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高校入学の格差問題

最近ある県のマスコミから、進学校に較べてその他の高校では貧困家庭(学費減免)の割合が極端に大きい(かつ年々増えている)との県教委の調査結果が出されました。格差問題というわけです。(ちなみにこの県のジニ係数は非常に良い)私は小中学校で勉学にかかる費用はそれほどではないだろうし、貧困家庭から進学校へ進学するバリアは(通学距離に依存する通学費用以外?)ないだろうから、高校入学時点で格差が生まれるとしたら、モデルは何だろうかと悩み始めました。子育てあるいは教育経験者のご意見をうかがいたく。

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noname#47894
noname#47894
回答No.4

世知辛い世の中なので、学力さえあれば金の心配などせずに安心して勉強できる、という感じではないですよね。このこと自体は、昔からそうなのですが、教育投資が回収できる見込みが強ければ、我慢してでも(見込みのありそうな)子供には投資するという選択が可能です(また本人も意欲的に勉強するでしょう)。これは、学歴社会の機能の一つだと思います。 一方、現代の社会はそのような意味で教育投資が回収しにくくなりつつあると思われます(大卒のフリーターの増加など)。 また、現在では、これは地方の場合ですが、特に格段の実績を上げているわけでもないような公立の進学校に入学するためであっても、塾通いさせるというのは、当たり前になっています。このような場面で、家庭の資力の有無の影響が出てくるのではないかと思われます。 公教育の力(少なくとも学力に関して)が弱くなっているのではないかと想像されます。資質があったとしても、学校に通うだけでは、十分な学力が身に付かないのではないかということですね。 ゆとり教育については、学力格差を招き、ひいては所得格差の固定化につながりかねないという批判もありますね。 > 高校側で親の年収を査定するのでしょうか? 私立ならあり得ますが、公立ではあり得ないと思います。

KappNets
質問者

お礼

なるほど。高校受験でも塾の役割が大きくなっているというご判断ですね。私は古い人間で、私の親族でも中学で塾通いという例がないものですから、ピンと来ていなかったのですが、考えさせられます。 ゆとり教育は失敗であった、とは私も思います。高度成長に役人が浮かれたのでしょう。

KappNets
質問者

補足

塾通いの例が身近にないと書いてしまいましたが、公文式も塾でしたね。これは私の身近で流行っていました。この程度でも進学校に行けるかどうかの差は出るのかも知れませんね。

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その他の回答 (5)

回答No.6

一通り回答が出てますけれどまだ締め切られていないので、経験を述べ させていただきます。 我が家は市の収入基準以下でしたので数年間子供が就学援助を受けていました。 その後も収入は低迷していますが、教養・知識だけはしっかり身につけて欲しいと考えて、私がパートに出てからは公文に行かせたり通信教育 をやらせたりしてきました。 子供に「我が家にはお金がないから勉学に励まねば後がない!」という ような事を言っているわけではないのですが、知性や教養が将来プラス になる事はあってもマイナスにはならないだろうという事は分かる年齢 (中学生)となり、それが学習に対する動機になっているように感じていますし、 知的欲求心が強かったり家庭学習の習慣は、幼少時から意識して読書や 博物館見学、TVの教養番組やニュースなどを親子で見たり、ゲームやTVの視聴時間を制限を設けて守らせていた事が大いに影響していると思っています。 ところで高校受験となりますとなかなか厳しいハードルを超えなければなりません。 子供は地域の進学校を志望していますが、国公立大合格の実績を持つよ うな公立の進学校を受験するとなると公立中学授業の予復習レベルの学 習では到底歯が立ちません。 そういう進学校を目指す中学生の多くは近所の塾ではなく、難関校対策 の出来る少々お高い塾での学習を余儀なくされます。 またあらゆる意味で大人な思考ができる子供・表現能力、文化・教養レ ベルの高い子供に有利な内申制度というのもありますし、万が一の為の滑り止め私立を確保して本命公立受験に臨むという事が出来ない精神的なプレッシャーもあります。 学力はあっても万が一公立不合格だった場合私立には行けないから…と本命校受験をあきらめて1ランク下の受験する子も多いはずです。 (ここからは未経験ですが)努力が実を結んで進学校へ入学できても、 今度は国公立大や難関私大を受験するとなると公立高校では満足な受験 指導が出来ず2,3年時からは予備校のお世話になる必要も出てきま す。 家庭の環境+経済力。貧しい家庭では高いモチベーションを維持するのにはなかなか大変です。

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  • bullfrog
  • ベストアンサー率22% (302/1370)
回答No.5

環境ではないかと思います。 家庭が勉強に集中することができる環境かどうか。 たとえば、勉強部屋のようなものを用意できるかどうか。居間で兄弟がゲームしている横で教科書を開いても、頭に入らないのではないのでしょうか。地域に図書館などがあればそちらで勉強という手もあるでしょうが、そういう地域ばかりでもないですよね。 もっとも、お金があるからといって子ども部屋を遊び道具だらけにして勉強に手が着かないというケースもありますし、お金がないけれど勉強を最優先とする家庭なので勉強にしっかり取り組むというケースもあります。

KappNets
質問者

お礼

環境の捉え方として、うちは貧乏だから僕は頑張ろう(野口英世?)と子供が考えてくれれればよいわけですが、気持ちがそうならないとしたら現代の構造問題ですね。ちゃんとした勉強部屋がないから勉強しがたい、という平等主義はやや行き過ぎと思いますが....

