八寸というのは元々茶懐石の料理の中のものです。
お向こうから始まる茶懐石の流れの中で焼物、預鉢と進み、ご酒、はし洗い、八寸とつながるものです。
杉の片木盆(へぎぼん)で一辺が8寸と決まりがあります。
盛り込まれるものは季節のものや、山海の珍味で必ず「山水」で盛り付けされます。
八寸の上方には山や丘のもの。
下方には河や海のもの。
といった具合です。
おもてなしを考えると山山、海海はしません。
この茶懐石の八寸が会席に流れ、会席から膳料理、割烹料理にも転用されて「和風前菜の盛り合わせ」として一般的になっているようです。
京懐石を謳うお店などでも、塗りの竹の丸籠に煮物と揚げ物を盛り合わせ、「八寸料理」として出されているのが現状です。
茶懐石で検索されると下記のようなHPに当たりますのでご参考にどうぞ。
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