そもそもなぜ「メディア規制法案」などと呼ばれるかというと、個人の情報を収集し報道することを生業とするメディアが、国にその個人の情報を保護されたら報道活動ができないだろうという反対意見です。
確かに個人情報保護法案の規制対象が報道活動に及ぶと、「この情報は報道していいですか?」「この秘密情報を取得したいのですがいいですか?」と、いちいち犯人に確認を取らなければいけないんです。これでは犯行が公になる前に言い直られてしまいます。
これらのメディア側の批判が実り、メディアの報道活動は規制対象からはずされました。
しかし、これについても問題があるんですね。他社よりもより多くの特ダネをつかもうと、マスコミの取材活動は過激になる一方です。これによって被害を受けている人がいて、マスコミの取材活動を何らかの方法で規制しなければならないという声も多いのですよ。
現在、マスコミは「自主規制」という形を取ってはいますが、現実は曖昧ですね。