デジタル雑誌などウェブ編集の経験は、出版の世界では
編集の実績には認められません。あくまでウェブ制作のス
キルとみなされます。紙とウェブはまったく違いますので。
以前は紙からウェブに行きましたが、最近は最初からウェ
ブという人も少なくないですね。
ウェブ編集出身だと、ライターになる糸口は掴めるかも
しれませんが、紙媒体の経験がないとそもそもライター
としての仕事がくる可能性もかなり少ないです。
また、紙の仕事じゃないと、ちゃんとした文章力や編集
力が身に付きません。ウェブメインのライターには、かなり
ひどい文章を書き散らかしている人も少なくありません。
※それでも仕事があるのは不思議なのですが
> どういったところにもぐりこめばいいのか悩んでいます。
あなたがまったく興味をもてない分野でなければ、入れる
ところに入るのが近道です。私の知る範囲では、蘭の専門誌
( というものがあること自体知りませんでしたが )出身とか、
エロ本出身者も珍しくありません。あと業界紙(誌)上がりの
人はけっこう見ますね。
※先日、床屋で Lightning をパラパラ読んでいたら、
スタッフを募集していました。この手の募集コーナーが
キッカケで編集者になる人も少なくないのです。
新聞の経験は雑誌には直接的には役立りませんが、どんな
職業であろうと社会人としての作法は似ていることに加えて、
文章力は付きますので、畑違いの職種からの転職よりは近道
とは言えるでしょう。
なお、テレビが普及しても新聞がなくならなかったように、
いくらウェブが普及しても雑誌など紙媒体はなくなりません。
市場の縮小はあるものの、未だに2兆円産業です。近い将来
紙媒体がなくなることはないので、紙の編集から入ることを
強くオススメします。