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社会科学・人文科学の達意の日本語

最近、仕事上の報告書等で達意の日本語が書けず行き詰っています。書店に氾濫する「文章読本」等を開くと、達意の文章を書くには「達意の文章を繰り返し読むこと」とあります。ところが、挙がっている例・作品がほとんど文学作品です。そこで、皆さんにお訊きしたいのは、歴史学、政治学、社会学、言語学等の社会・人文科学の作品で優れた・達意の日本語で書かれたものは何か、ということです。条件としては; 一、日本語が優れていること。 二、内容もその分野では優れていると認められていること。 三、必ずしも新しくなくてもよい。 このような作品はあるでしょうか?推薦してください。お願いします。

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  • s_nak
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回答No.3

>日本語が優れていること を読みやすいという解釈で以下、いくつか本を挙げてみます。 ・加護野忠男・伊丹敬之「ゼミナール経営学入門」日本経済新聞社 など経営学の書物は比較的読みやすいものが多いと思います。 経済学者が書いた文学?としては、何か賞を取っていたはずですが、 ・渡辺利夫「神経症の時代――わが内なる森田正馬」TBSブリタニカ がお勧めです。 ・パオロ・マッツァリーノ「反社会学講座」イースト・プレス も面白い本でした。 ・中村元「ブッダ入門」春秋社 この方の書く仏教書はたいてい読みやすい。 訳本でよければ、 セン[著]鈴村興太郎[訳]「福祉の経済学――財と潜在能力」岩波書店 はいい本です。訳も優れています。 歴史学では石母田正さんの書物が良かった。「中世的世界の形成」岩波文庫とか。フェルナン・ブローデルの「地中海」の訳も良いのではないかと思います。言語学、広く言えば白川静も言語学に入るのではないでしょうか。この方の書く書物も読み応えがあります。 もっと沢山あると思いますが、とりあえず思いついたものを。

mito3mito
質問者

お礼

たくさん紹介して頂いてありがとうございます。近所の古本屋でたまたま見付けた岩波新書の『漢字』を読んでいます。他の本も読んでみようと思います。

その他の回答 (2)

回答No.2

内田 義彦『作品としての社会科学』〔岩波書店〕という本がお役に立つかと思います。読んでみてください。 http://www.amazon.co.jp/%E4%BD%9C%E5%93%81%E3%81%A8%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%AE%E7%A4%BE%E4%BC%9A%E7%A7%91%E5%AD%A6-%E5%86%85%E7%94%B0-%E7%BE%A9%E5%BD%A6/dp/4002600955/ref=sr_1_9?ie=UTF8&s=books&qid=1199273728&sr=8-9

mito3mito
質問者

お礼

回答、ありがとうございます。近所の古本屋で上書を見付けました。まだ読んでいませんが、面白そうな本です。

  • harepanda
  • ベストアンサー率30% (760/2474)
回答No.1

学者の書いた文章は、それはそれで問題が多いんです。説明がヘタクソだったり、不必要に難しい言葉を使ったり。それから、学者の文章は、外国語の概念を無理やり日本語訳したものが混ざっていることが多く、なかなかコレ!とお奨めできるものは思いつきません。ビジネス文書とは性格が違いすぎます。 新聞のコラム欄が一番よいと思います。朝日新聞の天声人語とか、毎日新聞の社説とかがお奨めです。天声人語は、短い中にウィットの富んだ文章として推奨できるでしょう。毎日新聞の社説は、理念的・観念的傾向が強くてわかりにくいという意見もあるのですが、記者が物事を良く勉強していることが分かりますし、物事の本質をズバリ突いていることが多いです。繰り返し読むというのは、新聞の報道の即時性という特性上、向いていないかもしれませんが、逆にキーワードを3つ用意して、それをもとに天声人語を書いてみろ、というトレーニングも世の中には存在します。毎日社説は、繰り返し読んでも飽きないことが多いですね。

mito3mito
質問者

お礼

回答、ありがとうございます。社説や天声人語を詳しく読むことはあまりしたことがないので、これからやってみようとおもいます。

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