕生しているとは考えられないのでしょうか?

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回答No.3

そもそも特異点は密度・重力が無限大で大きさが無限小ですよね。既存の物理の法則が一切通用しません。ただ,一般相対論ではこの特異点がでてきますが,一般相対論は量子論の効果を考慮していません。ですので,量子論的効果を考慮した場合,はたして空間が無限小ということが本当にあるかどうかも確認されたわけではないのです。 ビッグバン以前については空間も時間もないかどうかは実のところよくわかりません。いろいろな人がいろいろな説をとなえています。おそらく空間も時間もあったとしても現在の時空の観念とは相当異なるのでしょうね。ホーキンスは虚時間ということを提案していますよ。 ただブラックホールの特異点とビッグバンの特異点とは同じ特異点といえども条件が異なります。ブラックホールの特異点外においては通常の空間が広がっています。ところがビッグバンのときにはその空間さえもなかったと考えられています。ブラックホールは吸収する一方通行ですが,ビッグバンは空間膨張の一方通行ですので同列に考えられないでしょう。 また通常のブラックホールの規模と宇宙の規模とはあまりにも規模が違いすぎます。ですのでブラックホールがそのままビッグバンになるということは考えにくいですね。ただブラックホールに吸収された物質が他の宇宙に出現するという解はあるそうです。

20111216
質問者

お礼

回答ありがとうございました。 宇宙にはまだまだ色んな可能性がありますね。

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その他の回答 (2)

  • A-Tanaka
  • ベストアンサー率44% (88/196)
回答No.2

こんばんは。 だいぶ以前に、一般相対性理論からの解として、カーや佐藤・富松らによって、特異点に関するものが求められています。 それによれば、特異点では、素粒子のスピン・エネルギー・電荷以外は保存されないという結論が出ています。 その後、S.W.ホーキングやR.ペンローズによって、エントロピーも保存されるという、特異点定理が提唱されて現在に至ります。 現在の所、特異点では質量すらもエントロピーやエネルギーとして加算定理が成立するため、その吹き出し口としてのホワイトホールは否定されています。 ただし、特異点と特異点が宇宙を超えて結合するのではないか?という多重宇宙論がリンデらによって提唱されています。その結合となっているのが、アインシュタイン・ローゼンの両名によって、解かれた時空の橋、通称:アインシュタイン・ローゼンの橋と呼ばれる物です。 宇宙の誕生においては、様々な仮説が提唱されていますが、真空は完全なる無ではない・・というところから始まります。その辺りも、理解されるとよいでしょう。

20111216
質問者

お礼

回答ありがとうございました。 もう少しいろいろ勉強してみます。

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noname#56778
noname#56778
回答No.1

特異点には向こう側なんて存在しないんじゃないでしょうか。 そもそも特異点は密度・重力が無限大で既存の物理の法則が一切通用しません。 別の宇宙が誕生してるかどうか神のみぞ知るというとこですね。 平行宇宙とかもまだまだ議論が始まったばかりのようなものですし。

20111216
質問者

お礼

早速の回答ありがとうございます。 特異点の向こう側っていうのは言葉で説明するのは難しいのですが空間的な向こう側ではないです。 まだまだ色んな可能性がありそうですね。

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