- ベストアンサー
C型肝炎が自然治癒することってあり得ますか?
病院で血液検査の結果、C型肝炎の「既感染」と言われました。 一度感染しているが、自然治癒していて今は感染していない状態なのだそうです。 子供の頃、大きな手術をしたので、その時に感染したのではないかと思うのですが(病院に確認したわけではありませんが) 大変な病気なのに「自然治癒」することなんてありえるのでしょうか? また、今後再発する可能性はあるのでしょうか? それから、今朝の新聞の折込広告にフィブリノゲン納入の医療機関の一覧が出ていました。 私が子供の頃に手術をした病院も掲載されていました。 手術したのはもう40年近くも前のことなのですが、一応その病院に確認しておくべきでしょうか? いろいろな不安からまとまりのない質問になってしまいましたが よろしくお願いします。
- みんなの回答 (5)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
#4です。 「どこからウイルスが排除される」について 感染した方の体の中からです。体内に入ったC型肝炎ウイルス(HCV)は肝臓内(正確には肝臓を構成する”肝細胞”内)で増殖します。増えたウイルスは血液中に放出されます。ウイルスが感染し、増えてくると体の中の免疫が働き、ウイルスを排除、平たく言うと殺そうとします。HCVは、いろいろな形でこの免疫機能から逃れようとします。上手く逃れられてしまうと慢性感染になると考えてください。免疫が上手く働くとウイルスは体の中からいなくなります。ただ、かつて感染した証拠は残ります。これが抗体です。この場合、時間が経ってから調べると「既感染」と診断されます。 厳密には、肝臓の組織を一部取ってきてウイルスの存在を調べる事になりますが、手間と診断効率、リスク、費用対効果を考えて、血液中のウイルスを調べる形になります。複数回、ウイルスがいない事が証明されれば、ウイルスが存在している可能性はまずないと考えていいと思います。 急性C型肝炎でウイルスが排除されるまでの期間ですが、感染から、数ヶ月と考えます。 お子さんへの感染ですが、ウイルスが体内にいない状態では可能性はまずないと思います。ただ、質問者さんが本当に感染していたのかも分かりませんし、妊娠出産の時にウイルスがいたか、いないかも分かりませんので何とも言えません。感染があったとしても、その手術が原因とも限りませんし。お子さんについて一番確実なのは、検査を受けることです。保健所でも行っているようですから、問い合わせてみてください。
その他の回答 (4)
- ureds18
- ベストアンサー率47% (174/365)
消化器内科医です。 C型肝炎ウイルスの感染した場合、20~30%の方はウイルスが排除されます。この場合は、後に採血をすると抗体は認めるが、ウイルスは認めない状態となって、今回言われた既感染という状態になります。自然治癒と言えば、当てはまると思います。 残りの70~80%の方はウイルスが排除できず、ウイルスが体内に残ります。これは、持続感染、慢性感染といわれる状態で、慢性肝炎や肝硬変に移行していきます。この状態では、自然にウイルスが排除される事は難しく、自然治癒もごく稀です。抗体も存在しますが、ウイルスも変化するため、この抗体では排除できません。 何故、このような違いがあるのかは、本が一冊書けるくらいに複雑な機構が絡み合っていますので、割愛します。 また、C型肝炎のワクチンについて言及しているか違いますが、C型肝炎のワクチンは存在しません。おそらく、B型肝炎と混同されていると思います。C型肝炎のワクチンが出来たら、医学界だけでなく、一般にも大きなニュースになると思います。
お礼
ありがとうございます。お礼が遅くなりすみませんでした。 もしよろしければもう一つ教えてもらえないでしょうか? >20~30%の方はウイルスが排除されます 血液中にあるウイルスが排除されるというのは、どこから排除されるのでしょうか? 排除に要する期間はどれくらいかかるのでしょうか? また、私は子供を二人出産しています。 もし、排除された後の出産だったら、子供には感染していないのでしょうか? いくつも質問して申し訳ありませんが、お時間がありましたら教えて頂けるとありがたいです。
C型急性肝炎になった場合は30%程度の人は治癒します。 これを自然治癒というかどうかはわかりませんが、 ウイルスはいなくなりますが、抗体はできます。 急性肝炎にならなかった場合の自然治癒率はきわめて低いですが、 皆無ではありません。
お礼
ありがとうございます。 自分で知らないうちに感染していて知らないうちに治癒しているので 正直何がなんだか分からない状態です。 ここで、そういうこともありえるのだという事を教えていただき 少し落ち着きました。
- akira-45
- ベストアンサー率15% (539/3495)
感染していない状態なら抗体が充分に機能しているのだと思います。フィブリノゲン製剤が供給された時期がわからないので確認しておくことも大事かと思います。感染源がフィブリンか輸血かわかるでしょう。私は医療系の会社に勤めていたときにC型肝炎のワクチンを打ちましたが、抗体が強過ぎて打つ必要がないとされた後輩もいました。 ご参考まで。
お礼
ありがとうございます。 抗体が強すぎるという場合もあるのですね。 C型肝炎=怖い病気というイメージがあったのですが まだまだ知らないことがあるようです。
Q、C型肝炎が自然治癒することってあり得ますか? A、一般論としてはあり得ます。 悪性腫瘍でも自然治癒の例が確認されています。 この場合は20万分の1(0.0005%)という奇跡です。 http://kumanichi.com/iryou/mailguide/4digestive/liver3.html >自然治癒の可能性は、ゼロではないのですが、 >大体0・1~0・2%ぐらい、感染している1000人のうち、2人ぐらい。 C型肝炎の場合は、悪性腫瘍に比べると自然治癒の可能性は高いようです。 20万分の1と1000分の1じゃ、雲泥の差ですからね。 しかし、いずれにしろよかったですね。
お礼
ありがとうございます。 自然治癒なんてありえないと思っていたのですが こんな確率でありえる事だったとは驚きでした。
お礼
何度もありがとうございます。 とてもよく分かりました。 私自身のこともそうですが、子供のことも気がかりだったので 調べてみようと思います。 本当にありがとうございました。