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なぜ普通に用いられる経口避妊薬はプロゲステロンとエストロゲンの混合型なのでしょうか?
なぜ普通に用いられる経口避妊薬はプロゲステロンとエストロゲンの混合型なのでしょうか?どうして一方のみ含まれないのでしょうか?
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こんにちは。 ピルには高用量・中用量・低用量と3つの種類があるのをご存知かと思います。日本では近年までピルと言えば中用量、避妊に使うピルも中用量だったのですが、欧米では随分以前から避妊目的のピルは低用量が主流でした。この「用量」の多い少ないとは、エストロゲンの含有量によります。 エストロゲンは毒性が強く、ピルを飲んだ時に出る主な副作用...悪心・嘔吐、頭痛、下痢。また血栓症や血圧上昇、乳ガンのリスクも主にエストロゲンによって増加します(エストロゲンによってリスクが下がるものもある)。 避妊薬として排卵を抑制するだけであればエストロゲン単独でいいのですが、それには用量を多くする必要があります。避妊目的のピルというのは長期に服用する頻度の高いものですから上記の副作用・悪影響のリスクも上がる。そこで、なるべく低用量で目的とする作用を得るために、プロゲステロンを加えています。そうするとエストロゲンの作用を増強することができるのです。 そのような理由でピルと言えば通常、エストロゲン・プロゲステロンの合剤なんですが、「ミニピル」と言ってプロゲステロンのみで避妊するものもありますが、普通のピルに比べて飲み方がやや大変(休薬ナシ・服用時間超厳守など)なので、エストロゲン禁忌の人が避妊したい場合に限られています。
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- torayan21
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効き目の関係のようです。 下記サイトがピルには詳しいです。 http://finedays.org/pill/kind.html このサイトからの抜粋 「一般にピルといわれている薬には、黄体ホルモン剤と卵胞ホルモン剤の両方が含まれています。2つのホルモン剤が含まれているので、混合ホルモン剤といわれます。混合ホルモン剤として使用するわけは、同じ用量でも単体で使うより効き目が強くなるからです。」