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直流電鉄の漏洩電流と鉄道用変電所について
電気・地磁気系に素人で申し訳ありません。 直流電気鉄道の電気回路は「変電所から架線や第三軌条などの電車線を通って車両が電気を受け取り、それを線路へ流して変電所に帰る。しかし一部で漏洩電流となって大地を経由して建物や地磁気観測に影響を与える」・・・というのはうっすらと分かったのですが、漏洩電流は電気列車が通った瞬間に必ず発生するのでしょうか? それとも鉄道用変電所の間隔を詰めるなどして漏洩電流を防げるのでしょうか? 参考までに以下のURLでは「常陸太田市におけるNTT通信施設を利用した長基線地電位観測(すぐ近くに、廃線となった直流電気鉄道である日立電鉄)」が載っておりますが・・・ http://www.jstage.jst.go.jp/article/mripapers/41/2/63/_pdf/-char/ja/ ある特定の条件で初めて漏洩電流が観測された・・・とありますので、仮に間違いなく漏洩電流が発生しても、それが必ずしも絶対に地磁気観測に影響が出るという訳でもない・・・と推測しておりますが、これも誤った認識なのでしょうか? また鉄道用変電所の1基あたりの建設費についても、yahoo、googleなどで検索しても分かりませんでしたが、現在の技術で鉄道用変電所を新規に建設する場合のコストはどれくらいになるのでしょうか?
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- capa0218
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転記されている電気設備の技術基準をそのまま解釈すると、観測所の観測い影響を与えてはならない、という風に解釈すると思います。だから近くに観測所がないのならば気にする必要はないのでは?思います。 帰線の漏えいを防ぐには、おっしゃる通り、変電所間隔を狭くしても防ぐ事ができます 他にはレールの他に電線で帰線を敷設すると言う方法もあり、要は帰線の電気抵抗値を下げてやれば 防ぐ事ができます 建設費は様々な条件があるでしょうから、一言では言えませんよ ちなみに最近某電鉄が22KV2回線充電でシリコン整流器2台(400KVA) き電3回線で見積もりをした某メーカー製の直流変電所では 建物の建築費含めて3億円位だったと聞いてます
- outerlimit
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重要なことは 変電所との位置関係で ある場所での電流の流れる方向は一定であることです 変電所(+)-架線-電車-レール-(-)変電所 の様に電流が流れます 鉄製のレールに同一方向の大電流(百~数百A)が流れますから レールは決まった向きに磁化されます その磁気がノイズレベルより高ければ他に影響を与えます
お礼
ありがとうございます。またお礼が遅くなってしまったことを、お詫び申し上げます。 磁気のノイズレベルが、どれほどだと観測に影響が出るのかが気になるところでございますが(^^; 参考までに電気機関車ですと定格電流で2000Aほどとなっておりますが、そんなに流せるケーブルが架空電車線で存在するのかが気になります。 改めて「電気設備に関する技術基準を定める省令」を見ますと「第四十三条 直流の電線路、電車線路及び帰線は、地球磁気観測所又は地球電気観測所に対して観測上の障害を及ぼさないように施設しなければならない。」とありますので、実際にはトロリ線と変電所~トロリ線のルートも気にしなければならないのですね。