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  • petunia
  • ベストアンサー率38% (455/1197)
回答No.3

地方の公立進学校における、経済格差ですよね。 本人が進学へのモティベーションが高く、しっかりしていて、 様々なハードルを乗り越える子なら、貧困家庭に育っても 対等に戦えるでしょう。 ただ、まだ14,5歳の子です。 そして、公立中学の多くが、昔のように、より良い高校目指して頑張れ的な雰囲気ではないようです。 そうなると、塾などに通ってプロのサポートがついたり、 一回数千円する模擬試験を、何度も受けて場慣れしたり、弱点克服につなげたりという 条件の良い子は、自然と受験で有利になるのでしょう。 多少やる気なくても、学習習慣がつくように、徹底的にサポートしてくれる塾だと、 成績が上がるにつれて、本人のやる気が出てきたりします。 親も、進学校に入った先を考えると 地方の進学校は県外の大学への進学が多く、 経済的に負担が大きいため、いまひとつ乗り気でない家庭も多いです。 これも、本人が奨学金とバイトで乗り切る覚悟が必要となり、 裕福な家庭にはないハードルが存在するのだと思います。 もっと年齢が上がれば、本人もしっかりしてきて ハードルがあることで、余計に頑張れる人も増えるでしょう。

KappNets
質問者

お礼

中学の塾という頭が私にはあまりなかったのですが、よほど流行っているのでしょうね。勉強になりました。 大学への進学の経済的ハードルが高いことは私にもよく分かります。

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  • tinycat19
  • ベストアンサー率25% (322/1287)
回答No.2

公立の進学校は、全員が進学できるかというと、そうではないでしょう。 もちろん、環境的にも、そうでない高校とは、進学体制も授業も違います。そんなことは県内の親は熟知していて、両親が医師でという家庭でも、公立の進学校は辞退しないで、通いますが、進学校で無い公立なら、先ほど私があげたような、所得による選別が起こるのです。 もちろん、貧しい子供にも進学の道を与えているのは、立派な高校ですが、内申や偏差値の関係で、全員誰でも入れるわけではないですよ。 私の子供も、大学進学を希望しているので、進学校でない県立よりは、と私立の高校に在籍しています。 一昔前の進学校の環境など、偏差値五十程度私立高でも簡単に作り上げています。 予備校に通わせるよりは、安いと思って、学校に頼っています。

KappNets
質問者

補足

<もちろん、貧しい子供にも進学の道を与えているのは、立派な高校ですが、内申や偏差値の関係で、全員誰でも入れるわけではないですよ> 誰でも入れると言っているわけでは無論ありません。公立校の入学は機会均等の筈だから、進学校にもある割合で貧困家庭からの進学があってしかるべきと思うのです。現実には貧困家庭から進学校への進学が極端に少ないのは何故でしょう? 高校側で親の年収を査定するのでしょうか?

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  • tinycat19
  • ベストアンサー率25% (322/1287)
回答No.1

高校一年の親です。わかります。 いまや進学校でない県立高校は、大学に進学できない、就職も進学も決まらないぶらぶらしている生徒が三十パーセントもいる、という公立高校になっています。 そんな高校に行かせるより、進学に熱心な私立高校に行かせる親が増えて、そのためには所得がある人は行かせられるけれど、無い親は公立にとなってきています。 県立や公立中学の人数は、減りつつあります。世の中が豊かになってきた証拠だと思います。県立は荒廃しつつあり、進学に対する授業も遅れています。環境の問題で、親が選別するのでは。 県立の高校の先生は、進学校もそうですが、所詮公務員で、昔からですが、生徒の進路に親身になってくれません。多少整っている進学校なら、予備校に通わせながらも耐えられますが、そうでない高校など、先ほどの現状になってしまうからでしょう。

KappNets
質問者

補足

私は特に記載がないので「進学校」とは公立のことではないかと思っているのですが。公立の進学校なら貧困家庭でも行けば行ける筈と思うのです。何故行かないのかを知りたいと思うのです。学習意欲が親の経済力と関係するのでしょうか。 ただ、考えてみたのですが、高校の先にある大学への進学には経済力が必要なので、経済的に大学に行けそうもない家庭の子が無理に進学校を選ぶ理由はない、という判断はあるのかも知れませんね。

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