>何故、政府は長い間続いている低投票率に対して対策を講じないのでしょうか?
それは、政治に無関心な人が多い方が、長期的には与党に有利だからでしょう。無関心な人がたまに投票に行けば、誰に入れて良いか分からないから、とりあえず与党に入れておこう、となりますしね。
>皆さんは選挙権の放棄者、棄権者に対しての罰金制などは反対ですか?
誤解があるようですが、罰金制を導入している国は、その代わりに投票を可能にする様々な優遇措置も採っています。例えば、学生や他の地方に働きに行っている人などには、投票のための里帰り(休暇)が公に認められていますし、そのために旅費(飛行機や鉄道運賃)も安くなるシステムがあります(イタリアなど)。つまり、罰金を取ってまで投票を促すなら、それを可能にする対策も必要になるということです。
寝たきりの老人、障害者などに対する対策も必要になりますよね。
もちろん投票というのは、大事な権利ですから、対費用効果だけで考えるのは間違っています。費用がかかっても、これらのことをやるのだ、という考え方は当然成り立ちます。
ところが、それだけでもうまくいかないのです。社会的な合意の問題があります。例えば、日本で、単身赴任のお父さんが「投票のために休暇を取って帰郷します」と言えないでしょう? こうした社会的な環境も改善されないことには、罰金制は簡単には導入できないでしょうね。
お礼
こんにちは たぶん、誤解している事もあると思いますが、罰金制をとっている国にも特別の優遇措置をとっている国ととっていない国があると思います。 もちろんこの制度が何の抵抗もなくすんなりと受け入れられるとは思いませんし、そのための社会的な環境の改善だって必要かも知れません。 それはそんなに難しいことですか? やってみないで、尻込みばかりするのはどうかなと思うんですが。 やはり、日本人は現状を変えたがらない保守主義者が多いのでしょうか? ありがとうございました。