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もしも商品券が・・・
今、数多くのデパートや百貨店が多額の未使用の商品券を抱えてるのを知ったんですが、もしこれらの商品券がいっぺんに使われたとしたらデパートは潰れてしまうでしょうか?また商品券をいっぺんに使われると潰れてしまう危険がある場合はどうしたらその不安を解消できるでしょうか?教えてください。
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財務会計系カテゴリーであることを意識してご回答差し上げれば、No.3のshintaro-2さんご回答のとおり、引当金を積んでいる会社が多いので、基本的に大丈夫といえます。不安解消策としても、引当金計上を挙げることができます。 ただ、引当金計上額は、一般的には翌年度に使用されるであろう商品券の合計額を見積もって、これをベースに決定されていたかと思います。そうすると、市場に出回る商品券が「いっぺんに」使われた場合には、引当金計上額では足りなくなるおそれも無いとはいえません。もっとも、「いっぺんに」使われる事態の起こる可能性は、極小といえましょう。 そうすると、現実問題としてのデパート等における不安解消策は、見積の精度を上げ、保守的に金額を算定することとなりましょうか。現にいま、これがおこなわれているため、デパート等の一部は引当金繰入による損出しに追われているようです。 投資者や消費者としては、対象会社がこの引当金をどれだけ積んであるのかという点が、その会社の財務上の安全度を確かめるひとつの目安になりましょう。
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- allington
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商品券の販売は、デパートは一般に「売上」の認識はしないで「商品券(負債勘定)」に計上します。商品券が消費者により商品と交換された時点で「商品券(負債勘定)」を取り崩します。 ご質問の商品券が一度に使われた場合の危惧は、赤字での倒産の不安ではなく、キャッシューフロー上の問題となります。現金が入る「売上」に代わり、商品券に取り崩しによる「売上」ですから、仕入れにかかる「現金」の流出をカバーできる現金が、デパートに残っているかどうかです。商品券の販売時点では、将来の売上代金の前受けですから、この前受け金をなんらかの形で、現金還元の高い投資に使用しています。 運転資金に消えたり、リスクの高い投資に活用したり、流動性の悪い資産につぎ込んでいる場合は、危ないかもしれません。 次に、商品券の未引き換え分、購入者やプレゼントでもらった人の家庭でのたんす貯金となっている場合、一定の基準で「商品券勘定」から「債務免除益」として収益計上を行うようです。ただし、商品券の場合には通例使用期限がありませんので、デパートで収益計上を行った商品券でも消費者には関係ありませんから、デパートで使用できますし、デパートも拒絶はしません。この収益計上分の商品券の引き換え分は収入をマイナスします。この逆ザヤについて発生する可能性があります。多くのデパートでは5年経過後に未引き換え分を収入計上していると思います。 引当金についてはポイント引当金で、量販店のポイントや航空会社のマイレージが該当します。商品券の会計とポイント会計は異なりますので注意をしてください。ポイント会計はまだ基準が定まっていませんので、今後引き当て不足が露見する企業や業界が社会問題となることでしょう。
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ありがとうございます。前受け金として投資に使用してるのがびっくりしました。
- shintaro-2
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>もしこれらの商品券がいっぺんに使われたとしたらデパートは潰れてしまうでしょうか? 財務上は、商品券発行時の収入は、通常の売上げとして計上せずに引当金として積み立てていますので大丈夫です。 ヨドバシカメラ、ヤマダ電機、各種クレジットカード発行会社のポイント制度も同じ問題を抱えていますが、各社とも引当金を積んでいますので大丈夫です。一部クレジットカード会社は認識が甘いように思いますが。 一番申告なのは、日本郵便です。発行済みで未使用の切手に対し引当金を対してつんでいません(ゼロかも)。 各種記念切手が市中に大量に出回ってますから、国民が私製はがきにその切手を貼って出した場合は、多分大赤字になって大変なことになります。
お礼
ありがとうございます。ポイント制度も同じ問題があるのを知って納得しました。
- kuruhan
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あなたの「不安」の種類によって解消策は違ってくるのではないでしょうか? (1)自分が現在持っている商品券を発行したデパートの経営がどうやら 危ない気がする >>> とっととその商品券を使用する。 (2)実はそのデパートの株主になっている、あるいは債権者であるが、 その経営等に不安がある。 >>>できるだけ損をしないように株式等を売却する。もしくは債権 をできるだけはやく回収する。
- shigao
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商品券を、ただで渡すわけではないので、 大丈夫じゃないでしょうかね。
お礼
ありがとうございます。すごい分かりやすいです。 やはり引当金を計上しているんですね。勉強になりました。